第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、通商保護主義の高まりによる貿易摩擦の懸念や、各国の政治情勢の不確実性があったものの、堅調な世界経済を背景に、設備投資や雇用・所得環境の改善が継続し回復基調が続きました。

 菓子・飲料・食品業界は、景気回復による個人消費の改善が期待され、消費者の高付加価値商品への需要が高まる一方で、依然として将来への不安は根強く、低価格を求めるニーズも続きました。

 このような状況下で、当社グループは一貫して、食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、働き方の変化や女性の活躍推進、共働き世帯の増加などによる消費スタイルの多様化と消費者の多種多様な嗜好への対応として、求められる価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。

 その結果、ビスケット品目、チョコレート品目、冷菓品目などが伸張し、売上高は前年同期を上回りました。利益面では、売上高の伸張とコスト削減、生産性の向上、経費の効率的な使用などに取り組んだことにより営業利益は伸張し、為替差益や投資有価証券の売却により経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期を上回りました。

 また、平成30年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた地域に、当社はミネラルウォーターやお菓子の支援物資をお届けさせていただきました。被災された地域の皆様には心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く復旧できますことを心よりお祈り申し上げます。

 

営業品目別の概況

 菓子の合計売上高は26,552百万円(対前年同期比101.1%)となりました。

 菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。

 ビスケット品目は、素材や製法にひと工夫して1枚1枚のおいしさにこだわったビスケット、グレイスフルビスケットシリーズを新たに発売しました。また、季節に合わせた味の展開として、抹茶フェア、サマーフルーツフェア、夏塩フェアを実施しマイベネフィット商品群が伸張しました。さらに、米麹から作った甘酒を加えた「甘酒仕立てのウエハース」や、ブロンドミルクチョコレートでコーティングしたエリーゼ「ショコラエリーゼブロンドミルク」など特徴のある商品を発売し大変好評をいただきました。キャンデー品目は、シュワッと爽快なキューブ状ドロップ「キュービィロップソーダ」を発売するとともに、塩分やミネラルを手軽に補給できる「ミネラル塩飴」で環境省が参画する“熱中症予防声かけプロジェクト”に継続して参加しました。グミ商品群ではクセになるプルコリ新食感の「レヴォグミ」シリーズを新たに発売したほか、「フェットチーネグミ」シリーズにレモンとソーダの爽快感のあるレモンスカッシュ味を加え品揃えの充実を図りました。さらにチョコレート品目は、チョコミントとお餅のコンビネーション「もちもちショコラチョコミント味」など、ひんやり爽やかな冷涼感の拡がる商品展開を行いました。また、夏の味わい商品としてバナナ味や塩バニラ味のチョコレート商品群も好評をいただきました。「アルフォートミニチョコレート」シリーズにおいては、期間限定で母の日企画のプレミアム濃苺やプレミアム濃茶を発売しました。ロングセラー商品のオリジナルビスケットシリーズ、半生商品群のバータイプ商品、焼菓子商品群のエリーゼやロアンヌシリーズ、板チョコレート商品群、ファミリーサイズ商品群などが伸張し前年同期を上回りました。

 

 飲料・食品・その他の合計売上高は1,746百万円(対前年同期比111.4%)となりました。

 飲料品目は、スポーツ支援商品「ウィングラム」シリーズや熱中症対策飲料としても利用可能な「おいしいココナッツミルクPET430」の拡販を図りました。また、牛乳でおいしいココアシリーズのボトル缶は、取扱店の拡大により伸張したものの、競争激化の状況下でミネラルウォーター商品群が伸び悩んだことなどから前年同期を下回りました。

 食品品目は、糖質控えめのごはんが炊ける「低糖質ごはん米」や粉末ココア商品の活性化に取り組んだほか、前期末にアルコール0%にリニューアルしたマルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」シリーズで、新しい食べ方提案を訴求し拡販を図りました。一方、機能性食品では、栄養調整食品「スローバー」シリーズにチーズクッキーを発売し、品揃えの充実と販売強化に取り組みました。品目全体では、保存缶商品の需要が落ち着いたことや、既存品の伸び悩みなどにより前年同期を下回りました。

 冷菓品目は、前期末に地域限定で発売した「ルマンドアイスロイヤルミルクティー」の販売エリア拡大を進めたほか「ルマンドアイス」の伸張により前年同期を上回りました。

 

 その他では、通信販売事業は、魅力的な品揃えにより顧客の拡大とリピーターの増加に取り組み、菓子類、お米、飲料、酒類などが伸張しました。

 自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による収益効率の向上に取り組んだほか、展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。

 一方、酒類販売事業は、クラフトビールへの関心が継続するなか、フルーツ感とスパイシー感たっぷりの限定醸造ビール「ALWAYS A WHITE(オールウェイズ ア ホワイト)」を新しく発売しました。ギフト商品や輸出などが好調に推移し前年同期並みとなりました。また、アメリカ、ニューヨークで開催された「第7回 New York Beer Competition」に4商品を出品し、「プレミアムレッドエール」が金賞を受賞しました。

 

 以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は28,299百万円(対前年同期比101.7%)、営業利益は1,215百万円(対前年同期比108.9%)、経常利益は1,449百万円(対前年同期比125.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,097百万円(対前年同期比140.8%)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は35,583百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,611百万円減少となりました。これは主に、季節変動による受取手形及び売掛金の減少があったことによるものです。固定資産は40,472百万円となり、前連結会計年度末に比べ162百万円増加となりました。

 この結果、総資産は76,056百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,449百万円減少となりました

 

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は23,598百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,132百万円減少となりました。これは主に、季節変動による支払手形及び買掛金、未払費用の減少と設備投資に伴う未払金および法人税等の支払並びに賞与の支給があったことによるものです。固定負債は7,634百万円となり、前連結会計年度末に比べ156百万円減少となりました

 この結果、負債合計は31,232百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,289百万円減少となりました

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は44,824百万円となり、前連結会計年度末に比べ839百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上および剰余金の配当があったことによるものです。

 この結果、自己資本比率は58.9%(前連結会計年度末55.3%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は16,611百万円となり、前連結会計年度末(17,942百万円)に比べ1,331百万円減少となりました。

 当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は1,186百万円(前年同期1,718百万円の収入、対前年同期比69.0%)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,545百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は2,138百万円(前年同期1,335百万円の支出、対前年同期比160.1%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,306百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は374百万円(前年同期352百万円の支出、対前年同期比106.1%)となりました。これは主に、配当金の支払額257百万円があったことによるものです。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、346百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 主要な設備の新設

当第1四半期連結累計期間において新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の

内容

投資予定金額

資金調達方法

着手年月

完了予定年月

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

提出会社

新潟工場

(新潟県新潟市

西蒲区)

食料品の製造・

販売

菓子製造

設備

1,087

47

自己資金

2018年6月

2019年2月

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。