なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~6月30日)のわが国の経済は、雇用・所得環境の改善もあり緩やかな回復が続きましたが、輸出・生産などで弱さが見られ、力強さを欠くものとなりました。
当社グループが属する食品業界においては、景気の先行き不透明感から消費者マインドの足踏み傾向が強まっており、経営環境は厳しいものとなっております。
このような環境下にあって当社グループは、お客様の満足を第一に考え、新製品開発と既存製品の品質改善に絶え間なく取り組み、持続的な発展に向け生産性の向上と経費管理の強化を進め、売上増と利益改善につとめてまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、洋菓子事業における店舗数減による売上減少などにより、503億48百万円(対前年同期比97.5%)となりました。営業利益は単体の菓子事業における減価償却費の負担増もあり、5億19百万円(対前年同期比58.6%)、経常利益は6億61百万円(対前年同期比67.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億51百万円(対前年同期比38.2%)となり、売上、利益とも前年同期を下回りました。
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
当社単体の洋菓子においては、洋菓子チェーン店の売上確保と広域流通企業との取り組み拡大をはかることにより売上と収益性の向上につとめております。洋菓子チェーン店については、新たな店舗システムを活用して店舗の立地や規模に応じた品揃えを行うなどオペレーションの向上を進める一方、当社限定のポイントサービスを6月より楽天スーパーポイントに切り替え、来店客数の増加をはかっております。製品面では、熊本県産肥後グリーンメロンなど国産フルーツにこだわった製品を順次発売し、売上確保につとめました。店舗面では、日本橋三越本店に期間限定で開設した「西洋菓子舗 不二家」が大変好評を博しております。また、店舗改装では、立地特性を活かした喫茶併設店舗を開店しました。なお、当第2四半期連結会計期間末における不二家洋菓子チェーン店の営業店舗数は前年同期差54店減の834店となりました。
広域流通企業との取り組みについては、当社のブランドと技術力を生かした「ミルキークリームカップケーキ」や生産性の高い製造ラインを活用したファミリーパック製品を積極的に販売し、売上増加をはかることができました。
しかしながら、洋菓子チェーンにおける不採算店閉鎖による売上減少、ポイントサービス切り替えに伴う一時的な費用発生があり、単体の洋菓子では売上、利益とも前年同期を下回りました。
㈱スイートガーデンでは、チェーン店売上、直接販売に切り替えた広域流通企業向け売上とも前年同期を下回りました。利益面では物流費の増加がありましたが、製品提案の促進による売上回復、経費管理の強化による利益の改善につとめております。
㈱ダロワイヨジャポンでは、同社の主力製品であるマカロンで「生マカロン」を発売し、好評を得ております。主力店舗閉鎖の影響もあり、売上は前年同期を下回りましたが、店舗シフトのきめ細かい管理による人件費の適正化などにより利益の改善を進めることができました。
この結果、洋菓子類の売上高は、118億49百万円(対前年同期比89.6%)となりました。
レストランでは、お客様の健康志向に対応してサラダメニューを充実させるなど、メニューを刷新したことに加え、5月の大型連休には改元祝い特別メニューを導入して集客をはかりました。大型店の改装に伴う休業や前期の店舗閉鎖の影響もあり、売上高は28億76百万円(対前年同期比94.7%)と、前年同期を下回るなか、販売管理費の削減に継続的に取り組むとともに、個店毎の損益管理の強化をはかり、利益の改善につとめております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は147億26百万円(対前年同期比90.5%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、主力ブランドの拡販に取り組むとともに、新製品開発を推進し、売上拡大をはかりました。製品面では、『健康・グルメ』をテーマに、主力ブランドを横断して、初夏に向けては「ルック2(チョコミント食べくらべ)」をはじめ清涼感あるミントと組み合わせた製品、盛夏に向けては塩分を補給できる「レモンスカッシュキャンディプラス塩」などの製品を発売しました。改元にあたっては、平成に流行した4種のスイーツをイメージした「ルック(平成スイーツ4)」を発売し売上に寄与しました。さらに「カントリーマアム」では、冷やす・凍らせるという食べ方提案のもと「冷やしカントリーマアム」シリーズなどの新製品を順次発売するとともに、発売35周年の本年を機に、過去に発売した35種類を対象とした人気投票キャンペーンを開始して売上拡大をはかっております。その結果、前年同期の売上を上回ることができました。しかしながら利益面では、販売促進費の増加や、前期に拡充した主力生産ラインの安定稼働に時間を要したこと、当該ラインの減価償却費の負担増もあり、前年同期を下回りました。
不二家(杭州)食品有限公司では、中国におけるインターネット通販の拡大など市場変化に対応すべく、販売代理店との連携強化をはかり拡販につとめました。また、6月下旬からは新たにビスケット類の製造・販売を開始しました。その結果、人民元ベースでは売上、利益とも前年同期の実績を上回りました。
この結果、製菓事業における菓子の売上高は、310億28百万円(対前年同期比100.1%)となりました。
飲料については、既存製品が順調に売上を伸ばしたことに加え、新製品「ネクタースパークリングピーチ&シトラス380ml」、受託生産製品の売上も寄与し、売上高は32億45百万円(対前年同期比101.9%)と前年同期の実績を上回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、342億73百万円(対前年同期比100.3%)となりました。
<その他>
その他事業は、キャラクターグッズ販売及びライセンス事業、不動産賃貸事業並びに㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は前年同期を上回り、13億48百万円(対前年同期比114.4%)となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
流動資産は310億84百万円で、主に受取手形及び売掛金や棚卸資産の減により前連結会計年度末に比べ44億34百万円減少いたしました。固定資産は367億89百万円で、主に有形固定資産の増により、前連結会計年度末に比べ7億14百万円の増加となりました。
この結果、総資産は678億74百万円で前連結会計年度末に比べ37億19百万円減少いたしました。
また、流動負債は151億37百万円で、主に支払手形及び買掛金や未払金の減により前連結会計年度末に比べ30億88百万円減少いたしました。固定負債は47億29百万円で、主に長期借入金の返済により前連結会計年度末に比べ2億43百万円減少いたしました。
この結果、負債は合計198億66百万円で、前連結会計年度末に比べ33億32百万円減少いたしました。
純資産は480億8百万円で、主に利益剰余金の減により前連結会計年度末に比べ3億87百万円減少いたしました。
次に、当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、45億円(前年同四半期は16億90百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、37億94百万円(前年同四半期は29億75百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の預け入れや有形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、5億90百万円(前年同四半期は24億64百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済によるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、145億98百万円となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2億1百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。