当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いているものの、段階的な行動制限の緩和や個人消費の持ち直しの兆しにより、社会経済活動正常化への期待感が高まりました。一方で、東欧地域における情勢不安の長期化や、為替市場の急激な円安進行等に起因する物価上昇圧力が強まり、先行き不透明な状況で推移しました。
菓子・飲料・食品業界は、エネルギー価格や原材料価格の上昇が続く厳しい経営環境におかれる中、内食需要に一服感が生じたところに値上げの発表が相次ぎ、消費者の節約志向や生活防衛意識に一段と注視が必要な状況を迎えました。
このような状況下で当社グループは、食品製造企業として感染防止対策の徹底に努めながら、一貫して品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、健康志向への対応や既存ブランドを活かし付加価値と競争力を高めた商品開発のほか、生活様式の多様化や購買層の変化に適応した商品やサービスの展開などを行い、求められる価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組みました。あわせて、企画提案型の営業活動と店頭フォローを積極的に行い、お客様の笑顔と満足につながる活動を推進してまいりました。
その結果、チョコレート品目やキャンデー品目が堅調に推移したものの、ビスケット品目などに需要が落ち着いた商品群があったことなどから、売上高は前年同期を下回りました。利益面では、エネルギー・原材料価格の上昇が続く中、生産性の向上とコストの削減、経費の効率的な使用に取り組んだことに加え、一部商品において価格改定を実施し適正利益の確保に努めましたが、コスト上昇が先行し売上高の減少も重なったことから営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を下回りました。
営業品目別の概況
菓子の合計売上高は、21,904百万円(対前年同期比97.5%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。
ビスケット品目は、当社の技術とこだわりを加えた「バリューセレクト」シリーズに、パイナップルをたっぷり挟んで焼きあげたソフトクッキー「パイナップルサンド」と、厚めに焼きあげたラングドシャクッキーを巻き上げ、ミルクチョコレートと組み合わせた「ラングロールショコラ」を発売し、品ぞろえの強化を図りました。加えて、「贅沢ルマンド」シリーズに、「贅沢ルマンド宇治抹茶ラテ」を発売したほか、「チョコあ~んぱん」シリーズでは、ひんやりとしたクリームの「ミルクあ~んぱんソフトクリーム風味」を発売したとともに、キャンペーンによるブランド強化を図りました。さらには、「80kcal」シリーズに「北海道ミルクのビスケット」を発売したことに加え、おいしさと糖質のバランスを考えた商品群「カーボバランス」シリーズのリニューアルを行い、健康志向ブランドの活性化を図りました。
豆菓子品目は、「味ごのみ」シリーズが順調に推移したほか、クラッカーやプレッツェルを取り入れた洋風のミックス菓子「クラプレ」や、ナッツにひと手間加えたおつまみ商品「クリスピーカシューメープルベーコン風味」を発売し品ぞろえの強化を図りました。
チョコレート品目は、「アルフォートミニチョコレート」シリーズで、期間限定商品や「アルフォートミニチョコレートプレミアム濃ラズベリー」などを展開し、品ぞろえの強化を図ったことでシリーズ全体でも順調に推移しました。また、袋商品の期間限定品として、2種類の塩が甘みを引き立てる「104g夏トリュフ塩バニラ味」を発売しご支持をいただきました。加えてチョコスナック商品群、ファミリーサイズ商品群も順調に推移しました。
菓子全体では、品ぞろえの強化やブランドの活性化に取り組んだものの、需要が落ち着いた商品群があったことから前年同期を下回りました。
飲料・食品・冷菓・その他の合計売上高は、1,007百万円(対前年同期比85.4%)となりました。
飲料品目は、ミネラルウォーター商品群が順調に推移したほか、「牛乳でおいしくまろやかなココアボトル缶280」にも好評をいただきましたが、「牛乳でおいしくつめたいココア缶190」が伸び悩み、品目全体では前年同期を下回りました。
食品品目は、粉末ココア商品の「240gミルクココア」と「冷たい牛乳で飲むココア1日分の鉄・Ca」にご支持をいただきました。また、機能性食品では、体内でエネルギーになりやすい中鎖脂肪酸油(MCT)を配合した「MCTプラスマドレーヌ」を発売しました。「セノビックバーミニソフトクッキーココア味」や「スローバー」シリーズが順調に推移した一方、保存缶商品や「プロテインバー」シリーズの需要が落ち着いたことから、品目全体では前年同期を下回りました。
冷菓品目は、モナカアイスに独自開発した凍らせても柔らかいグミを組み合わせた「グミーツイタリアングレープ味」を発売し“お菓子アイス”の新たな品ぞろえを行いました。品目全体では既存品が伸び悩んだものの、シリーズ商品の積極的な商品展開を図ったことで前年同期を上回りました。
その他では、通信販売事業は、季節に合わせた商品展開やECチャネル限定の企画展開およびキャンペーンを実施し、リピーターの増加と販路拡大に取り組みました。
自動販売機事業は、新規開拓によるプチモールの設置台数の増加を図り、対面接触を避けた多様な商品を取り扱う食品販売ツールとしての環境整備に取り組みました。また、既設自販機の収益性の向上と効率化を図りました。
酒類販売事業は、行動制限緩和により酒類提供が再開され、飲食店ルート向け商品が復調しました。また、人流の増加により土産用受託商品の需要も回復基調で推移しました。輸出商品の需要が落ち着いたものの、限定醸造商品を展開し、引き続きナショナルブランド商品の強化にも取り組んだことから、全体では順調に推移しました。
以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は22,912百万円(対前年同期比96.9%)、営業利益は490百万円(対前年同期比32.5%)、経常利益は904百万円(対前年同期比56.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は576百万円(対前年同期比53.1%)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は35,128百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,743百万円減少となりました。これは主に、現金及び預金ならびに受取手形及び売掛金の減少と商品及び製品の増加があったことによるものです。固定資産は44,473百万円となり、前連結会計年度末に比べ82百万円増加となりました。
この結果、総資産は79,601百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,661百万円減少となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は19,589百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,792百万円減少となりました。これは主に、支払手形及び買掛金や未払費用の減少および法人税等の支払ならびに賞与の支給があったことによるものです。固定負債は7,073百万円となり、前連結会計年度末に比べ20百万円減少となりました。
この結果、負債合計は26,663百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,813百万円減少となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は52,938百万円となり、前連結会計年度末に比べ152百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上および剰余金の配当があったことによるものです。
この結果、自己資本比率は66.5%(前連結会計年度末63.4%)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は13,783百万円となり、前連結会計年度末(16,793百万円)に比べ3,009百万円減少となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は1,607百万円(前年同期1,837百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益910百万円および仕入債務の減少額1,105百万円ならびに未払費用の減少額1,414百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,018百万円(前年同期1,291百万円の支出、対前年同期比78.9%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出915百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は423百万円(前年同期418百万円の支出、対前年同期比101.1%)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出70百万円および配当金の支払額300百万円があったことによるものです。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、296百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備の新設
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
|
会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金調達方法 |
着手年月 |
完了予定年月 |
|
|
総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
|||||||
|
提出会社 |
新発田工場 (新潟県新発田市) |
食料品の製造・ 販売 |
菓子製造 設備 |
1,385 |
94 |
自己資金 |
2022年5月 |
2023年3月 |
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。