第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、緩やかな景気回復の動きが見られた一方で、個人消費は依然として節約志向が根強く、消費者の選別の目は、一層厳しさが増す状況で推移いたしました。

 このような状況の中、当社グループは「ダブルエスアール(WSR)※」の経営スローガンのもと、『超現場主義』を実践テーマに加え、プロフィット部門であります製造ライン、店舗、営業部門における現場中心の経営スタイルに一層磨きをかけ、商品力、販売力・営業力、売場力の更なる向上に努めてまいりました。また、「インバウンド対策の強化」、「海外展開」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の4つの重点施策に引き続き注力してまいりました。更に、首都圏での経営基盤をより一層強固なもとすべく、平成29年4月1日付で株式会社シュクレイを存続会社とし、株式会社フランセを消滅会社とする吸収合併によるグループ再編を実施いたしました。

 これらの取り組みの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は7,919百万円(前年同期比17.8%増)、営業利益は535百万円(前年同期比43.6%増)、経常利益は547百万円(前年同期比43.1%増)となりました。また、固定資産売却益の特別利益計上及び税務上の繰越欠損金にかかる繰延税金資産の追加計上により税金費用が減少したことなどにより親会社株主に帰属する四半期純利益は553百万円(前年同期比196.5%増)となりました。

 

※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。

 

 セグメント別の業績は次のとおりであります。

 なお、平成29年4月1日付で実施した連結子会社間の吸収合併に伴い、従来、報告セグメントとしておりました「フランセ」を当第1四半期連結会計期間より「シュクレイ」に統合いたしており、以下の記載における前第1四半期連結累計期間との比較は、変更後の区分方法により作成した数値を使用しております。

 

① ケイシイシイ

 「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、売上面では、国際線ターミナルにおいて専用什器展開を推進したほか、母の日及び周年祭など季節イベントでの販促強化などに努めた結果、売上高は2,430百万円(前年同期比21.3%増)となり前年同期を上回りました。利益面では、売上構成の変化などにより売上総利益率が前年同期に対し1.9ポイント減少したことに加え、人件費及び物流費が増加した結果、営業利益は140百万円(前年同期比9.8%減)となり前年同期を下回りました。

② 寿製菓・但馬寿

 寿製菓・但馬寿は、グループ会社及び代理店向けの製品供給の拡大に向け、「サンドクッキー」ラインの新設など製造ラインの拡充を図りました。また、山陰地区では発売50周年を迎えた名菓「因幡の白うさぎ」の販売強化に注力しました。その結果、売上高は2,456百万円(前年同期比13.1%増)となり前年同期を上回りました。利益面では、販売管理費の増加を増収効果で吸収できた結果、営業利益は182百万円(前年同期比4.3%増)となり前年同期を上回りました。

③ シュクレイ

 シュクレイは、統合メリットを最大限発揮させるべく組織体制の見直しを行い、営業面では新体制による直営店の人員の再配置及びサポート体制の充実を図りました。生産面では、自社ブランド商品の一部を寿製菓及びケイシイシイから自社工場での生産に切り替えを行うなど増産体制の確立などに努めました。その結果、売上高は2,238百万円(前年同期比28.0%増)となり前年同期を上回りました。利益面においても増収効果に加え、売上総利益率が前年同期に対し2.6ポイント増加し、更に売上高に対する販売管理費比率が3.6ポイント減少した結果、営業利益は103百万円(前年同期は営業損失28百万円)となり前年同期を上回りました。

④ 販売子会社

 販売子会社は、駅、空港、SA・PAなど交通拠点チャネルを中心に、専用什器によるコーナー化展開を推進し、主力商品及び新商品の拡販などに注力いたしました。その結果、売上高は1,283百万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は85百万円(前年同期比58.7%増)となり、ともに前年同期を上回りました。

⑤ 九十九島グループ

 九十九島グループは、熊本地震の影響から低迷しておりました長崎・佐世保地区は、主力商品「九十九島せんぺい」の販売強化などにより回復基調にあるものの、福岡地区では、福岡空港改装に伴う売場縮小などにより低迷しました。フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」は、認知度向上を図るため首都圏を中心に期間限定店舗展開を推進しました。その結果、売上高は766百万円(前年同期比2.6%増)、営業損失は77百万円(前年同期は営業損失41百万円)となりました。

⑥ その他

 その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は93百万円(前年同期比52.4%増)となり、営業損失は11百万円(前年同期は営業損失12百万円)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、18,530百万円となり、前連結会計年度末に比べ970百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少(883百万円)、受取手形及び売掛金の減少(687百万円)、土地の減少(227百万円)、流動資産におけるその他の増加(382百万円)、商品及び製品の増加(178百万円)、機械装置及び運搬具(純額)の増加(146百万円)、建物及び構築物(純額)の増加(106百万円)などの要因によるものです。

 負債は6,020百万円となり、前連結会計年度末に比べ745百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等の減少(569百万円)、賞与引当金の減少(247百万円)、支払手形及び買掛金の減少(180百万円)、流動負債におけるその他の増加(296百万円)、などの要因によるものです。

 純資産は12,509百万円となり、前連結会計年度末に比べ224百万円減少いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(553百万円)、配当金の支払いによる減少(777百万円)などの要因によるものです。

 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.2ポイント増加の67.5%となり、1株当たり純資産は401円99銭となりました。

 

(3)事業上及び財政上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、11,820千円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)従業員数

 前連結会計年度末に比べ従業員数が131名増加しております。このうち、従業員数に著しい増加があったセグメントは、ケイシイシイ48名、シュクレイ44名で、主に業容の拡大に伴うものであります。