第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新興国経済の減速懸念や中東地域の不安定化など景気下振れリスクがあるものの、円安を背景とした企業業績の改善に伴い雇用や所得環境の改善が見られるなど、足取りは重いながらも緩やかな回復基調で推移いたしました。

 低価格志向とこだわり志向の二極化が進む中、菓子・飲料・食品業界では消費持ち直しの傾向が一部に見られたものの、実質賃金の改善が進まないことや物価上昇への懸念などから全体としては慎重さが残る購買動向が続きました。

 このような中、当社グループは一貫して食品製造企業として、安全・安心・安定および健康を基とした品質保証第一主義に徹し、実質価値の高い商品と消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、女性の社会進出や単身・シニア世帯の増加などによるニーズの変化や、メリハリを付けた選択的な消費志向への対応により、消費者が求める価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力ある商品開発などの活動を推進してまいりました。

 その結果、ファミリーサイズ商品やロングセラー商品、バータイプ商品が好調に推移したことと、ポップコーン商品や板チョコレート商品に好評をいただいたことなどから、ビスケット品目、チョコレート品目、スナック品目などが伸張し、売上高は前年同期を上回りました。
 利益面では、売上高の伸張とコスト削減、経費の効果的使用に取り組んだことなどにより、営業利益、経常利益は前年同期を上回りました。また、生産工場の再構築に伴い減損損失および一部の移設関連損失を計上しましたが、投資有価証券の売却益などにより親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を大きく上回りました。

 

営業品目別の概況

 菓子の合計売上高は76,040百万円(対前年同期比105.2%)となりました。

 菓子は、ビスケット、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレート、チューインガムなどの品目を展開しています。

 「濃厚チョコブラウニー」の品揃えを強化したバータイプ商品や「大人プチ」シリーズ、フルーツソーダ味を新たに加えた「フェットチーネグミ」シリーズ、「チーズ&キャラメルポップコーンミックス」を発売したポップコーン商品などに大変好評をいただきました。

 また、季節に合わせて、いも・栗フェア、ホワイトフェア、いちごフェアなどを企画し需要期での拡販を図りました。さらに、映画のキャラクターをデザインした商品やタイアップ商品など積極的な企画展開にも取り組みました。

 生チョコレートを閉じ込めた大粒のトリュフチョコレートや、香ばしい焦がしバターのコクが広がるブロンドミルクチョコレートなど特徴のある商品を発売するとともに、「純金のアルフォートミニが当たる!」消費者キャンペーンを実施したほか、アルフォートとマシュマロで作る“かんたんスモア”の新しい食べ方を提案したテレビコマーシャルを放映するなど活性化に取り組みました。

 ファミリーサイズ商品やロングセラー商品が好調に推移したほか、板チョコレート商品群や袋チョコレート商品

群、袋スナック商品群などが伸張したことなどに加え、夏からの暑さが急激に和らぎ秋が訪れた天候要因にも恵まれて、全体では前年同期を上回りました。

 

 飲料・食品・その他の合計売上高は4,137百万円(対前年同期比97.0%)となりました。

 飲料・食品では、ディズニーキャラクターをデザインした天然水を展開したほか、ココナッツミルクを使用した商品の品揃えを強化し健康志向を背景に好評をいただきました。また、粉末ココア商品「まろやかでおいしいミルクココア」や粒状ゼリー入りのドリンクゼリー「粒ジュレ」に新味を発売しました。機能性食品は、栄養調整食品「スローバー」シリーズの一部をリニューアルし拡販に努めましたが、全体では初夏にかけての低温や夏場の暑さが長く続かなかった影響を受けて、ドリンク商品が伸び悩んだことなどから前年同期を下回りました。

 その他品目では、通信販売事業は、魅力的な品揃えの充実と付加価値を高めた商品展開により、お客様の利便性と満足度の向上を図り、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。
 自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による効率性の向上に取り組んだほか、台数の増加に伴って伸張しました。
 また、酒類販売事業は、クラフトビールへの関心が継続する中、流通での取り扱い量が大きく増え、既存品やギフト商品などに加え受託生産や輸出も伸張したことから前年同期を大きく上回りました。

 

 以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は80,178百万円(対前年同期比104.7%)、営業利益は2,895百万円(対前年同期比137.1%)、経常利益は2,898百万円(対前年同期比112.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,050百万円(対前年同期比132.8%)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは4,020百万円の収入(前年同期3,936百万円の収入、対前年同期比102.1%)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益3,204百万円、減価償却費2,558百万円があったことと、法人税等の支払額1,739百万円があったことによるものです。

投資活動によるキャッシュ・フローは2,087百万円の支出(前年同期3,519百万円の支出、対前年同期比59.3%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,625百万円があったことと、投資有価証券の売却による収入1,592百万円があったことによるものです。

財務活動によるキャッシュ・フローは1,273百万円の支出(前年同期869百万円の支出、対前年同期比146.5%)となりました。これは主に、配当金の支払額395百万円と自己株式の取得による支出400百万円などがあったことによるものです。

以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前第3四半期連結会計期間末に比べ1,994百万円増加し、13,813百万円となりました。また、前連結会計年度末に比べ643百万円の増加となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、757百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、生産工場の再構築を含め、将来の生産工場のスタイルを見据えた生産工程のデジタル化や自動化、バーチャル化のレベルを高める活動を推進するため、経営企画研究本部に製造保証革新技術研究所を新設いたしました。

 

(5) 主要な設備の新設

 当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりです。

 当社新潟工場の工場棟新設工事として、投資総額約38億円(既存建物の解体撤去および生産品の再配置等の費用を含む)、平成29年4月稼働を予定しています。

 当社新潟南工場の増築工事として、投資総額約21億円、平成28年10月稼働を予定しています。