文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、マイナス金利政策、消費増税の再延期などにより、継続した景気の持ち直しが期待された一方で、海外の政情不安などから円高の進行や株安等により、輸出企業を中心に今まで好調に推移してきた企業収益の改善傾向が鈍化するとともに、中国をはじめとした新興国経済の不透明感が強まる状況で推移いたしました。
菓子・飲料・食品業界は、高付加価値・高価格帯商品への需要が一部にあるものの、実質所得の伸び悩みや先行きの不安から、家計の節約志向に対応して再び低価格化の動きも見られました。
このような中、当社グループは一貫して、食品製造企業として安全・安心・安定および健康を基とした品質保証第一主義に徹し、実質価値の高い商品と消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、女性の活躍推進や、単身・シニア世帯の増加などによるニーズの変化、価格重視と付加価値重視の二極化などの選択的な消費志向への対応により、消費者が求める価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。
その結果、ロングセラー商品やファミリーサイズ商品、板チョコレート商品が好調に推移したことから、ビスケット品目、チョコレート品目、スナック品目などが伸張し、売上高は前年同期を上回りました。
利益面では、売上高の伸張とコスト削減、経費の効果的使用に取り組んだことなどにより、営業利益は前年同期を上回りました。また、為替の影響などにより経常利益は前年同期を下回りましたが、投資有価証券の売却益により親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を上回りました。
営業品目別の概況
菓子の合計売上高は25,222百万円(対前年同期比105.1%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。
初夏にかけての天候不順の影響を受けて、デザート品目の需要が伸びなかったものの、季節に合わせた抹茶フェ
ア、パインフェア、夏塩フェアを展開したことにより、「アルフォートFS」などビスケット品目のファミリーサイズ商品が大きく伸張しました。さらに、「ルマンド」などの袋入りビスケットや箱入りビスケットのロングセラー商品が、継続して好調な推移となりました。
また、ソーダ味やジンジャーエール味などの「フェットチーネグミ」シリーズ、凍らせても滑らかな食感が特徴のデザート「果実の入った贅沢ソルベ」、スパイシーな味わいと新食感の「揚げ柿種」を新たに発売したことや、さらに、プロ野球の両リーグ7球団とタイアップした「プチポテト」シリーズの展開やチョコレート商品を中心とした冷やしておいしい夏の食べ方提案などに好評をいただきました。加えて、発汗の季節に塩分やミネラルを手軽に補給できる「ミネラル塩飴」、わさびでさわやかな辛さに仕上げた「チーズおかき本わさび味」、塩味を効かせたホワイトチョコレートの「アルフォートミニチョコレート塩バニラ」など夏向けの味わい商品も好評をいただきました。
全体では、ビスケット品目、チョコレート品目、スナック品目などが伸張したことから、前年同期を上回りまし
た。
飲料・食品・その他の合計売上高は1,215百万円(対前年同期比102.5%)となりました。
飲料・食品では、健康志向の高まりを背景として、濃厚でまろやかなココナッツミルク飲料「おいしいココナッツミルク」を発売し、大変好評をいただきました。
また、“包んで”“型を抜いて”などのアレンジができるシート状のマルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」に大きな注目をいただくとともに、地震災害をきっかけとした防災意識の高まりから、缶入りの保存商品に関心をいただきました。
機能性食品は、「カラダみらい」シリーズの機能性表示食品を、全国のドラッグストアで先行販売したほか、栄養調整食品「スローバー」シリーズや、シニアにも飲みやすい栄養補給ジュレ「彩果のしずく」シリーズの展開強化を行いました。
全体では、競争激化の状況下で飲料品目が伸び悩んだものの、食品品目が好調に推移したことから前年同期を上回りました。
さらに、長年培ってきた菓子製造の技術を活かし、ロングセラー商品「ルマンド」を用いてアイスクリーム事業に新規参入するための準備や広報活動を進めました。
その他では、通信販売事業は、企画商品の展開や魅力的な品揃えの充実により、お客様の利便性と満足度の向上を図り、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。
自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による効率性の向上に取り組んだほか、展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。
また、酒類販売事業は、クラフトビールへの関心が継続するなか、受託生産や輸出が好調に推移したことから前年同期を上回りました。
以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は26,437百万円(対前年同期比105.0%)、営業利益は1,149百万円(対前年同期比157.8%)、経常利益は769百万円(対前年同期比94.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は852百万円(対前年同期比155.9%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは599百万円の収入(前年同期223百万円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,315百万円があったことと、法人税等の支払1,037百万円があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは224百万円の支出(前年同期1,995百万円の支出)となりました。これは主
に、有形固定資産の取得による支出1,171百万円があったことと、投資有価証券の売却による収入605百万円および貸付金の回収による収入483百万円があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは1,206百万円の支出(前年同期359百万円の支出)となりました。これは主
に、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出838百万円および配当金の支払210百万円があったことによるものです。
以上の結果、当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前第1四半期連結会計期間末に比べ
3,144百万円増加し、13,728百万円となりました。また、前連結会計年度末に比べ867百万円の減少となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、284百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備の新設
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金調達方法 |
着手年月 |
完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
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提出会社 |
新潟工場 (新潟県新潟市 西蒲区) |
食料品の製造・ 販売 |
菓子製造 設備 |
998 |
52 |
自己資金 |
平成28年6月 |
平成29年5月 |
(注) |
(注)菓子製造設備の新設であります。