文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の不確実性の高まりや株価と為替の不安定な動きによる影響を受けながらも、政府主導の経済政策や金融緩和の継続により雇用情勢や所得環境の改善などが続き、緩やかな回復基調で推移いたしました。
菓子・飲料・食品業界は、個人消費の拡大が期待されたものの、社会保障などを含めた先行き不透明感による節約志向が継続し、価格と品質に対する消費者意識の高まりが見られました。
このような中、当社グループは一貫して、食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。
具体的には、女性の活躍推進や、単身・シニア世帯、共働き家庭の増加などによるニーズの変化等への対応により、消費者が求める価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。
その結果、ファミリーサイズ商品群やスイートセレクションシリーズ、小箱チョコレート商品群などが好調に推移したことから、ビスケット品目、チョコレート品目、米菓品目などが伸張し売上高は前年同期を上回りました。また、利益面では、売上高の伸張とコスト削減、生産性の向上、経費の効果的使用に取り組んだことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はともに前年同期を上回りました。
営業品目別の概況
菓子の合計売上高は77,813百万円(対前年同期比102.3%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。ツイスト形状のバターパイ「サクリス」を発売したエクセレントスイーツシリーズならびに「ブランチュール」や「ガトーレーズン」などに好評をいただいたスイートセレクションシリーズがともに伸張しました。また、季節に合わせた商品展開として、いも・栗・かぼちゃフェア、ホワイトフェア、いちごフェアなどを実施し、「ミニバームロール」や「ロアンヌ」などのマイベネフィット商品群、「アルフォートFS」や「ミニシルベーヌFS」などのファミリーサイズ商品群も大きく伸張しました。一方、米菓のロングセラー商品「羽衣あられ」をリニューアルしたほか、「揚げ柿種から揚げ風味」や「チーズ柿種&チョコ柿種」などを発売し米菓商品群が好評をいただきました。加えて、小豆やきなこなどの和の素材を用いたチョコレート商品に取り組むとともに、独自のカラーリング技術による新ボンボンショコラ「パレットアートチョコレート」にブロンドミルクを発売するなど品揃えの強化も図りました。チョコレートのファミリーサイズ商品群や小箱商品群、バッグサイズ商品群などが好調に推移しました。
さらに、当社初のアンテナショップ「パティスリーブルボン」を、東京駅一番街の「東京おかしランド」において期間限定でオープンしました。「ラングレイス」や「ルマンドアソート」など特別に仕立てたクッキーの限定商品を品揃えし、大きな反響をいただきました。ビスケット品目のほかチョコレート品目や米菓品目などが伸張したことから全体でも前年同期を上回りました。
飲料・食品・その他の合計売上高は4,630百万円(対前年同期比111.9%)となりました。
飲料・食品品目は、健康志向を受けて濃厚でまろやかな「おいしいココナッツミルク」が好調に推移しました。また、販売ルートの拡大などにより「牛乳でおいしく冷たいココア」ならびに「牛乳でおいしくホットなココア」の各シリーズが伸張しました。マルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」では、拡販を図るとともに新しい食のスタイルを訴求したテレビコマーシャルを実施しました。一方、地震災害をきっかけとした防災意識の高まりから、缶入りの保存商品に継続した関心をいただきました。機能性食品は、機能性表示食品「カラダみらい」シリーズの拡販や栄養調整食品「スローバー」シリーズの取り扱いの拡大に取り組みました。品目全体では前年同期を上回りました。
新規参入した冷菓は、「ルマンドアイス」の供給安定化を図り、販売エリアを一時休止させていただいた北陸3県(富山県、石川県、福井県)での販売再開に加え、年末には“東京でもルマンドアイスが買える特別な2週間”を「パティスリーブルボン」で企画し大変好評をいただきました。
その他品目では、通信販売事業は、機能性表示食品を加えるなど品揃えの充実と利便性の向上に取り組み、顧客の拡大とリピーターの増加に努めました。
自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による効率性の向上に取り組んだほか、展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。
また、酒類販売事業は、輸出用商品への取り組みに加え、クラフトビールへの関心が継続するなか、受託生産などが好調に推移し前年同期を上回りました。
以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は82,444百万円(対前年同期比102.8%)、営業利益は3,278百万円(対前年同期比113.3%)、経常利益は3,239百万円(対前年同期比111.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,654百万円(対前年同期比129.5%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは3,545百万円の収入(前年同期4,020百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益3,819百万円および減価償却費2,579百万円と、法人税等の支払額1,693百万円があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは2,824百万円の支出(前年同期2,087百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,579百万円と、貸付金の回収による収入484百万円があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは1,655百万円の支出(前年同期1,273百万円の支出)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出838百万円および配当金の支払額426百万円があったことによるものです。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前第3四半期連結会計期間末に比べ168百万円減少し、13,644百万円となりました。また、前連結会計年度末に比べ951百万円の減少となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、803百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備の新設
当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金調達方法 |
着手年月 |
完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
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提出会社 |
新潟工場 (新潟県新潟市 西蒲区) |
食料品の製造・ 販売 |
菓子製造 設備 |
998 |
506 |
自己資金 |
平成28年6月 |
平成29年5月 |
(注) |
(注)菓子製造設備の新設であります。