第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(平成28年1月1日~平成28年9月30日)におけるわが国経済は、円高や中国経済の減速の影響もあり企業収益の厳しさが増すなかで、個人消費は低調に推移しました。

当業界におきましては、お客様の節約志向が強まるなかで、夏場の天候不順の影響もあり売上が伸び悩む厳しい経営環境となりました。

このような情勢下にありまして、当社グループは、品質向上と新製品開発に積極的に取り組み、「厳撰100品」を中心とした主力製品の拡販につとめるとともに、市場動向に即応した高品質・高付加価値製品や値頃感のある製品を発売するなど、営業・生産が一体となった部門別製品戦略・営業戦略を推進してまいりました。

デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、当社グループの総力を挙げて「ヤマザキベストセレクション」を中心にパン、和洋菓子、米飯、サンドイッチ、調理麺の品質向上と新製品開発に取り組むとともに、ベーカリーコーナーの品揃えの強化をはかるなど、店舗売上の増加をめざしました。また、デイリーヤマザキのリージョンと当社の各工場が一体となって店舗運営の改善や店舗開発につとめました。

平成28年9月1日に商号を変更し新たにスタートしたヤマザキビスケット㈱は、長年培った技術をもとに新たな製法を用いた新クラッカー「ルヴァン」、「ルヴァンクラシカル」やサンドビスケットシリーズ「YBCスタンドパック」などの新製品を発売し、広告宣伝を活用するなど積極的な販売活動を実施しました。また、当社グループも総力を挙げて、新ブランドYBCの取扱拡大につとめ、市場への浸透をはかりました。

当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は7,726億80百万円(対前年同期比101.7%)、営業利益は258億84百万円(対前年同期比143.4%)、経常利益は263億41百万円(対前年同期比141.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は125億34百万円(対前年同期比192.5%)となり、増収増益となりました。

 

 

セグメントの業績は以下のとおりであります。

セグメントの名称

区分

金額(百万円)

前年同四半期比(%)

食品事業

食パン

72,294

102.5

 

菓子パン

267,031

101.3

 

和菓子

51,349

102.1

 

洋菓子

94,897

100.4

 

調理パン・米飯類

112,591

104.6

 

製菓・米菓・その他商品類

120,979

102.5

 

食品事業計

719,144

102.1

流通事業

46,166

96.6

その他事業

 

7,369

104.5

合計

772,680

101.7

 

 

<食品事業>
食品事業の主要製品別の売上状況は次のとおりであります。

①食パン部門(売上高722億94百万円、対前年同期比102.5%)
  食パンは、「ロイヤルブレッド」、「超芳醇」、「ダブルソフト」の3大ブランドを中心に、品質訴求による取扱拡大をはかるとともに、高品質・高付加価値製品の「レーズンゴールド」、「チーズゴールド」の拡販につとめましたところ、数量・販売単価ともに上昇し好調な売上となりました。

②菓子パン部門(売上高2,670億31百万円、対前年同期比101.3%)
  菓子パンは、4月より食材食パンに使用する小麦粉のグレードを上げ品質を向上した「ランチパック」が回復し、「ホワイトデニッシュショコラ」などのペストリーが伸長するとともに、食卓ロールの新製品「北海道産小麦のバターロール」が大きく寄与し、順調な売上となりました。

③和菓子部門(売上高513億49百万円、対前年同期比102.1%)
  和菓子は、串団子や大福が順調に推移するとともに、製品ラインアップを充実した「山崎謹製」シリーズが寄与し、好調な売上となりました。

④洋菓子部門(売上高948億97百万円、対前年同期比100.4%)
  洋菓子は、季節製品を投入しラインアップを充実した「プレミアムスイーツ」が大きく伸長するとともに、「やわらか卵のシフォンケーキ」などのスナックケーキが伸長し、前年同期の売上を確保しました。

⑤調理パン・米飯類部門(売上高1,125億91百万円、対前年同期比104.6%)
  調理パン・米飯類は、㈱サンデリカにおいてコンビニエンスストアチェーンとの取引が拡大したことにより、大幅な売上増となりました。

⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高1,209億79百万円、対前年同期比102.5%)
  製菓・米菓・その他商品類は、ヤマザキビスケット㈱の「チップスター」、「エアリアル」などのスナックが好調に推移するとともに、㈱不二家の「カントリーマアム」や「ホームパイ」が順調に推移しました。

以上の結果、食品事業の売上高は7,191億44百万円(対前年同期比102.1%)、営業利益は252億17百万円(対前年同期比139.1%)となりました。

 

<流通事業>
  デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、新規店舗の開発に積極的に取り組み、7月以降店舗数は増加に転じましたものの、直営店の減少もあり、営業総収入は461億66百万円(対前年同期比96.6%)となりました。一方では、既存店売上が回復傾向となり、また直営店の重点管理を拡大して収益改善をはかったことにより、営業損失は7億48百万円(前年同期は12億26百万円の営業損失)となりました。

 

<その他事業>
  その他事業につきましては、売上高は73億69百万円(対前年同期比104.5%)、営業利益は10億52百万円(対前年同期比137.1%)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は6,688億20百万円で、前連結会計年度末に対して321億76百万円減少しました。流動資産は2,313億73百万円で、受取手形及び売掛金の減少等により、前連結会計年度末に対して262億96百万円減少しました。固定資産は4,374億47百万円で、投資有価証券の減少等もあり、前連結会計年度末に対して58億80百万円減少しました。負債合計は3,695億52百万円で、前連結会計年度末に対して支払手形及び買掛金の減少や借入金の返済による減少等もあり、358億29百万円減少しました。純資産は2,992億67百万円で、その他有価証券評価差額金が減少しましたが、利益剰余金の増加等もあり、前連結会計年度末に対し36億53百万円増加しました。
  この結果、自己資本比率は41.29%となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は55億97百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 主要な設備

①  当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

資金

調達
方法

着手年月

完了予定
年月

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

提出会社

神戸冷生地事業所
(神戸市西区)

食品事業

冷凍生地生産設備

890

自己資金

平成28年12月

平成28年12月

生産能力
250百万円/月

古河工場
(茨城県古河市)

食品事業

受変電設備

396

自己資金

平成29年6月

平成30年12月


(注)1

岡山工場
(岡山県総社市)

食品事業

食パン生産設備

245

自己資金

平成29年5月

平成29年5月

生産能力
5%増加

松戸工場

松戸第二工場
(千葉県松戸市)

食品事業

菓子パン生産設備

250

自己資金

平成28年12月

平成28年12月

生産能力
12%増加

不二家(杭州)
食品有限公司

本社工場
(中国浙江省杭州市)

食品事業

製菓生産設備

882

794

自己資金

平成28年8月

平成28年12月

生産能力
154,000本/h

㈱サンデリカ

相模原事業所
(神奈川県相模原市)

食品事業

炊飯生産設備

780

自己資金

平成28年10月

平成29年3月

生産能力
84釜/h

㈱ヴイ・ディ-・エフ・サンロイヤル

春日部事業所
(埼玉県春日部市)

食品事業

冷凍生地生産設備

1,090

自己資金

平成29年4月

平成29年8月

生産能力
20,000個/h

 

 (注)1  受変電設備の更新のため、生産能力の増加はありません。

     2  本明細は、消費税等を除いて表示しております。

 

 

②  前連結会計年度末及び当第3四半期連結累計期間において計画中であった重要な設備について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

金額
(百万円)

完了年月

提出会社

千葉工場
(千葉市美浜区)

食品事業

菓子パン生産設備

542

平成28年6月

埼玉工場埼玉第二東村山工場
(東京都東村山市)

食品事業

食パン生産設備

217

平成28年7月

古河工場
(茨城県古河市)

食品事業

食パン生産設備

286

平成28年9月

千葉工場
(千葉市美浜区)

食品事業

土地(2,654㎡)

412

平成28年9月

㈱サンデリカ

福岡事業所
(福岡県古賀市)

食品事業

炊飯生産設備

630

平成28年4月

 

 (注) 本明細は、消費税等を除いて表示しております。