当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~6月30日)のわが国の経済は、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症の影響により急速な悪化が続いており、極めて厳しい状況にあります。景気の先行きについては当面不透明な状況が続くと想定されます。
当社グループが属する食品業界においては、経営環境は厳しいものとなっており、特に飲食業においては、外出自粛や休業要請による営業自粛が大きく影響しております。
このような環境下にあって当社グループは、出勤前検温等の個人衛生管理を強化するなど従業員の健康維持につとめ、恒常的にテレワーク・Web会議を導入するなど新しい生活様式への対応を進めて第1四半期に落ち込んだ売上の回復と生産性の維持・向上をはかりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、469億84百万円(対前年同期比93.3%)と単体洋菓子を中心に回復傾向ではありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるレストラン部門や第1四半期に停滞した中国事業の売上減少が大きく、前年同期の実績を上回ることはできませんでした。利益面では、営業利益は2億87百万円(対前年同期比55.3%)、経常利益は4億43百万円(対前年同期比67.1%)、親会社株主に帰属する四半期純損失は新型コロナウイルス感染拡大の影響による特別損失を計上したこともあり、1億71百万円(前年同期は1億51百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、単体の営業利益、経常利益及び四半期純利益は前年同期の実績を上回ることができ、着実に回復に向かっております。
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
当社単体の洋菓子においては、ここ数年苦戦が続いておりました洋菓子チェーン店について「おうち時間スイーツ応援」と題して、ご家庭で楽しく過ごす時間を応援する施策や旬のフルーツを使用した新製品を順次発売するなど、週間の施策を実行することで常に変化のある売場作りを行い、来店客数増をはかりました。その結果、当第2四半期連結会計期間では既存店の客数が前年同期を上回るまで回復いたしました。店舗面では、前期より新しい販路を求めて開設増に取り組んでいる納品店(当社が食品スーパー等に製品を納入して販売は納入先が行う店舗)は着実にその数を増やしており、当期は第2四半期末までに76店増加し、洋菓子事業の売上確保に寄与しました。これにより不二家洋菓子店の営業店舗数は増加に転じ、当第2四半期連結会計期間末において前年同期差34店増の868店となりました。
広域流通企業との取り組みについては、生産性の高い製造ラインを活用したファミリーパック製品や当社の技術力を生かした製品提案を積極的に行いましたが、コンビニエンスストア等における来店客数減少から新製品の導入が減速し、売上を伸長させることはできませんでした。
単体の洋菓子は外出自粛や休業・営業時間短縮の影響により苦戦しましたが、4月以降は各種施策の効果により既存店売上が前年同期の実績を上回り、利益面では当第2四半期連結累計期間において前年同期の実績を上回ることができました。
㈱スイートガーデンでは、広域流通企業向け製品の売上は、新製品提案の促進により採用製品数を維持し、着実に伸長しておりますが、チェーン店の売上減少が影響し、前年同期の売上を下回りました。この対策として同社チェーン店において不二家製品の取り扱い増に取り組み、課題であったケーキ類の売上伸長をはかるなど政策を変更しスイートガーデン全体売上の向上につとめております。
㈱ダロワイヨジャポンでは、6月上旬には全店が営業を再開しましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けた主要な出店先であるターミナル駅、百貨店内店舗の休業や営業時間短縮の影響が大きく、売上は前年同期を上回ることはできませんでした。企業向け社内販売も中止となる中、インターネット通販の品揃え充実、百貨店カタログへの掲載促進などの対策を講じて売上の回復をはかっております。利益面では販売管理費の抑制により、着実に改善を進めることができました。
この結果、洋菓子類の売上高は、111億22百万円(対前年同期比93.9%)となりました。
レストランでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国に5店舗を出店しているお子様向け集客施設をはじめ、全48店舗中19店が休業を余儀なくされました。また、出店先商業施設の営業時間短縮等も大きく影響し、売上高は19億53百万円(対前年同期比67.9%)となりました。このような中、スイーツバイキング等ケーキ類の拡販や料理のテイクアウトシステムを導入して売上回復をはかっております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は130億75百万円(対前年同期比88.8%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、『健康・グルメ』をテーマに「ルック」や「カントリーマアム」のブランドを活用して素材にこだわった製品を発売、「ミルキーチョコレート」や「ホームパイ」では他社ブランドとコラボレーションを行うなど話題性ある製品を順次発売しました。また、環境に配慮し、プラスチック包材等のダウンサイジングにも取り組みました。しかしながら、店頭での販売促進活動の自粛や販売先の営業時間短縮等の影響により新製品の導入が減速し、テレワーク増加の影響で個人向け製品の売れ行きが不振となり、前年同期の売上を上回ることはできませんでした。一方で、巣ごもり需要によりファミリー向け製品の売上は好調に推移し、同時に生産性の向上・配荷の促進につとめた結果、利益面では前年同期の実績を上回ることができました。
不二家(杭州)食品有限公司では、新型コロナウイルスの感染拡大により、工場の操業停止を余儀なくされた期間もありましたが、従業員の健康管理状況が現地政府に評価され、いち早く稼働を再開することができ、3月中旬以降、ほぼ通常の生産体制に復帰しました。中国における工場閉鎖や経済活動停滞の影響により、売上・利益とも前年同期の実績を下回りましたが、インターネット通販の拡大をはかるなどの施策を進め、4月以降は前年同期を上回る業績となり、売上・利益ともに回復傾向となりました。
この結果、製菓事業における菓子の売上高は、299億5百万円(対前年同期比96.4%)となりました。
飲料については、既存主力製品の販売に注力しましたが、外出自粛による自販機売上の減少や店頭での販促活動の縮小が大きく影響し、売上高は25億38百万円(対前年同期比78.2%)と厳しい実績となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、324億44百万円(対前年同期比94.7%)となりました。
<その他>
その他事業は、キャラクターグッズ販売及びライセンス事業、不動産賃貸事業並びに㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は14億64百万円(対前年同期比108.6%)と前年同期を上回りました。
財政状態は、次のとおりであります。
流動資産は303億89百万円で、主に受取手形及び売掛金や棚卸資産の減により前連結会計年度末に比べ46億18百万円減少いたしました。固定資産は358億29百万円で、主に有形固定資産や無形固定資産の減により、前連結会計年度末に比べ8億8百万円の減少となりました。
この結果、総資産は662億19百万円で前連結会計年度末に比べ54億26百万円減少いたしました。
また、流動負債は134億32百万円で、主に支払手形及び買掛金や未払金の減により前連結会計年度末に比べ42億66百万円減少いたしました。固定負債は41億45百万円で、主に長期借入金やリース債務の返済により前連結会計年度末に比べ3億77百万円減少いたしました。
この結果、負債は合計175億77百万円で、前連結会計年度末に比べ46億43百万円減少いたしました。
純資産は486億41百万円で、主に利益剰余金の減により前連結会計年度末に比べ7億82百万円減少いたしました。
次に、当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、54億4百万円(前年同四半期は45億円の獲得)となりました。これは主に売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、7億38百万円(前年同四半期は37億94百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、11億33百万円(前年同四半期は5億90百万円の使用)となりました。これは主に配当金の支払や借入金の返済によるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、147億42百万円となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2億2百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)主要な設備
当第2四半期連結累計期間における重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。
(注)完成後の増加能力については生産品目の詳細が未定のため記載しておりません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。