当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、好調な企業収益を背景に企業の設備投資が堅調に推移し回復基調で推移しました。一方で、米中貿易摩擦の長期化や英国のEU離脱等の動向などによる世界経済減速への警戒感の高まりが企業心理にも現れ始め、輸出や生産の一部に足踏み感が見られるなど、先行き不透明な状況で推移しました。
菓子・飲料・食品業界は、個人消費に持ち直しの動きがあるものの、消費税増税や相次ぐ自然災害が消費者心理に与える影響から節約志向は依然として根強く、また原材料価格や物流費等、各種コストの上昇が続きました。
このような状況下で、当社グループは一貫して食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、高齢社会の進行や単身世帯の増加による人口構造の変化、働き方改革のほか女性の活躍推進などの社会の変化による消費者の購買行動や嗜好の多様化など、多彩な顧客ニーズをいち早く捉え、求められる価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。
その結果、冷菓品目の消費の一巡や気候の影響を受けた品目があったものの、ビスケット品目、チョコレート品目などが好調に推移したことから、売上高は前年同期並みの推移となりました。
利益面では、原材料価格やエネルギーコストが依然高止まりで推移する中、生産性の向上、コストの削減、経費の効率的使用などに取り組んだものの、競争激化に伴う販売促進費の増加や物流費用の増加に伴い営業利益は前年同期を下回りました。加えて為替差損の影響により経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期を下回りました。
営業品目別の概況
菓子の合計売上高は、81,622百万円(対前年同期比101.9%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。
ビスケット品目は、バニラクリームをサクサク食感のパイとウエハースではさみ、ミルクチョコレートでコーティングしたひとくちサイズのミルフィーユ「110gミニミルフィーユショコラ」を発売しました。プチシリーズのリニューアルを行ったほか、季節に合わせた商品展開として、“ホワイトフェア”や“いちごフェア”などを実施し、品揃えの充実に取り組みました。さらに、ブランド認知向上を目的としたプロモーション展開を行い、オリジナルビスケット商品群が伸張しました。マイベネフィット商品群の「128gミニ濃厚チョコブラウニー」「120gミニベイクドチーズケーキ」が引き続き好調に推移したほか、ファミリーサイズ商品群、プチシリーズも順調に推移しました。
チョコレート品目は、「ルマンド」のおいしさはそのままに、ギュッとつまったクレープ生地をチョコレートで包んだ、ひとくちサイズで食べ応えのあるパウチタイプ商品「ひとくちルマンド」を発売しました。また、通常品の1.5倍の量のチョコレートをコーティングした「じゃがチョコグランデ」や、季節限定商品を発売し品揃えの強化を図りました。
スナック品目は、濃厚なチーズクリームをかけたポテトスナック「チーズジャガピザ味」を発売しました。また「プチポテト」シリーズでは、「プチポテトマルゲリータピザ風味」や、ルート限定の商品を発売し活性化を図りました。ライススナック商品群や、ポップコーン商品群が伸張したことに加え既存品も順調に推移しました。
菓子全体では気候の影響を受けた品目があったものの、主力品目が好調であったことから前年同期を上回りました。
飲料・食品・冷菓・その他の合計売上高は、4,134百万円(対前年同期比76.5%)となりました。
飲料品目は、産学連携による共同開発商品「ひょうごBOSAI天然水」や、新潟県防災局協力のもと商品化した「新潟県防災天然水」を発売し、お客様の防災・減災に関する意識の向上に努めました。「おいしいココナッツミルク」シリーズにルート限定商品を発売し、ブランドの認知拡大を図ったほか、ミネラルウォーター商品群では、ディズニー映画のキャラクターをパッケージにデザインした商品展開を行い、キャラクター商品が好調に推移しましたが、競争激化による既存品の低迷により前年同期を下回りました。
食品品目は、家庭でのイベントが多くなる需要期に向けて「スライス生チョコレートいちごミルク」を再発売したほか、「120gしょうがココア」と「120gミルクココア繊維習慣」の取り扱いが健康志向の高まりにより拡大しました。また機能性食品では「スローバー」シリーズが順調に推移しました。成長期のお子さまに向けた商品「セノビックバーココア味」も好評をいただきましたが、既存品の伸び悩みにより前年同期を下回りました。
冷菓品目は、「ルマンドアイスストロベリー」の販売地域を拡大しブランドの認知向上に努めたものの、既存品の伸び悩みなどにより前年同期を下回りました。
その他では、通信販売事業は、季節に合わせた商品の展開と魅力のある品揃えを強化し、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。
自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による収益性向上と効率化に取り組んだほか、設置の展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。
また酒類販売事業は、豊かなホップの香りの中にほんのり紅茶のニュアンスを感じる限定醸造ビール「紅茶香るインディアペールエール」を発売し、クラフトビールの魅力を伝える商品展開を行いました。ナショナルブランド商品は順調に推移した一方で輸出が伸び悩んだ結果、前年同期を若干下回りました。
以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は85,757百万円(対前年同期比100.3%)、営業利益は1,590百万円(対前年同期比49.3%)、経常利益は1,543百万円(対前年同期比46.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は987百万円(対前年同期比43.6%)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は37,550百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,580百万円減少となりました。これは主に、現金及び預金の減少と商品及び製品ならびに原材料及び貯蔵品の増加があったことによるものです。固定資産は41,946百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,049百万円増加となりました。これは主に、有形固定資産の取得があったことによるものです。
この結果、総資産は79,496百万円となり、前連結会計年度末に比べ530百万円減少となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は25,249百万円となり、前連結会計年度末に比べ861百万円減少となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加と法人税等の支払ならびに賞与の支給があったことによるものです。固定負債は7,262百万円となり、前連結会計年度末に比べ343百万円減少となりました。これは主に、長期借入金の減少によるものです。
この結果、負債合計は32,512百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,204百万円減少となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は46,984百万円となり、前連結会計年度末に比べ674百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上および剰余金の配当があったことによるものです。
この結果、自己資本比率は59.1%(前連結会計年度末57.9%)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は13,983百万円となり、前連結会計年度末(18,015百万円)に比べ4,032百万円減少となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は941百万円(前年同期1,726百万円の収入、対前年同期比54.5%)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,472百万円と売上債権の増加額322百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,070百万円(前年同期4,501百万円の支出、対前年同期比90.4%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,764百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は873百万円(前年同期791百万円の支出、対前年同期比110.4%)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出193百万円と配当金の支払額530百万円があったことによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、937百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備の新設
当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金調達方法 |
着手年月 |
完了予定年月 |
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総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
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提出会社 |
上越工場 (新潟県上越市) |
食料品の製造・ 販売 |
製品倉庫および間接棟 |
1,456 |
235 |
自己資金 |
2019年3月 |
2020年8月 |
|
新発田工場 (新潟県新発田市) |
食料品の製造・ 販売 |
菓子製造 設備 |
1,400 |
798 |
自己資金 |
2019年1月 |
2020年1月 |
|
|
1,153 |
159 |
自己資金 |
2019年10月 |
2020年5月 |
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当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。