第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2019年1月1日~9月30日)のわが国の経済は、雇用・所得環境の改善もあり緩やかに回復しておりますが、輸出・生産などで弱さが見られ、力強さを欠くものとなりました。

当社グループが属する食品業界においては、10月の消費税率引上げもあり、景気の先行き不透明感から消費者マインドが停滞、加えて災害や天候不順も影響し、経営環境は厳しいものとなっております。

このような環境下にあって当社グループは、お客様の満足を第一に考え、新製品開発と既存製品の品質改善に絶え間なく取り組み、持続的な発展に向け生産性の向上と経費管理の強化を進めてまいりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、729億35百万円(対前年同期比97.3%)となりました。営業利益は1億61百万円(対前年同期比18.6%)、経常利益は4億69百万円(対前年同期比43.5%)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億58百万円(前年同期は3億23百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となり、売上、利益とも前年同期を下回りました。

 

当社グループのセグメントの概況は次のとおりであります。

 

 

 

 

当第3四半期連結累計期間

前第3四半期連結累計期間

対前年
同期比

増減

2019年1月 1日から
2019年9月30日まで

2018年1月 1日から
2018年9月30日まで

売上高

構成比

売上高

構成比





 

百万円

百万円

百万円

洋菓子

16,826

23.1

18,822

25.1

89.4

△1,995

レストラン

4,387

6.0

4,586

6.1

95.7

△198

21,214

29.1

23,408

31.2

90.6

△2,194




菓 子

45,233

62.0

45,129

60.2

100.2

103

飲 料

4,383

6.0

4,619

6.2

94.9

△236

49,616

68.0

49,749

66.4

99.7

△132

その他

2,104

2.9

1,792

2.4

117.4

312

合   計

72,935

100.0

74,949

100.0

97.3

△2,104

 

(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。

 

<洋菓子事業>

当社単体の洋菓子においては、洋菓子チェーン店の売上確保と広域流通企業との取り組み拡大をはかっております。洋菓子チェーン店では、「厳選10品」として選定した特に人気の高い定番商品を中心に、新たな店舗システムを活用して立地や店舗規模に応じて的確な品揃えを進めるとともに、6月より楽天スーパーポイントに切り替えた店舗のポイントサービスを活用して新規顧客の獲得にも取り組みました。製品面では、産地にこだわったフルーツを使用するなど高付加価値のプレミアムシリーズのほか、話題のタピオカを取り入れたドリンクを店頭で製造・販売し、売上確保につとめました。店舗面では、当社がスーパー等に製品を納入し、販売は納入先が行う「納品店」の店舗数増に着手しました。また、日本橋三越本店に期間限定で開設した「西洋菓子舗不二家」の売上好調を受け、9月にはJR京都伊勢丹に2号店を出店し、こちらも好評を博しております。なお、当第3四半期連結会計期間末における不二家洋菓子チェーン店の営業店舗数は前年同期差44店減の830店となりました。

広域流通企業との取り組みについては、フローズンタイプのシュークリームなど当社のブランドと技術力を生かした製品や生産性の高い製造ラインを活用したファミリーパック製品を積極的に販売し、夏場に一時的な低下はあったものの、売上は前年同期を上回ることができました。

しかしながら、洋菓子チェーン店における不採算店閉鎖による売上減少、人件費の高騰やポイントサービス切り替えに伴う一時的な費用負担増があり、単体の洋菓子では売上、利益とも前年同期を下回りました。

 

㈱スイートガーデンでは、不採算店の閉鎖によるチェーン店の売上減少が影響し、前年同期の売上を下回りましたが、広域流通企業向け製品の売上は、新規取引先の開拓、販売地域の拡大及び新製品提案の促進により着実に拡大しております。利益面では物流費の増加がありましたが、経費管理を強化し改善を進めております。

 

㈱ダロワイヨジャポンでは、同社の主力製品であるマカロンが、「生マカロン」の寄与もあり好調に推移しました。主力店舗の閉鎖や低採算のカタログ販売の一部を中止したことにより、売上は前年同期を下回りましたが、人件費の適正化や物流の合理化などにより利益の改善を進めることができました。

 

この結果、洋菓子類の売上高は、168億26百万円(対前年同期比89.4%)となりました。

 

レストランでは、お客様の健康志向に対応した季節ごとのメニュー改定により集客をはかりました。しかしながら第3四半期は天候不順などにより来店客数が減少し、売上高は43億87百万円(対前年同期比95.7%)となりました。利益面でも、人件費高騰やポイントサービス切り替えに伴う費用負担増があり、前年同期を下回りました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は212億14百万円(対前年同期比90.6%)となりました。

 

 <製菓事業>

 当社単体の菓子においては、主力ブランドの拡販に取り組むとともに、新製品開発を推進した結果、好調なビスケット類を中心に前年同期の売上を上回ることができました。製品面では、『健康・グルメ』をテーマに、主力ブランドで季節に応じたチョコミント製品、塩分補給製品を発売、需要が伸びる秋に向けて種子島産安納芋や茨城県産和栗を使用した新製品を発売しました。発売35周年を迎えたカントリーマアムでは、「冷やしカントリーマアム」の拡販に加え、チョコクッキーにアーモンドとミルクチョコレートを合わせた「カントリーマアムリッチチョコ」などの新製品を順次発売しました。また、「ホームパイ大人のリッチチョコ」をはじめ主力製品の包装形態を充実させて各小売業態への導入促進に取り組んでおります。しかしながら利益面では、販売促進費の増加や生産ラインの減価償却費の負担増もあり、前年同期を下回りました。

 

不二家(杭州)食品有限公司では、中国におけるインターネット通販の拡大など市場変化に対応すべく、販売代理店との連携を強化して拡販につとめました。主力のポップキャンディの販売が好調なことに加え、6月下旬から製造・販売を開始したビスケット類の寄与もあり、人民元ベースでは売上、利益とも前年同期の実績を上回りました。

 

この結果、製菓事業における菓子の売上高は、452億33百万円(対前年同期比100.2%)となりました。

 

飲料については、既存主力製品の販売に注力するとともに、「ソルティレモンスカッシュ」などの新製品を順次発売しました。しかしながら夏場の天候不順が大きく影響し、売上高は43億83百万円(対前年同期比94.9%)と厳しい実績となりました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、496億16百万円(対前年同期比99.7%)となりました。
 

<その他>

その他事業は、キャラクターグッズ販売及びライセンス事業、不動産賃貸事業並びに㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は好調に推移し、21億4百万円(対前年同期比117.4%)と前年同期を上回りました。

 

財政状態は、次のとおりであります。

流動資産は303億65百万円で、主に受取手形及び売掛金の減により前連結会計年度末に比べ51億53百万円減少いたしました。固定資産は368億69百万円で、主に有形固定資産の増により、前連結会計年度末に比べ7億93百万円の増加となりました。

 この結果、総資産は672億34百万円で前連結会計年度末に比べ43億59百万円減少いたしました。

また、流動負債は150億26百万円で、主に支払手形及び買掛金や未払金の減により前連結会計年度末に比べ31億99百万円減少いたしました。固定負債は46億7百万円で、主に長期借入金の返済により前連結会計年度末に比べ3億64百万円減少いたしました。

この結果、負債は合計196億34百万円で、前連結会計年度末に比べ35億64百万円減少いたしました。

純資産は475億99百万円で、主に利益剰余金や為替換算調整勘定の減により前連結会計年度末に比べ7億95百万円減少いたしました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2億99百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。