第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間(平成30年1月1日~平成30年6月30日)におけるわが国経済は、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、個人消費は力強さを欠きました。
  当業界におきましては、お客様の節約志向が根強い市場環境の下で販売競争が激化するとともに、原料価格の上昇に加え、人手不足を背景とした人件費や物流コストの増加により収益が圧迫される厳しい経営環境となりました。
  このような情勢下にありまして、当社グループは、品質向上と新製品開発に積極的に取り組み、「厳撰100品」を中心とした主力製品の拡販につとめるとともに、高品質・高付加価値製品を開発する一方で、お客様の節約志向に対応した値頃感のある製品を投入するなど、営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を推進し、売上拡大をはかってまいりました。
  本年2月1日、「春のパンまつり」のスタートと同時に神戸工場が竣工稼働し、食パン、菓子パンの主力製品を集中生産し、関西一円に製品供給を開始しました。新設の神戸工場を早期に軌道に乗せるため、全工場・全業態で新ラインの重点製品の拡販につとめるとともに、周辺工場の販売体制を強化し、関西・中四国地区においてフレッシュな製品提供を推進して売上向上をめざしました。
  デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、コンビニエンスストア事業の種蒔きの仕事である商品開発の体制を整備し品質向上と新製品開発に取り組むとともに、首都圏リージョン小委員会を定期的に開催して店舗運営の改善につとめ、ベーカリー機能の導入など店舗機能強化のための改装を推進し、店舗売上の増加をめざしました。
  当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は5,293億76百万円(対前年同期比101.2%)となりましたが、物流費の増加に加え、神戸工場稼働に伴う一時費用の発生や減価償却費の負担増もあり、営業利益は149億77百万円(対前年同期比89.1%)、経常利益は157億77百万円(対前年同期比88.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は87億12百万円(対前年同期比82.9%)となりました。

 

 

セグメントの業績は以下のとおりであります。

セグメントの名称

区分

金額(百万円)

前年同四半期比(%)

食品事業

食パン

51,191

100.8

 

菓子パン

183,235

101.3

 

和菓子

33,711

98.2

 

洋菓子

66,950

100.6

 

調理パン・米飯類

79,398

104.1

 

製菓・米菓・その他商品類

81,020

101.7

 

食品事業計

495,508

101.5

流通事業

28,568

97.0

その他事業

 

5,299

102.8

合計

529,376

101.2

 

 

<食品事業>
食品事業の主要製品別の売上状況は次のとおりであります。

①食パン部門(売上高511億91百万円、対前年同期比100.8%)
  食パンは、関西・中四国地区を中心に全国で販売強化した「ロイヤルブレッド」が好調に推移し、本年1月に発売した健康志向製品の「ダブルソフト全粒粉」が寄与して「ダブルソフト」シリーズが大幅に伸長するとともに、レーズン価格の急騰を受け本年5月1日出荷分から価格改定を実施した「レーズンゴールド」の取扱拡大につとめたこともあり、堅調な売上となりました。
②菓子パン部門(売上高1,832億35百万円、対前年同期比101.3%)
  菓子パンは、「ホワイトデニッシュショコラ」などのペストリーや「ケーキドーナツ」などのドーナツが好調に推移し、少し小振りで具材を充実させた新規格のコッペパンが大きく伸長するとともに、当社独自の技術でルヴァン種を使用した「塩バターフランスパン」が伸長し、売上は前年同期を上回りました。
③和菓子部門(売上高337億11百万円、対前年同期比98.2%)
  和菓子は、品質向上をはかった「具たっぷり」シリーズの中華まんが順調に推移しましたが、串団子やまんじゅうに加え「苺大福」などの季節製品が伸び悩み、売上は前年同期を下回りました。6月中旬以降、主力の大福、まんじゅう、どら焼きの消費期限を延長して取扱拡大をはかったことにより、売上回復の兆しが見えてまいりました。
④洋菓子部門(売上高669億50百万円、対前年同期比100.6%)
  洋菓子は、主力の2個入り生ケーキや「まるごとバナナ」などのチルドケーキが伸長するとともに、「大きなシュークリーム」シリーズやスナックケーキの「イチゴスペシャル」が伸長するなど、売上は前年同期を上回りました。
⑤調理パン・米飯類部門(売上高793億98百万円、対前年同期比104.1%)
  調理パンは、「こだわりソースの焼きそばパン」などのロールパンが好調に推移するとともに、㈱サンデリカにおいて大手コンビニエンスストアチェーンとの米飯類の取引が拡大したことに加え、大徳食品㈱において多加水麺設備を導入し、うどんや中華麺の品質向上をはかった調理麺の売上が拡大し、調理パン・米飯類は好調な売上となりました。

⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高810億20百万円、対前年同期比101.7%)
  製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家の「ルック」などのチョコレートや㈱東ハトの「ポテコ」などのスナックが好調に推移しました。また、ヤマザキビスケット㈱は、昨年12月発売の「ノアール」や「ルヴァンプライムスナック」、「ルヴァンクラシカル」の拡販につとめるとともに、「ノアールミニサンド」、「ノアールソフトクッキー」、「ルヴァンプライムサンド」などの関連製品を投入して製品群を充実強化し取扱拡大をはかりました。
  以上の結果、食品事業の売上高は4,955億8百万円(対前年同期比101.5%)、営業利益は146億43百万円(対前年同期比88.4%)となりました。

 

 

<流通事業> 

  デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、原材料や製法の見直し等、品質向上をはかったベストセレクションおにぎりを本年2月から全国発売し、5月には「助六寿司」や「いなり寿司」の品質向上を行い、お客様の好評を得るとともに、麺の品質を向上させた調理麺が好調に推移しました。既存店売上は前年同期を上回りましたが、直営店舗数の減少により営業総収入は285億68百万円(対前年同期比97.0%)となり、営業損失は7億97百万円(前年同期は8億13百万円の営業損失)となりました。

 

<その他事業>

  その他事業につきましては、売上高は52億99百万円(対前年同期比102.8%)、営業利益は11億94百万円(対前年同期比149.0%)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は7,296億90百万円で、前連結会計年度末に対して176億32百万円減少しました。流動資産は2,609億42百万円で、借入金の返済等により、前連結会計年度末に対して230億66百万円減少しました。固定資産は4,687億47百万円で、有形固定資産の新規取得等により、前連結会計年度末に対して54億33百万円増加しました。負債合計は3,825億20百万円で、支払手形及び買掛金等の支払債務の減少や借入金の返済により、前連結会計年度末に対して190億59百万円減少しました。純資産は3,471億69百万円で、自己株式の取得による減少がありましたが、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に対して14億26百万円増加しました。
  この結果、自己資本比率は43.55%となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益145億46百万円に加え、減価償却費182億50百万円、売上債権額の減少110億16百万円などにより289億61百万円のプラスとなりました。前年同期に対しては141億52百万円収入が減少しました。
  投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより221億75百万円のマイナスとなりましたが、前年同期に対しては104億42百万円支出が減少しました。
  財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払などにより170億73百万円のマイナスとなり、前年同期に対しては36億22百万円支出が増加しました。
  以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は1,189億24百万円となり、前連結会計年度末残高に対しては103億28百万円の減少となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は40億17百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(6) 主要な設備

①  当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

資金
調達
方法

着手年月

完了予定
年月

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

提出会社

伊勢崎工場
(群馬県伊勢崎市)

食品事業

受変電設備更新

399

自己資金

平成31年6月

平成32年3月


(注)1

ヤマザキビスケット㈱

古河事業所
(茨城県古河市)

食品事業

製菓生産設備

2,149

自己資金

平成30年5月

平成30年12月

生産能力
30%増

不二家(杭州)食品有限公司

本社工場
(中国浙江省杭州市)

食品事業

製菓生産設備

568

154

自己資金

平成30年10月

平成30年12月

生産能力
32,400枚/h

 

 (注)1  受変電設備の更新のため、生産能力の増加はありません。

     2  本明細は、消費税等を除いて表示しております。

 

②  前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

金額
(百万円)

完了年月

提出会社

神戸工場(神戸市西区)

食品事業

工場新設

20,571

平成30年2月

本社(東京都千代田区)

食品事業

受変電設備、空調設備等更新

2,071

平成30年3月

㈱サンデリカ

奈良事業所(奈良県大和郡山市)

食品事業

事業所新設

1,907

平成30年3月

 

 (注) 本明細は、消費税等を除いて表示しております。