当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、感染症対策と社会経済活動の両立が図られてきており、人流の回復傾向に伴い一部では持ち直しの動きが見られました。しかし、ウクライナ情勢の不透明感や資源・エネルギー価格の高騰などから世界的なインフレによる景気後退が懸念されるなか、円安の進行とも相まって多くの商品の値上がりが続き、消費者の節約志向が強まるなど、総じて先行き厳しさを増すものと見込まれております。
米菓業界におきましては、大手の2月の火災以降の出荷自粛の長期化から米菓売場全体が縮小する危機感が大きく、業界を挙げて増産体制をとり商品供給に努めてまいりましたが、受注に応えきれない状況が続きました。また、原材料や燃料および物流費等が軒並み大幅に高騰しており、価格転嫁の遅れもあって、各社の採算が大きく悪化しているものと見られるなど、極めて厳しい事業環境となっております。
このような経営環境にあって、当社グループは、中期経営計画「新しい岩塚価値の創造」の初年度にあたり、「もっと美味しく・もっと楽しく・もっと笑顔に!」をスローガンに掲げ、引き続き「美味しさと品質」を追求していく方針にあります。このため、新工場「BEIKA Lab」での研究開発機能をフル活用し、新たな発想による米菓の開発を進めるなど、新しい岩塚価値商品をお届けしたいと考えております。
開発部門におきましては、お客様に感動していただける商品づくりを使命と考え、結果として他社との差別化を図りたいと考えております。日本料理の人気店の監修を得てワンランク贅沢な大人の味わいを実現した「黒豆せんべい柚庵焼き仕立て醤油味」「同西京風みそ仕立て」を発売したほか、北海道工場と千歳高校のコラボ商品第2弾として「ふわっとハスカップアロニア味」を開発・発売しました。
製造部門では、業界を挙げて増産体制をとるなか、主力商品を主体としながらフル操業を続けてまいりました。一方で、食用油・包装資材などの原材料や天然ガスなどのエネルギー価格が急騰するなか、ムダの排除や物流体制の整備強化などコスト削減のための自助努力を重ねておりますが、製造原価の高止まりを余儀なくされております。前倒しで省力化投資を進める等により製造原価低減を急ぐ必要があると考えております。
営業部門では、代替需要に対し定番売場維持を最優先とし、新商品の発売を延期してまで「黒豆せんべい」や「田舎のおかき」等の主力商品(TOP6+2)の安定供給に注力しました。この結果、供給不足を解消するまでには至らなかったものの、品薄状態に対し一定のカバーができたものと考えております。なお、今後とも「日本のお米100%使用」をアピールして品質と美味しさを際立たせ、当社グループ全体でのブランド力の発信を強化してまいります。
この結果、当第1四半期連結累計期間における業績は、他社代替受注に対応した販売増により売上総利益率が改善、原材料費・燃料費等のコスト上昇を抑え、前年同期間比増収増益となりました。売上高は、製販の連携をとって定番商品をフル生産した結果、51億56百万円(前年同期間比23.0%増)と伸長しました。損益面では、定番商品主体の販売により販促費が高めに推移し利幅を稼げなかったものの、原料資材やエネルギー費用等が高騰するなかで、営業利益は70百万円(前年同期間は営業損失1億44百万円)と黒字を確保、経常利益は2億99百万円(前年同期間は経常損失1億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億9百万円(前年同期間は親会社株主に帰属する四半期純損失70百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は997億9百万円となり、前連結会計年度末と比較して34億31百万円の増加となりました。
流動資産は81億44百万円となり、前連結会計年度末と比較して65百万円の減少となりました。これは主に、その他に含めております前払費用が1億72百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が1億6百万円、原材料及び貯蔵品が1億51百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は915億64百万円となり、前連結会計年度末と比較して34億96百万円の増加となりました。これは主に、投資有価証券が時価評価等により33億71百万円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は275億18百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億30百万円の増加となりました。
流動負債は40億36百万円となり、前連結会計年度末と比較して29百万円の増加となりました。これは主に、その他に含めております未払金が3億92百万円増加した一方で、買掛金が49百万円、賞与引当金が2億58百万円減少したこと等によるものであります。固定負債は234億82百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億1百万円の増加となりました。これは主に、投資有価証券の時価評価等により繰延税金負債が10億17百万円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は721億90百万円となり、前連結会計年度末と比較して25億1百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が1億29百万円、投資有価証券の時価評価に伴いその他有価証券評価差額金が23億70百万円増加したこと等によるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積りについては「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(3)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、73百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績等に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の経営成績等に重要な影響を与える要因の記載について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の資本の財源及び資金の流動性の記載について重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。