文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による景気対策の継続などにより、企業収益や雇用情勢の改善が進むなど全体として緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、新興国経済の減速懸念や英国のEU離脱問題など不安定な海外情勢を背景に、円高や株安傾向が進むなど先行きの不透明感が増す状況が続きました。
菓子・飲料・食品業界は、為替や新興国需要などの影響として、輸入原材料価格やエネルギーコストの安定傾向があったものの、先行きの不安感から消費者の生活防衛意識は根強く、個人消費は足踏み状態が続きました。
このような中、当社グループは一貫して、食品製造企業として安全・安心・安定および健康を基とした品質保証第一主義に徹し、実質価値の高い商品と消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、女性の活躍推進や単身・シニア世帯の増加などによるニーズの変化、選択的な消費志向への対応により、消費者が求める価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通してお客様の満足につながる活動を推進してまいりました。
その結果、ファミリーサイズ商品やエクセレントスイーツシリーズ、板チョコレート商品が好調に推移したことから、ビスケット品目、チョコレート品目、米菓品目などが伸張し、売上高は前年同期を上回りました。
利益面では、為替の影響があったものの、売上高の伸張とコスト削減、経費の効果的使用に取り組んだことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、ともに前年同期を上回りました。
営業品目別の概況
菓子の合計売上高は48,685百万円(対前年同期比103.4%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。
発酵バターを使用したツイストパイ「サクリス」や国産小麦を使用した「プレーンクラッカー」などを新しく発売しました。季節に合わせた夏塩フェア、いも・栗・かぼちゃフェアを展開したことにより、「ミニバームロール」などのマイベネフィット商品、「アルフォートFS」などのファミリーサイズ商品が大きく伸張しました。加えて、テレビコマーシャルを実施した「ラシュクーレ」シリーズを中心として、エクセレントスイーツシリーズも大きく伸張しました。また、冷やしておいしい夏の食べ方提案を実施し、冷蔵庫で冷やして味わう冷涼な口あたりや、すっきりとした味わいなど夏に楽しむ美味しさを訴求したほか、夏期向けにわさびの香りや辛さを効かせた米菓や豆菓子、
ソーダ味やジンジャーエール味などの爽快感のある「フェットチーネグミ」シリーズの展開を図りました。さらに、発汗の季節に「ミネラル塩飴」にて“熱中症予防声かけプロジェクト”に参加し熱中症予防の啓蒙活動に取り組みました。一方でプチポテトシリーズにおいては、プロ野球の両リーグ7球団とタイアップした商品を企画、発売しペナントレースの白熱とともに大変好評をいただきました。初夏にかけての天候不順の影響を受けてデザート品目の需要が伸びなかったものの、ビスケット品目、チョコレート品目、米菓品目などが伸張したことから全体では前年同期を上回りました。
飲料・食品・その他の合計売上高は2,649百万円(対前年同期比104.3%)となりました。
飲料・食品品目は、健康志向の高まりを背景として、濃厚でまろやかなココナッツミルク飲料「おいしいココナッツミルク」が好調に推移したことに加え、ミルクの味わい豊かな「牛乳でおいしくつめたいココア」が取り扱いの増加により伸張しました。また、前期末に全国発売を開始したマルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」の拡販を図ったほか、地震災害をきっかけとした防災意識の高まりから、缶入りの保存商品に関心をいただきました。機能性食品は、機能性表示食品「カラダみらい」シリーズの販売ルート拡大や、栄養調整食品「スローバー」シリーズの拡販に取り組みました。新たに、長年培ってきた菓子の製造技術を活かし、ロングセラー商品「ルマンド」を用いた「ルマンドアイス」でアイスクリーム事業に新規参入しました。大変多くのご注目をいただき、販売の当初計画を大幅に上回り十分な供給量を確保できない状況となったため、新潟県を除き販売エリアを一時縮小させていただきました。出来るだけ早い機会に、当初予定の北陸3県(富山県、石川県、福井県)を加えて販売ができるよう努めてまいります。品目全体では、前年同期並みの推移となりました。
その他では、通信販売事業は、顧客の期待に応えられる魅力的な品揃えの充実により、利便性と満足度の向上を図り、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。
自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による効率性の向上に取り組んだほか、展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。
また、酒類販売事業は、クラフトビールへの関心が継続するなか、受託生産や輸出が好調に推移したことから前年同期並みに推移しました。
以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は51,334百万円(対前年同期比103.5%)、営業利益は1,230百万円(対前年同期比163.4%)、経常利益は809百万円(対前年同期比115.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は845百万円(対前年同期比191.2%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは702百万円の収入(前年同期59百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,350百万円と、法人税等の支払1,038百万円等があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは1,649百万円の支出(前年同期2,705百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,280百万円と、投資有価証券の売却による収入605百万円および貸付金の回収による収入483百万円等があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは1,328百万円の支出(前年同期527百万円の支出)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出838百万円および配当金の支払216百万円があったことによるものです。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前第2四半期連結会計期間末に比べ2,267百万円増加し、12,250百万円となりました。また、前連結会計年度末に比べ2,345百万円の減少となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、516百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備の新設
当第2四半期連結累計期間において新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金調達方法 |
着手年月 |
完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
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提出会社 |
新潟工場 (新潟県新潟市 西蒲区) |
食料品の製造・ 販売 |
菓子製造 設備 |
998 |
113 |
自己資金 |
平成28年6月 |
平成29年5月 |
(注) |
(注)菓子製造設備の新設であります。