文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな景気回復の動きが見られた一方で、個人消費は、依然として低迷した状態が続いております。また、消費者の商品・サービスに対する選別の目が一段と厳しさが増す中、販売競争が激化するなど、引き続き厳しい環境下で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは「ダブルエスアール(WSR)※」の経営スローガンのもと、『超現場主義』を実践テーマに加え、プロフィット部門であります製造ライン、店舗、営業部門における現場中心の経営スタイルに一層磨きをかけ、商品力、販売力・営業力、売場力の更なる向上に努めてまいりました。また、「インバウンド対策の強化」、「海外展開」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の4つの重点施策を引き続き注力してまいりました。更に、首都圏での経営基盤をより一層強固なものとすべく、平成29年4月1日付で株式会社シュクレイを存続会社とし、株式会社フランセを消滅会社とする吸収合併によるグループ再編を実施いたしました。
これらの取り組みの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は17,219百万円(前年同期比16.3%増)、営業利益は1,849百万円(前年同期比27.3%増)、経常利益は1,869百万円(前年同期比27.1%増)となりました。また、固定資産売却益の特別利益計上、税務上の繰越欠損金にかかる繰延税金資産の追加計上により税金費用が前年同期に比べ減少した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,450百万円(前年同期比68.1%増)となりました。
※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、平成29年4月1日付で実施した連結子会社間の吸収合併に伴い、従来、報告セグメントとしておりました「フランセ」を第1四半期連結会計期間より「シュクレイ」に統合いたしており、以下の記載における前第2四半期連結累計期間との比較は、変更後の区分方法により作成した数値を使用しております。
① ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、商品面では主力商品の「ドゥーブルフロマージュ」及び「小樽色内通り フロマージュ」の販売強化に加え、新商品「テノワール」の拡販に注力いたしました。売上面では、インバウンド対策として注力しております国際線ターミナルでの販売が好調に推移し、また、新規出店効果などにより道内店舗の売上が伸長いたしました。その結果、売上高は5,096百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益は498百万円(前年同期比17.9%増)となりました。
② 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、売上面では、焼き菓子類を中心にグループ向け及び代理店向けが堅調に推移しました。生産面では、商品開発の強化に向け、新たな製造ラインを設置し、製品ラインナップの充実を図りました。その結果、売上高は5,319百万円(前年同期比7.5%増)となり、前年同期を上回りました。一方、利益面では、減価償却費の増加などにより製造原価率が増加したことに加え、人件費の増加などにより、営業利益は581百万円(前年同期比8.4%減)となり、前年同期を下回りました。
③ シュクレイ
シュクレイは、統合メリットを最大限発揮させるべく組織体制の見直しを行い、販売面では、「フランセ」ブランドの販売チャネルの絞り込みを実施いたしました。また、生産面では、製造ラインの新設及び改修を行い、商品の一部をグループ間仕入から自社工場生産に切り替えるなど生産体制の改善に注力しました。売上面では、主力ブランドの積極的なプロモーションにより認知度が向上し、好調に推移いたしました。その結果、売上高は5,029百万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は343百万円(前年同期比341.9%増)となりました。
④ 販売子会社
販売子会社は、駅、空港、SA・PAなど交通拠点チャネルを中心に、新製品及び主力商品のコーナー化展開を推進し、堅調に推移しました。その結果、売上高は2,758百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は228百万円(前年同期比26.6%増)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、売上面では、長崎・佐世保地区は、主力商品「九十九島せんぺい」の販売強化などにより熊本地震の影響による低迷から回復基調にあるものの、福岡地区が、福岡空港改装工事に伴う売場縮小などにより低迷しました。新業態のフレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」は、認知度向上に向け首都圏を中心に催事展開を推進しました。その結果、売上高は1,648百万円(前年同期比2.3%増)、営業損失は104百万円(前年同期は営業損失19百万円)となりました。
⑥ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は175百万円(前年同期比55.8%増)となり、営業損失は30百万円(前年同期は営業損失38百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、19,649百万円となり、前連結会計年度末に比べ149百万円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少(583百万円)、土地の減少(227百万円)、流動資産におけるその他の増加(153百万円)、商品及び製品の増加(196百万円)、建物及び構築物(純額)の増加(218百万円)、機械装置及び運搬具(純額)の増加(324百万円)などの要因によるものです。
負債は6,238百万円となり、前連結会計年度末に比べ527百万円減少いたしました。主な要因は、流動負債におけるその他の減少(314百万円)、未払法人税等の減少(138百万円)、長期借入金の減少(140百万円)、賞与引当金の増加(97百万円)などの要因によるものです。
純資産は13,410百万円となり、前連結会計年度末に比べ676百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(1,450百万円)、配当金の支払いによる減少(777百万円)などの要因によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.9ポイント増加の68.2%となり、1株当たり純資産は430円93銭となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)残高は、前連結会計年度末に比べ583百万円減少し、2,968百万円(前年同期比3.3%減)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、960百万円(前年同期比18.4%減)となりました。
主な要因は、法人税等の支払額808百万円、その他の減少額440百万円、たな卸資産の増加額267百万円などの減少要因があった一方、税金等調整前四半期純利益1,939百万円、減価償却費477百万円の計上及び賞与引当金の増加額97百万円などの増加要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、603百万円(前年同期比86.0%増)となりました。
主な要因は、有形固定資産の売却による収入303百万円などの増加要因があった一方、有形固定資産の取得による支出833百万円の減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、940百万円(前年同期比9.0%減)となりました。
主な要因は配当金の支払額777百万円、長期借入金の返済額152百万円などの要因によるものであります。
(4)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、25,023千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
前連結会計年度末に比べ従業員数が148名増加しております。このうち、従業員数に著しい増加があったセグメントは、シュクレイ69名、ケイシイシイ45名で、主に業容の拡大に伴うものであります。