当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの生活が浸透し個人消費が回復基調で推移したことにより、景気に緩やかな持ち直しの動きがみられました。さらなる景気回復が期待されたものの、感染再拡大の懸念や長期化するロシア・ウクライナ情勢、世界的な金融引締めを背景とした為替市場や世界経済の動向など先行き不透明な状況で推移しました。
原材料価格ならびにエネルギー価格高騰の影響が日常生活に波及し、急激な物価上昇と実質賃金の伸び悩みから、菓子・飲料・食品業界は、根強い節約志向と高まる生活防衛意識への対応が求められる状況が続きました。
このような状況下で当社グループは、食品製造企業として一貫して品質保証第一主義に徹し、感染防止対策の徹底に努めながら安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、お客様の節約志向が進む中、価格と品質が調和したバラエティ豊かな商品の充実と、環境負荷低減や健康志向のニーズに対応し付加価値を高めた商品の展開を進め、求められる価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組みました。あわせて、企画提案型の営業活動と店頭フォローを積極的に行い、お客様の笑顔と満足につながる活動を推進してまいりました。加えて10月には、メタバース技術を活用し当社の世界観をイメージした新たなコミュニティ空間「ブルボンメタバース」を期間限定で開催しました。また、魚沼工場の竣工式を11月に実施し、雪室の活用など地域環境を活かした魅力ある商品の開発にも取り組みました。
その結果、価格改定後の商品に需要回復の遅れが出たものの、チョコレート品目やスナック品目、米菓品目などが順調に推移し売上高は前年同期を上回りました。
利益面では、生産性の向上とコスト削減、経費の効率的な使用に継続して取り組んだことに加え、一部商品の価格改定や規格変更を実施し収益性の改善に努めましたが、依然として各種調達価格等が高騰している中、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を大きく下回りました。
営業品目別の概況
菓子の合計売上高は、67,425百万円(対前年同期比101.6%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。
ビスケット品目は、「贅沢ルマンド」シリーズに、バターとキャラメルのコク深い味わいの「贅沢ルマンドバタースコッチキャラメル」を発売しました。加えて、北海道産バターをたっぷり練り込んだラングドシャクッキー「贅沢ラングロール」を新たに発売し、原料にこだわった「贅沢」シリーズとして商品認知向上を図りました。マイベネフィット商品群では、ミルク感豊かなパウダーケーキ「ミルネージュ」を発売しご支持をいただきました。環境負荷低減の取り組みとして、外装の大部分を紙で構成した「4種のひとくちスイーツ」を発売し、プラスチック使用量の削減にも取り組みました。品目全体では、ファミリーサイズ商品群や「チョコあ~んぱん」シリーズ、「ロアンヌ」シリーズ等が順調に推移しました。
スナック品目は、厚めの生地で食感を楽しむ網目状のポテトチップス「じゃがバリ」をリニューアルし、商品競争力を高めた結果ご支持をいただきました。また、米菓品目では、なめらかなカマンベールチーズクリームを丸型のおかきで挟んだ「カマンベールチーズおかき」を発売したほか、需要期に向けた大容量商品「230gチーズおかき」の提案など、「チーズおかき」シリーズの品ぞろえ強化を図りました。さらには「プチ」シリーズにおいて、パーティーの人気メニューを取り入れた「プチポテトフライドチキン味」や「プチピッツァレラ」等を発売するとともに、積極的な売場展開と新TVCMを投入しシリーズの活性化を図りました。
チョコレート品目は、「アルフォートミニチョコレート」シリーズに、ピスタチオやヘーゼルナッツを贅沢に使用した商品を発売し品ぞろえの強化を図ったことに加え、継続的なプロモーションを実施しブランド認知の向上を図りました。また、魚沼工場の雪室設備で熟成させたカカオ豆を原料に使用した「雪室ショコラ」を発売し、付加価値を高めた商品開発にも取り組みました。生クリームを使用した「粉雪ショコラ」シリーズや大粒トリュフチョコレートの「生チョコトリュフ」シリーズ、とろけるおいしさの「冬トリュフ」シリーズを展開し、需要期に向けたバラエティ豊かな商品展開を行いました。
菓子全体では、力強さを欠いた商品群があったものの、チョコレート品目の伸張等により前年同期を上回りました。
飲料・食品・冷菓・その他の合計売上高は、3,173百万円(対前年同期比94.4%)となりました。
飲料品目は、当社初のスープ缶飲料「牛乳でおいしくスープなシチュー缶185」を発売しました。加えて、「牛乳でおいしくまろやかなココアボトル缶280」の取り扱いが拡大し、「牛乳でおいしく」シリーズが順調に推移しました。
食品品目は、シート状の新感覚食材「かんたんクッキング」シリーズに、パンにのせて焼くだけでメロンパンのような味わいが楽しめる「のせて焼くメロンパンシート」を発売しご好評をいただきました。機能性食品群は、中鎖脂肪酸油(MCT)を配合した「MCTプラス」シリーズに、“ソフトクッキーミルク”を発売し、“ベイクドショコラ”と共に機能性表示食品として展開しました。また、リニューアルした「スローバー」シリーズにも継続してご支持をいただきました。
冷菓品目は、「ルマンドアイス」「ロアンヌアイス」にこだわりの原料を使用した商品を発売し、品ぞろえの強化を図りました。さらに、新たに展開を始めた「グミーツ」は、期間限定商品の発売による商品認知の向上を図りました。
