第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前事業年度との比較・分析を行っております。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

  ① 財政状態の状況

当第2四半期会計期間末における資産合計は15,163百万円で前事業年度末に対し1,706百万円増加しました。流動資産は4,876百万円で主に現金及び預金が808百万円増加し、売掛金が66百万円減少した結果、前事業年度末に対し780百万円増加しました。固定資産は10,287百万円で主に月寒デリカ工場の完成により有形固定資産が874百万円増加した結果、前事業年度末に対し925百万円の増加となりました。負債合計は10,515百万円で主に支払手形及び買掛金が92百万円、長期借入金(1年内返済予定含む)が1,433百万円増加した結果、前事業年度末に対し1,615百万円増加しました。純資産合計は4,648百万円で前事業年度末に対し90百万円増加しました。

この結果、当第2四半期会計期間末における自己資本比率は30.7%、1株当たりの純資産は2,219円79銭となりました。

 

 ② 経営成績の状況

当第2四半期累計期間(平成30年4月1日~平成30年9月30日)におけるわが国経済は、景気の緩やかな回復基調が続いておりましたが、本年9月6日に発生した北海道胆振東部地震及びその後の大規模停電に伴い、工場の操業停止、量販店やコンビニエンスストア等の営業停止、外国人観光客の減少等があり、北海道経済に大きな打撃となりました。当業界におきましては、パン類の消費は回復傾向で推移しておりましたが、お客様の生活防衛意識が根強い市場環境のもと販売競争の激化に加え、原材料価格、エネルギーコスト及び人件費が上昇し厳しい経営環境となりました。

このような情勢下におきまして、当社は「おいしく、北海道らしく。」の方針のもと、「日糧ベスト70」を中心に主力製品の品質向上を継続し、多様化するお客様のニーズを捉えた新製品開発に積極的に取り組み、安全・安心でお客様に喜ばれる高品質な製品の提供に努めました。また、生産、販売、管理の各部門における業務のさらなる見直しと効率化を進め、継続して経営基盤の強化へ取り組んでまいりました。本年7月には新設の月寒デリカ工場が竣工稼働し、最新鋭の炊飯設備や効率化された加工調理設備を活用して、調理パン・米飯類の生産・供給を開始しました。お陰様をもちまして新工場は順調なスタートを切ることができました。一方、輸入小麦の政府売渡価格引上げ、人件費や物流費の増加及びエネルギーコストの上昇等を踏まえて、本年8月1日から一部のパン製品につき、対象製品の出荷価格を平均で3.7%値上げしました。

北海道胆振東部地震に関しましては、その直後の大規模停電により、当社は2日間の操業停止を余儀なくされました。緊急事態に対処するため、品種数を絞って生産を再開するとともに、地方自治体等の要請を受けて被災地に緊急食糧を供給しました。

製品別の売上状況につきましては、食パン部門は、“しっとり、やわらか”な食感を訴求し取扱拡大に努めた主力の「絹艶」が堅調に推移しました。9月には北海道産小麦を使用した「絹艶北海道」をさらにもちもち感を向上させてリニューアルし、SNSを活用し積極的に拡販しました。本年4月に発売したバターの風味豊かな「プレミアデニッシュ」シリーズ及び昨年発売したシンプルな配合でトースト専用のハード系「イギリス食パン」の寄与もあり売上は好調に推移しました。菓子パン部門は、「ラブラブサンド」、コッペパンタイプのロール類やドーナツ類の伸び悩みもあり、売上は前年同期を下回りました。一方、昨年発売したフィリングをたっぷり使用した重量感のある「ずっしり」シリーズは、本年5月に品揃えを充実強化して拡販に努めた結果、売上に大きく寄与しました。7月に口どけの良い白いパン生地が特徴の「やわらかピュアブレッド」シリーズを新たに投入し、さらに9月からは「しっとりあんぱん」等の「北の国のベーカリー」シリーズをリニューアルし生地の風味を向上させて取扱拡大をはかったほか、値ごろ感のあるコンビニエンスストア向け製品の提案を強化し売上の回復をはかりました。和菓子部門は、「チーズ蒸しパン」などの蒸しパン類やロングライフ製品は順調に推移しましたが、季節商品や串団子類が伸び悩み、前年同期の売上を下回りました。洋菓子部門は、スナックケーキ等の不振により前年同期の売上を下回りましたが、ココア風味が豊かな「黒のチョコロール」と姉妹品の「白のチョコロール」が好評をいただくとともに、コンビニエンスストア向け製品を積極的に提案し売上の回復に努めました。調理パン・米飯部門は、量販店向け弁当や寿司の拡販を積極的に進めましたが、コンビニエンスストア向けおにぎりやサンドイッチの売上逸失の影響が大きく前年同期の売上を下回りました。

以上の結果、当第2四半期累計期間の業績につきましては、売上高は8,586百万円(対前年同期比98.0%)と伸び悩みました。営業利益は118百万円(対前年同期比88.0%)、経常利益は122百万円(対前年同期比76.2%)、四半期純利益は70百万円(対前年同期比110.6%)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 ① 現金及び現金同等物

 当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物は、2,267百万円(前事業年度末1,458百万円、前第2四半期累計期間末1,695百万円)となりました。

 

② 営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益114百万円に減価償却費239百万円、売上債権の減少額66百万円、仕入債務の増加額92百万円などを加減算した結果、368百万円の増加(前第2四半期累計期間147百万円の増加)となりました。

 

③ 投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動によるキャッシュ・フローは、962百万円の減少(前第2四半期累計期間557百万円の減少)となりました。主に月寒デリカ工場新設はじめ設備投資による支出であります。

 

④ 財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,402百万円の増加(前第2四半期累計期間210百万円の増加)となりました。主に借入金の借入(月寒デリカ工場新設資金含む)及び返済、配当金の支払によるものです。

 

   ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社の運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための原料費、労務費、経費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備新設、改修等によるものであります。

当社は事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

なお、当第2四半期会計期間末における借入金の残高は4,202百万円となっております。また、当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は2,267百万円となっております。

 

(3) 研究開発活動

当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は83百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。