第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、ワクチン接種の進展から新規感染者数が落ち着き、消費者心理に持ち直しの動きがみられた一方で、新たな変異株の出現や海外での感染再拡大など依然として先の見通せない状況が続きました。

菓子・飲料・食品業界は、内食の傾向は継続している一方、消費者の節約志向は根強く、原材料価格や原油価格の上昇などと合わせて、引き続き注視する必要があります。

このような状況下で、当社グループは一貫して食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、感染防止対策の徹底を図りながら、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、感染症禍において一層高まる健康志向への取り組みや、ECチャネル需要の増加等による消費者の購買行動の多様化、家庭内での消費に対応した商品展開など、求められる価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組みました。加えて、商品ブランドの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発に取り組むとともに、営業拠点数を活かし可能な範囲で最大限の店頭フォローを続け、企画提案型営業によるお客様の満足につながる活動を推進してまいりました。

その結果、パーソナルユース商品の需要が回復傾向で推移したことに加え、ビスケット品目に引き続きご好評をいただいたことから売上高は順調に推移しました。利益面は、生産性の向上とコストの削減、経費の効率的な使用に継続して努めたことに加え、安定した販売業績を受け順調に推移しました。

なお、当社グループは2022年3月期期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日公表分。以下、「収益認識会計基準」という。)等を適用しております。このため、経営成績に関する説明において、連結売上高および連結段階利益の前年同期比(%)を記載せずに説明しております。収益認識会計基準等の適用の詳細については「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

 

営業品目別の概況

菓子の合計売上高は、66,341百万円となりました。

菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。

ビスケット品目は、おいしさと糖質のバランスを考えた「カーボバランス」シリーズが、健康志向の高まりを受け継続してご好評をいただきました。「贅沢ルマンド」シリーズも引き続きご好評をいただき、新たに発売した「贅沢ルマンドロイヤルミルクティー」にもご支持をいただきました。また、季節限定の展開として“ホワイトフェア”、“いちごフェア”を実施したほか、当社で人気のビスケットやクッキー6種を1袋に詰合わせた大容量の商品「バラエティーアソートメガサイズ」を発売しました。さらには、発売35周年を迎えた「チョコあ~んぱん」シリーズで、Webでのプロモーション展開とキャンペーンを実施し、ブランド強化を図りました。品目全体では、ファミリーサイズ商品群やマイベネフィット商品群などの大袋商品、「ロアンヌ」シリーズも継続してご好評をいただきました。

キャンデー品目は、噛み応えとやわらかさを併せ持ったソフトグミ「しゃりもにグミヨーグルト味」を発売しました。また、「フェットチーネグミ」シリーズでピンクレモネード味などを展開し、品ぞろえの充実を図りました。併せて、継続したプロモーションと消費者キャンペーンの実施によりブランド強化に取り組みました。

チョコレート品目は、上品な香りを持つピスタチオを使用した「アルフォートミニチョコレートプレミアムピスタチオ」を発売しご好評をいただきました。加えて、厚めのチョコレートをラングドシャ生地でサンドした「ショコラブランチュール」を発売し、品ぞろえの強化を図りました。さらには、「粉雪ショコラ」シリーズや「生チョコトリュフ」シリーズなど期間限定商品を展開し、品目全体の底上げと市場の活性化を図りました。在宅機会の継続により、マイベネフィット商品群などにご支持をいただいたほか、「アルフォートミニチョコレート」シリーズも順調に推移しました。

菓子全体では、家庭内での需要が継続したことから順調に推移しました。

飲料・食品・冷菓・その他の合計売上高は、3,361百万円となりました。

飲料品目は、ミネラルウォーター商品群で「佐渡応援天然水」を発売したほか、環境負荷低減を目的としてプラスチックラベルを除いたミネラルウォーター「天然名水出羽三山の水500ml(eco包装)」と「イオン水500ml(eco包装)」の2品を、当社オンラインショップ限定で発売しました。また、「牛乳でおいしくホットなココア缶190」のリニューアルを行いました。

食品品目は、在宅機会が継続した影響から「240gミルクココア」などの粉末ココア商品の需要が継続しました。また、外食需要の復調から業務用ルート専用で展開している、ストローとしても使えるトッピングクッキー「コロネクッキー」の取り扱いが拡大しました。機能性食品は、「セノビックバーミニソフトクッキーココア味」の取り扱いが拡大したほか、「スローバー」シリーズ、「プロテインバー」シリーズもご好評をいただきました。

冷菓品目は、当社ロングセラーブランドの特徴を活かした“お菓子アイス”の「ルマンドアイス」や「ロアンヌアイス」に、期間限定の商品を発売しブランド認知の向上を図りました。

その他では、通信販売事業は、季節、催事に応じた詰め合わせ商品や、工場直送の「できたて出荷セール」を実施し、お客様にとって価値のある企画展開を行いました。併せて、「50枚入り不織布マスク」にも引き続きご支持をいただきました。

自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置台数の増加と、設置環境の選択等による収益性の向上、効率化に取り組み、対面接触を避けた食品販売ツールとしての環境整備を図りました。人の往来が復調を見せ始めたなか、需要も回復傾向で推移しました。

酒類販売事業は、香ばしい飲み口の限定醸造商品「にっこりほっこりブラウンエール」を発売し、ブランド認知の向上と、クラフトビールの魅力を高める活動に継続して取り組みました。ナショナルブランド商品がご支持をいただいたことに加え、海外需要の復調に伴い輸出商品も回復傾向にあったことから全体でも順調な推移となりました。

 

以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は69,703百万円、営業利益は3,329百万円、経常利益は3,653百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,475百万円となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は40,216百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,532百万円増加となりました。これは主に、現金及び預金と受取手形及び売掛金ならびに商品及び製品の増加があったことによるものです。固定資産は43,430百万円となり、前連結会計年度末に比べ241百万円増加となりました。これは主に、有形固定資産の取得があったことによるものです。

この結果、総資産は83,647百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,774百万円増加となりました。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は24,634百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,604百万円増加となりました。これは主に、支払手形及び買掛金ならびに設備投資に伴う未払金の増加があったことによるものです。固定負債は7,122百万円となり、前連結会計年度末に比べ158百万円減少となりました。

この結果、負債合計は31,756百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,446百万円増加となりました。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は51,890百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,328百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上および剰余金の配当があったことによるものです。

この結果、自己資本比率は62.0%(前連結会計年度末64.1%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は16,858百万円となり、前連結会計年度末(14,778百万円)に比べ2,080百万円増加となりました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は5,495百万円(前年同期4,042百万円の収入、対前年同期比135.9%)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益3,580百万円と仕入債務の増加額2,792百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は2,577百万円(前年同期3,892百万円の支出、対前年同期比66.2%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,499百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は909百万円(前年同期766百万円の支出、対前年同期比118.5%)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出200百万円と配当金の支払額600百万円があったことによるものです。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、904百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 主要な設備の新設

当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の

内容

投資予定金額

資金調達方法

着手年月

完了予定年月

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

提出会社

魚沼工場

(新潟県魚沼市)

食料品の製造・

販売

工場棟およ

び原料倉庫

1,727

566

自己資金

2020年12月

2022年4月

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。