文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、国内市場の伸び悩みから、業態を越えた企業間競争は激化傾向にあります。また、消費マインドは、依然として節約志向が根強いものの、「ハレ・コト消費」傾向の顕著化など、消費の二極化がより鮮明になり、インバウンド動向においては、訪日外客数が大幅に伸びている一方で、高額品を中心としたインバウンド需要の減速が見られはじめるなど、消費環境は刻々変化している状況にあります。
このような状況のもと、当社グループは、前年度に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート宣言(WSR)~世界へ、ありえない驚きの、超感動を提供する~』の更なる推進を図るため、当年度は『WSR2(ダブルエスアール・ダブルエスアール)』を経営スローガンに掲げ、インバウンド対策の強化、海外展開、首都圏でのWSR展開の推進、プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成に注力いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、重点施策遂行の成果及び株式取得により平成28年2月から連結の範囲に含めました株式会社フランセが加わったことなどにより、14,801百万円(前年同期比22.2%増)となりました。利益面では、株式会社フランセの事業の特性による季節的な変動要因によるマイナス影響があった一方、増収効果に加え売上総利益率が前年同期に対し0.8ポイント増加したことなどにより、営業利益は1,452百万円(前年同期比13.4%増)、経常利益は1,471百万円(前年同期比12.7%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期は、税務上の繰越欠損金にかかる繰延税金資産の追加計上により税金費用が一時的に低かったため、当第2四半期連結累計期間の税金負担が前年同期に比べて増加した結果、862百万円(前年同期比10.7%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
前連結会計年度中において行われた組織再編に伴い、従来、独立セグメントとしておりました「寿製菓」、「但馬寿」を統合し、「寿製菓・但馬寿」に変更しております。なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、組織再編後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
また、前年同四半期の算定方法につきましても当四半期の区分に組み替え後の数値に基づいて算定しております。
① ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、道内店舗における販促強化、国内主要国際空港での提案営業の強化、台湾・韓国などアジア圏における事業推進などに注力いたしました。商品面では、主力商品「ドゥーブル・フロマージュ」、焼き菓子商品の「小樽色内通りフロマージュ」及び「ビスキュイ・オ・フロマージュ」の販売強化に注力いたしました。その結果、売上高は、4,263百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は423百万円(前年同期比20.2%増)となりました。
② 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、グループ各社及び代理店向けに新商品及び主力商品対策などの提案営業を強化するとともに、地元山陰では発売50周年を迎える名菓「因幡の白うさぎ」及びモンド・セレクション6年連続最高金賞受賞の「白ウサギフィナンシェ」の販売強化、「遊月亭の黒豆茶」の通信販売などに注力いたしました。その結果、売上高は4,948百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は634百万円(前年同期比54.9%増)となりました。
③ 販売子会社
販売子会社は、東海地区では「小倉トーストラングドシャ」、福岡地区では「まっかな苺のラングドシャ」の販売強化に努め、関西地区では関西国際空港を中心に「京都ヴェネト」及び「コンディトライ神戸」ブランドでのインバウンド対策を推進いたしました。その結果、売上高は2,504百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は180百万円(前年同期比3.3%増)となりました。
④ シュクレイ
シュクレイは、「ザ・メープルマニア」をはじめとする各ブランドの知名度向上を図るため、期間限定出店展開及び季節イベント対策の推進、インバウンド対策を含む卸売の強化などに注力いたしました。新ブランドでは、東京・JR新宿駅南口NEWoMan(ニュウマン)に「Butter Butler(バターバトラー)」を、東京・南青山に「GENDY(ジェンディー)」を平成28年4月にそれぞれ新規出店いたしました。その結果、売上高は2,430百万円(前年同期比36.5%増)、営業利益は307百万円(前年同期比65.8%増)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、平成28年4月に発生した熊本地震の影響により、観光客が減少した長崎・佐世保地区の落ち込みを挽回すべく、発売65周年を迎えた「九十九島せんぺい」の販売強化に努めるとともに、フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」では、期間限定出店の展開を推進いたしました。その結果、売上高は1,611百万円(前年同期比4.9%減)、営業損失は19百万円(前年同期は営業利益49百万円)となりました。
⑥ フランセ
フランセは、製造ラインの統合・新設、ブランド再構築など経営の抜本的な見直しを推進いたしました。商品面では、期間限定の新商品「レモンをたのしむミルフィユ」及び「木苺をたのしむミルフィユ」を投入し、夏季シーズンにおける販売強化に努めました。その結果、売上高は1,490百万円、営業損失は229百万円となりました。
なお、株式会社フランセは、事業の特性による季節的な変動があり、上半期の業績は下半期に比べ著しく低調な傾向にあります。
⑦ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は112百万円(前年同期比10.8%増)、営業損失は38百万円(前年同期は営業損失28百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
① 資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、17,562百万円となり、前連結会計年度末と比べ374百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少(384百万円)、受取手形及び売掛金の減少(253百万円)、固定資産における機械装置及び運搬具(純額)の増加(147百万円)、商品及び製品の増加(138百万円)などの要因によるものです。
負債は、6,569百万円となり、前連結会計年度末と比べ595百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等の減少(196百万円)、短期借入金の減少(200百万円)、長期借入金の減少(171百万円)などの要因によるものです。
純資産は、10,993百万円となり、前連結会計年度末に比べ221百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(862百万円)、配当金の支払いによる減少(622百万円)などの要因によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.5ポイント増加の62.6%となり、1株当たり純資産は353円25銭となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)残高は、前連結会計年度末に比べ184百万円減少し、3,069百万円(前年同期比27.2%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,176百万円(前年同期比18.3%増)となりました。
主な要因は、税金等調整前四半期純利益1,429百万円、減価償却費397百万円の計上及び、売上債権の減少額251百万円などの増加要因があった一方、法人税等の支払額808百万円、たな卸資産の増加額115百万円などの減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、324百万円(前年同期比4.9%減)となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出583百万円の減少要因があった一方、定期預金の払戻による収入200百万円、投資有価証券の売却による収入138百万円などの増加要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,032百万円(前年同期比17.4%増)となりました。
主な要因は配当金の支払額622百万円、短期及び長期借入金の返済額400百万円などの要因によるものであります。
(3)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、22,536千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。