文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間(平成30年1月1日~平成30年3月31日)におけるわが国経済は、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、個人消費は実質賃金の伸び悩みもあり力強さを欠きました。
当業界におきましては、お客様の節約志向が根強い市場環境の下で販売競争が激化するとともに、物流コストの上昇により収益が圧迫される厳しい経営環境となりました。
このような情勢下にありまして、当社グループは、品質向上と新製品開発に積極的に取り組み、「厳撰100品」を中心とした主力製品の拡販につとめるとともに、高品質・高付加価値製品を開発する一方で、お客様の節約志向に対応した値頃感のある製品を投入するなど、営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を推進し、売上拡大をはかってまいりました。
また、本年2月1日には、「春のパンまつり」のスタートと同時に新設の神戸工場が竣工稼働し、食パン、菓子パンの主力製品を集中生産し、関西地区一円に製品供給を開始しました。神戸工場の稼働を期して新ラインの重点製品を全工場・全業態で拡販し、お蔭様をもちまして新工場は順調なスタートを切ることができました。
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、デイリーヤマザキのリージョンと各工場が一体となって、店舗運営の改善を推進するとともに、ベーカリー機能の導入など店舗機能強化のための改装に取り組み、店舗売上の増加をめざしました。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は2,625億42百万円(対前年同期比102.4%)となりましたが、物流費や販売経費の増加に加え、神戸工場稼働に伴う一時費用の発生や減価償却費の負担増もあり、営業利益は74億39百万円(対前年同期比93.6%)、経常利益は74億57百万円(対前年同期比91.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は37億50百万円(対前年同期比80.4%)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
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セグメントの名称 |
区分 |
金額(百万円) |
前年同四半期比(%) |
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食品事業 |
食パン |
24,062 |
101.5 |
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菓子パン |
91,596 |
101.5 |
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和菓子 |
17,935 |
98.2 |
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洋菓子 |
35,012 |
102.0 |
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調理パン・米飯類 |
37,129 |
106.5 |
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製菓・米菓・その他商品類 |
40,223 |
105.0 |
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食品事業計 |
245,960 |
102.6 |
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流通事業 |
13,940 |
98.4 |
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その他事業 |
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2,641 |
105.8 |
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合計 |
262,542 |
102.4 |
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<食品事業>
食品事業の主要製品別の売上状況は次のとおりであります。
①食パン部門(売上高240億62百万円、対前年同期比101.5%)
食パンは、「ロイヤルブレッド」、「超芳醇」、「ダブルソフト」の3大ブランドを中心に取扱拡大につとめ、「ダブルソフト」につきましては本年1月に発売した健康志向製品の「ダブルソフト全粒粉」が寄与して大幅に伸長しました。食パンの売上は、数量・販売単価ともに上昇したことに加え、品質を向上させたサンドイッチ用食パンが伸長し、順調に推移しました。
②菓子パン部門(売上高915億96百万円、対前年同期比101.5%)
菓子パンは、具材を充実させた新規格のコッペパンが大きく伸長し、おいしさを凝縮した新規格の「チョコスティック」などの寄与もありスナックスティックが伸長するとともに、「塩バターフランスパン」など当社独自の技術でルヴァン種を使用した製品が好調に推移するなど、順調な売上となりました。
③和菓子部門(売上高179億35百万円、対前年同期比98.2%)
和菓子は、主力の「北海道チーズ蒸しケーキ」が堅調に推移し、中華まんの「具たっぷり」シリーズが伸長しましたが、「苺大福」などの季節製品の伸び悩みもあり、前年同期の売上を下回りました。
④洋菓子部門(売上高350億12百万円、対前年同期比102.0%)
洋菓子は、主力の2個入り生ケーキや「まるごとバナナ」などのチルドケーキが伸長するとともに、大きなシューシリーズなどシュークリームが大きく伸長し、順調な売上となりました。
⑤調理パン・米飯類部門(売上高371億29百万円、対前年同期比106.5%)
調理パン・米飯類は、食パンの品質を向上させたサンドイッチや、「こだわりソースの焼きそばパン」など具材を充実させたロールパンが好調に推移するとともに、㈱サンデリカにおいて大手コンビニエンスストアチェーンとの取引が拡大し、好調な売上となりました。
⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高402億23百万円、対前年同期比105.0%)
製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家の「ルック」などのチョコレートや㈱東ハトの「ポテコ」、「あみじゃが」などのスナックが好調に推移しました。また、ヤマザキビスケット㈱は、昨年12月発売の「ノアール」や「ルヴァンプライムスナック」、「ルヴァンクラシカル」の拡販につとめるとともに、「ノアールミニサンド」、「ノアールソフトクッキー」、「ルヴァンプライムサンド」などの関連派生製品を投入して製品群の充実強化をはかりました。
以上の結果、食品事業の売上高は2,459億60百万円(対前年同期比102.6%)、営業利益は73億7百万円(対前年同期比90.9%)となりました。
<流通事業>
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、原材料や製法の見直し等、品質向上をはかったベストセレクションおにぎりを本年2月1日に全国発売しお客様の好評を得るとともに、品質を向上させたチルド弁当や調理麺が好調に推移し、既存店売上は前年同期を上回りました。直営店舗数の減少により営業総収入は139億40百万円(対前年同期比98.4%)となり、営業損失は5億83百万円(前年同期は6億48百万円の営業損失)となりました。
<その他事業>
その他事業につきましては、売上高は26億41百万円(対前年同期比105.8%)、営業利益は9億61百万円(対前年同期比210.7%)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は7,312億21百万円で、前連結会計年度末に対して161億1百万円減少しました。流動資産は2,625億4百万円で、借入金の返済等により、前連結会計年度末に対して215億4百万円減少しました。固定資産は4,687億16百万円で、有形固定資産の新規取得等により、前連結会計年度末に対して54億2百万円増加しました。負債合計は3,926億89百万円で、支払手形及び買掛金等の支払債務の減少や借入金の返済により、前連結会計年度末に対して88億90百万円減少しました。純資産は3,385億32百万円で、自己株式の取得やその他有価証券評価差額金の減少等により、前連結会計年度末に対して72億10百万円減少しました。
この結果、自己資本比率は42.25%となりました。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は19億46百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
① 当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメント |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金 |
着手年月 |
完了予定 |
完成後の |
|
|
総額 |
既支払額 |
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ヤマザキビスケット㈱ |
古河事業所 |
食品事業 |
製菓生産設備 |
2,149 |
- |
自己資金 |
平成30年5月 |
平成30年12月 |
生産能力 |
|
不二家(杭州)食品有限公司 |
本社工場 |
食品事業 |
製菓生産設備 |
568 |
- |
自己資金 |
平成30年10月 |
平成30年12月 |
生産能力 |
(注) 本明細は、消費税等を除いて表示しております。
② 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備について、当第1四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
金額 |
完了年月 |
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提出会社 |
神戸工場(神戸市西区) |
食品事業 |
工場新設 |
20,573 |
平成30年2月 |
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本社(東京都千代田区) |
食品事業 |
受変電設備、空調設備等更新 |
2,071 |
平成30年3月 |
|
|
㈱サンデリカ |
奈良事業所(奈良県大和郡山市) |
食品事業 |
事業所新設 |
1,907 |
平成30年3月 |
(注) 本明細は、消費税等を除いて表示しております。