第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、国際情勢の不安定さや国内で相次いだ自然災害の影響などがあったものの、アメリカを中心とした堅調な世界経済を背景に、企業収益の拡大とそれに伴う雇用・所得環境の改善など緩やかな回復基調が続きました。

 菓子・飲料・食品業界は、景気回復の継続によるさらなる消費マインドの盛り上がりが期待されるなか、共働き世帯や単身世帯の増加など、ライフスタイルの変化に伴う時間短縮ニーズへの対応や、商品価値を厳選して購入する選別消費への対応が求められました。

 このような状況下で、当社グループは一貫して、食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、人口構造の高齢化や働き方改革などによる社会の変化、女性の活躍推進、消費者の購買チャネルの多様化など、多彩な顧客ニーズへの対応として、求められる価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。

 その結果、ビスケット品目が伸張したことと、チョコレート品目やキャンデー品目が堅調であったことから、売上高は前年同期並みの推移となりました。

 利益面では、エネルギーコストや原材料価格の上昇があったものの、コスト削減、生産性の向上、経費の効率的な使用などに取り組んだことで営業利益は前年同期並みとなり、一方、為替差損の影響により経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期を下回りました。

 

営業品目別の概況

菓子の合計売上高は、80,096百万円(対前年同期比100.5%)となりました。

菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。

ビスケット品目は、昨秋発売した「128gミニ濃厚チョコブラウニー」が好調に推移しました。“個性的なビスケットをお求めやすい価格で”をコンセプトとしたホームカフェビスケットシリーズと「チョコチップクッキー」などのロングセラーのパッケージビスケットシリーズをリニューアルしました。また、兵庫県政150周年記念に合わせた「神戸しっとりチーズケーキ」を発売したほか、福岡県産のあまおう苺を使用した「九州限定ディズニーアルフォートあまおう苺」など地域限定商品にも取り組みました。さらに、期間限定で東京駅一番街に「アルフォート」ブランドのアンテナショップ「TOKYO ALFORT by アルフォート」をオープンし、特別に仕立てたさくら味や抹茶味のアルフォートなどに大きな反響をいただきました。ハロウィン企画や受験生応援商品に加え、季節に合わせた商品展開としてホワイトフェアや苺フェアを実施したことにより、マイベネフィット商品群、バータイプ商品群、エリーゼシリーズなどが伸張しました。

キャンデー品目は、夏場の猛暑の影響により「ミネラル塩飴」が大きく伸張したほか、21種類のハーブエキスを配合した「シュガーレス爽玉のど飴」を発売しました。グミ商品群では、「フェットチーネグミ」シリーズにメロンソーダ味やすっぱい梅味などの新しい味を展開しました。

チョコレート品目は、生チョコレートを用いた冬期限定商品として、「粉雪ショコラ」シリーズや「生チョコトリュフ」シリーズなどを発売しました。いちごぎっしりの充実感チョコレート「ストロベリーラッシュ」が、SNSを通じて話題となり大変ご好評をいただきました。「アルフォートミニチョコレート」シリーズでは、ミルクティーやプレミアム濃胡麻など新しい味の展開を行ったことに加えて、15周年の感謝の気持ちを込めて「アルフォートミニチョコレート」のパッケージデザインを使って手軽にメッセージラベルを作ることのできる「Thanks label」キャンペーンを開始しました。既存品が伸び悩んだものの、小箱チョコレート商品群、ファミリーサイズ商品群などが順調に推移しました。

菓子全体では前年同期並みとなりました。

飲料・食品・冷菓・その他の合計売上高は、5,405百万円(対前年同期比100.1%)となりました。

飲料品目は、ココアの濃厚さとコーヒーのキレを組み合わせた「コクアボトル缶」を発売したほか、リニューアルした「牛乳でおいしくホットなココア」の取り扱いが拡大しました。災害が多くあったことからミネラルウォーター商品群に関心をいただきましたが、ソフトドリンク商品群の競争激化により前年同期を下回りました。

食品品目は、粉末ココア商品「まろやかでおいしいミルクココア」や「しょうがココア」の拡販に取り組むとともに、地震災害等をきっかけとした防災意識の高まりから、缶入りの保存商品に関心をいただきました。また、機能性食品では、栄養調整食品「スローバー」シリーズの拡販に取り組みましたが、品目全体では前年同期を下回りました。

冷菓品目は、「ルマンドアイスロイヤルミルクティー」を東北・北海道地域、関東地域、関西・中四国地域へ順次販売エリアの拡大を図り、日本全国での販売となりました。加えてご愛顧に感謝し、ルマンドアイスオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンを開始しました。これらにより前年同期を上回りました。

その他では、通信販売事業は、EC市場の拡大をはじめとした消費者購買チャネルの変化が進むなか、付加価値を高めた商品の充実や魅力的な品揃えの強化により、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。

自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による収益効率の向上に取り組んだほか、展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。一方で、日々の管理業務における配送ルートの最適化を図り、作業の効率化、業務の改善、働き方改革や人員不足への対応として、AI活用によるルート最適化の実証実験に向けた取り組みを開始しました。

また、酒類販売事業は、限定醸造のクラフトビール「ALWAYS A WHITE(オールウェイズ ア ホワイト)」に好評をいただきました。ナショナルブランド商品に加え、受託生産や輸出が好調であったことから前年同期を上回りました。

 

以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は85,501百万円(対前年同期比100.5%)、営業利益は3,226百万円(対前年同期比99.8%)、経常利益は3,325百万円(対前年同期比95.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,263百万円(対前年同期比93.6%)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は37,562百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,632百万円減少となりました。これは主に、商品及び製品の増加があったことと、設備投資に伴う現金及び預金の減少があったことによるものです。固定資産は40,728百万円となり、前連結会計年度末に比べ418百万円増加となりました。これは主に、有形固定資産の取得があったことによるものです。

 この結果、総資産は78,291百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,214百万円減少となりました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は25,188百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,542百万円減少となりました。これは主に、設備投資に伴う未払金および法人税等の支払並びに賞与の支給があったことによるものです。固定負債は7,618百万円となり、前連結会計年度末に比べ171百万円減少となりました。

 この結果、負債合計は32,807百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,714百万円減少となりました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は45,484百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,500百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上および剰余金の配当があったことによるものです。

 この結果、自己資本比率は58.1%(前連結会計年度末55.3%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は14,366百万円となり、前連結会計年度末(17,942百万円)に比べ3,576百万円減少となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は1,726百万円(前年同期4,318百万円の収入、対前年同期比40.0%)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益3,315百万円および法人税等の支払額1,719百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は4,501百万円(前年同期4,030百万円の支出、対前年同期比111.7%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,566百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は791百万円(前年同期143百万円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払額523百万円があったことによるものです。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、939百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 主要な設備の新設

当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の

内容

投資予定金額

資金調達方法

着手年月

完了予定年月

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

提出会社

新潟工場

(新潟県新潟市

西蒲区)

食料品の製造・

販売

菓子製造

設備

1,087

1,024

自己資金

2018年6月

2019年2月

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。