第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間(平成29年1月1日~平成29年6月30日)におけるわが国経済は、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、個人消費は緩やかに持ち直しているものの実質賃金の伸び悩みもあり力強さを欠くものとなりました。
  当業界におきましては、お客様の節約志向が根強い市場環境の下で販売競争が激化する厳しい経営環境となりました。
  このような情勢下にありまして、当社グループは、品質向上と新製品開発に積極的に取り組み、「厳撰100品」を中心とした主力製品の取扱拡大につとめるとともに、高品質・高付加価値製品を開発する一方で値頃感のある製品を投入して消費の二極化への対応をはかるなど、営業・生産が一体となった部門別製品戦略・営業戦略を推進してまいりました。
  デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、当社グループの総力を挙げて「ヤマザキベストセレクション」を中心にパン、和洋菓子、米飯、サンドイッチ、調理麺の品質向上と新製品開発に取り組むとともに、焼きたてパンや手づくりの弁当・サンドイッチの品揃えの強化をはかるなど、店舗売上の増加をめざしました。また、デイリーヤマザキのリージョンと各工場が一体となって、重点管理店を中心に店舗運営の改善を推進し、重点エリアを設定した店舗開発や、店内加工機能の導入など店舗機能強化のための改装に取り組みました。
  当社は、デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業において、下請代金支払遅延等防止法に違反する行為が認められたとして、平成29年5月10日に公正取引委員会から勧告を受けました。当社は、今回の勧告を真摯に受け止め、役員及び全従業員に対し勧告内容を周知徹底するとともに、社内研修を実施するなど再発防止と法令遵守の徹底につとめてまいります。
  当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は5,229億79百万円(対前年同期比100.4%)、営業利益は168億16百万円(対前年同期比86.4%)、経常利益は178億23百万円(対前年同期比90.2%)となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は法人税率引下げに伴う税負担の軽減もあり、105億3百万円(対前年同期比111.8%)となりました。

 

 

セグメントの業績は以下のとおりであります。

セグメントの名称

区分

金額(百万円)

前年同四半期比(%)

食品事業

食パン

50,766

101.0

 

菓子パン

180,797

99.3

 

和菓子

34,334

101.0

 

洋菓子

66,566

100.1

 

調理パン・米飯類

76,280

105.8

 

製菓・米菓・その他商品類

79,632

98.3

 

食品事業計

488,378

100.5

流通事業

29,445

98.3

その他事業

 

5,155

107.4

合計

522,979

100.4

 

 

<食品事業>
食品事業の主要製品別の売上状況は次のとおりであります。

①食パン部門(売上高507億66百万円、対前年同期比101.0%)
  食パンは、「ロイヤルブレッド」、「超芳醇」、「ダブルソフト」の3大ブランドを中心に売場づくりを推進し品質訴求による拡販につとめ、新製品「ロイヤルブレッドプレミアム」を発売しブランド力の強化をはかりました。また、「レーズンゴールド」、「チーズゴールド」に加え、新製品「チョコゴールド」を投入してゴールドシリーズの取扱拡大をはかり、食パン全体で数量・販売単価ともに上昇し、順調な売上となりました。
②菓子パン部門(売上高1,807億97百万円、対前年同期比99.3%)
  菓子パンは、お客様の節約志向の影響が強まる厳しい状況の中で、ヤマザキ菓子パンや「ミニスナックゴールド」など主力製品の品質向上をはかるとともに、ヤマザキグループ独自の技術とルヴァン種を活用したハードロールの新製品「パン・オ・ルヴァン」シリーズを発売するなど売上の回復をはかりましたが、コンビニエンスストア向けドーナツの売上減少の影響が大きく、前年同期の売上を下回りました。
③和菓子部門(売上高343億34百万円、対前年同期比101.0%)
  和菓子は、主力の串団子や大福、まんじゅうが堅調に推移するとともに、品質向上した「ホットケーキサンド」が伸長し、順調な売上となりました。
④洋菓子部門(売上高665億66百万円、対前年同期比100.1%)
  洋菓子は、2個入り生ケーキなどのチルドケーキが堅調に推移するとともに、スペシャルシリーズなどのスナックケーキが好調に推移し、前年同期の売上を確保しました。
⑤調理パン・米飯類部門(売上高762億80百万円、対前年同期比105.8%)
  調理パン・米飯類は、食パンの品質を向上させたサンドイッチが、デイリーヤマザキを中心にコンビニエンスストアチェーンでの取扱が拡大し大きく伸長するとともに、㈱サンデリカの大手量販店やコンビニエンスストアチェーンとの取引が拡大し、大幅な売上増となりました。

⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高796億32百万円、対前年同期比98.3%)
  製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家の「カントリーマアム」や㈱東ハトの「オールレーズン」などが好調に推移しました。ヤマザキビスケット㈱は、主力製品の「チップスター」や前期に発売した「ルヴァン」、「YBCスタンドパック」などの取扱拡大につとめましたが、ビスケット、クラッカーの売上逸失が大きく、売上減となりました。
  以上の結果、食品事業の売上高は4,883億78百万円(対前年同期比100.5%)、営業利益は165億64百万円(対前年同期比85.1%)となりました。

 

 

<流通事業> 

  デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、直営店舗数の減少もあり営業総収入は294億45百万円(対前年同期比98.3%)、営業損失は8億13百万円(前年同期は9億83百万円の営業損失)となりました。

 

<その他事業>

  その他事業につきましては、売上高は51億55百万円(対前年同期比107.4%)、営業利益は8億1百万円(対前年同期比116.2%)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は6,831億36百万円で、前連結会計年度末に対して207億49百万円減少しました。流動資産は2,239億91百万円で、受取手形及び売掛金の減少等により、前連結会計年度末に対して270億54百万円減少しました。固定資産は4,591億45百万円で、有形固定資産の新規取得や、投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に対して63億5百万円増加しました。負債合計は3,701億88百万円で、支払手形及び買掛金等の支払債務の減少や借入金の返済による減少等もあり、前連結会計年度末に対して307億75百万円減少しました。純資産は3,129億48百万円で、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に対して100億26百万円増加しました。
  この結果、自己資本比率は42.32%となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益168億23百万円に加え、減価償却費176億40百万円、売上債権額の減少240億91百万円などにより431億14百万円のプラスとなりました。前年同期に対しては19億88百万円収入が減少しました。
  投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得などにより326億17百万円のマイナスとなり、前年同期に対しては163億17百万円支出が増加しました。
  財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払などにより134億51百万円のマイナスとなりましたが、前年同期に対しては19億円支出が減少しました。
  以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は1,014億10百万円となり、前連結会計年度末に対しては29億33百万円の減少となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は39億86百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(6) 主要な設備

①  当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

資金
調達
方法

着手年月

完了予定
年月

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

提出会社

福岡工場
(福岡県古賀市)

食品事業

受変電設備

395

自己資金

平成29年8月

平成30年9月


(注)1

松戸工場
(千葉県松戸市)

食品事業

受変電設備

321

自己資金

平成29年10月

平成30年11月


(注)1

名古屋工場
(名古屋市西区)

食品事業

食パン生産設備

318

54

自己資金

平成29年6月

平成29年7月

生産能力
636百万円/月

武蔵野工場
(東京都東久留米市)

食品事業

菓子パン生産設備

310

自己資金

平成29年7月

平成29年9月

生産能力
235百万円/月

広島工場
(広島市安佐北区)

食品事業

食パン生産設備

220

自己資金

平成29年12月

平成29年12月

品質安定、
生産性向上

千葉工場
(千葉市美浜区)

食品事業

洋菓子生産設備

215

131

自己資金

平成29年5月

平成29年8月

生産能力
133百万円/月

 

 (注)1  受変電設備の更新のため、生産能力の増加はありません。

     2  本明細は、消費税等を除いて表示しております。

 

②  前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

金額
(百万円)

完了年月

提出会社

神戸冷生地事業所
(神戸市西区)

食品事業

冷凍生地生産設備

879

平成29年2月

㈱サンデリカ

宇都宮事業所
(栃木県宇都宮市)

食品事業

調理パン生産設備

1,044

平成29年3月

相模原事業所
(相模原市緑区)

食品事業

炊飯生産設備

572

平成29年3月

 

 (注) 本明細は、消費税等を除いて表示しております。