飲料・食品・冷菓全体では、食品品目が伸び悩んだものの、飲料、冷菓品目が伸張したことから前年同期を上回りました。
その他では、通信販売事業は、巣ごもり需要に一服感がみられたものの、季節に合わせた商品展開やECチャネル限定の企画展開および催事企画を実施し、リピーターの増加と販路拡大に取り組みました。
自動販売機事業は、新規開拓によるプチモールの設置台数の増加と、既設自販機の収益性改善と効率化を図り、多様な商品を取り扱う対面接触を避けた食品販売ツールとしての環境整備を図りました。
酒類販売事業は、行動制限が緩和されたことなどから飲食店ルート向け商品や土産用受託商品の需要が高まり、全体では順調に推移しました。
以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は70,598百万円(対前年同期比101.3%)、営業利益は663百万円(対前年同期比19.9%)、経常利益は840百万円(対前年同期比23.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は479百万円(対前年同期比19.4%)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は43,186百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,315百万円増加となりました。これは主に、受取手形及び売掛金と商品及び製品ならびに原材料及び貯蔵品の増加があったことによるものです。固定資産は45,646百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,255百万円増加となりました。これは主に、有形固定資産の取得があったことによるものです。
この結果、総資産は88,833百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,570百万円増加となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は26,381百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,999百万円増加となりました。これは主に、仕入債務(支払手形及び買掛金)と短期借入金の増加があったことによるものです。固定負債は9,837百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,743百万円増加となりました。これは主に、長期借入金の増加があったことによるものです。
この結果、負債合計は36,218百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,742百万円増加となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は52,614百万円となり、前連結会計年度末に比べ172百万円減少となりました。これは主に、在外子会社の円換算時に発生する為替換算調整勘定の減少があったことによるものです。
この結果、自己資本比率は59.2%(前連結会計年度末63.4%)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は16,439百万円となり、前連結会計年度末(16,793百万円)に比べ353百万円減少となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は995百万円(前年同期5,495百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益909百万円および減価償却費3,335百万円と売上債権の増加額1,773百万円および棚卸資産の増加額2,708百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,546百万円(前年同期2,577百万円の支出、対前年同期比137.6%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,517百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は4,108百万円(前年同期909百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額2,000百万円および長期借入れによる収入2,983百万円があったことによるものです。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、849百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備の新設
当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金調達方法 |
着手年月 |
完了予定年月 |
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総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
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提出会社 |
新発田工場 (新潟県新発田市) |
食料品の製造・ 販売 |
菓子製造 設備 |
1,385 |
749 |
自己資金 |
2022年5月 |
2023年3月 |
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。