第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな景気回復の動きが見られた一方で、個人消費は依然として先行き不透明な状況が続いております。また、消費者の商品・サービスに対する選別の目が一段と厳しさが増す中、販売競争が激化するなど、引き続き厳しい環境下で推移いたしました。

 このような状況の中、当社グループは「ダブルエスアール(WSR)※」の経営スローガンのもと、『超現場主義』を実践テーマに加え、プロフィット部門であります製造ライン、店舗、営業部門における現場中心の経営スタイルに一層磨きをかけ、商品力、販売力・営業力、売場力の更なる向上に努めてまいりました。また、「インバウンド対策の強化」、「海外展開」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の4つの重点施策を引き続き注力してまいりました。更に、首都圏での経営基盤をより一層強固なもとすべく、平成29年4月1日付で株式会社シュクレイを存続会社とし、株式会社フランセを消滅会社とする吸収合併によるグループ再編を実施いたしました。

 これらの取り組みの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は27,546百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益は3,730百万円(前年同期比29.4%増)、経常利益は3,760百万円(前年同期比29.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,681百万円(前年同期比49.9%増)となりました。

 

※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

 なお、平成29年4月1日付で実施した連結子会社間の吸収合併に伴い、従来、報告セグメントとしておりました「フランセ」を第1四半期連結会計期間より「シュクレイ」に統合いたしており、以下の記載における前第3四半期連結累計期間との比較は、変更後の区分方法により作成した数値を使用しております。

 

① ケイシイシイ

 「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、商品面では主力商品「ドゥーブルフロマージュ」及び「小樽色内通り フロマージュ」の販売強化に加え、新商品「テノワール」の拡販に注力いたしました。売上面では、インバウンド対策として注力しております国際線ターミナル免税エリアでの販売が好調に推移しました。その結果、売上高は8,219百万円(前年同期比15.7%増)、営業利益は977百万円(前年同期比10.2%増)となりました。

② 寿製菓・但馬寿

 寿製菓・但馬寿は、売上面では、焼き菓子類を中心にグループ向け及び代理店向けが好調に推移しました。また、山陰地区が発売50周年を迎えた銘菓「因幡の白うさぎ」の販売強化などにより堅調に推移しました。生産面では、商品開発の強化に向け、新たな製造ラインを設置し、製品ラインナップの充実を図りました。その結果、売上高は8,308百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は1,121百万円(前年同期比8.4%増)となりました。

③ シュクレイ

 シュクレイは、統合メリットを最大限発揮させるべく、販売面では、「フランセ」ブランドの販売チャネルの絞り込みを実施いたしました。また、生産面では、製造ラインの新設及び改修を行い、商品の一部をグループ間仕入から自社工場生産に切り替えるなど生産体制の改善に注力しました。売上面では、主力ブランドの積極的なプロモーションにより認知度が向上したことに加え、新規出店や新ブランドをリリースしたことなどにより、大幅に伸長いたしました。その結果、売上高は8,332百万円(前年同期比27.1%増)、営業利益は933百万円(前年同期比156.4%増)となりました。

④ 販売子会社

 販売子会社は、駅、空港、SA・PAなど交通拠点チャネルを中心に、新製品及び主力商品のコーナー化展開を推進し、堅調に推移しました。その結果、売上高は4,259百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は350百万円(前年同期比9.7%増)となりました。

 

⑤ 九十九島グループ

 九十九島グループは、売上面では、長崎・佐世保地区は、主力商品「九十九島せんぺい」の販売強化などにより熊本地震の影響による低迷から回復基調にあるものの、福岡地区が、福岡空港改装工事に伴う売場縮小などにより低迷しました。新業態のフレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」は、認知度向上に向け首都圏を中心に催事展開を推進しました。その結果、売上高は2,566百万円(前年同期比1.8%増)、営業損失は125百万円(前年同期は営業損失12百万円)となりました。

⑥ その他

 その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は259百万円(前年同期比33.6%増)となり、営業損失は41百万円(前年同期は営業損失59百万円)となりました。

 

(2)財政状態の状況

資産、負債及び純資産の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、21,674百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,174百万円増加いたしました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加(1,356百万円)、機械装置及び運搬具(純額)の増加(356百万円)、商品及び製品の増加(284百万円)、建物及び構築物(純額)の増加(284百万円)、流動資産におけるその他の増加(212百万円)、現金及び預金の減少(520百万円)などの要因によるものです。

 負債は7,021百万円となり、前連結会計年度末に比べ255百万円増加いたしました。主な要因は、短期借入金の増加(500百万円)、支払手形及び買掛金の増加(241百万円)、賞与引当金の減少(226百万円)、長期借入金の減少(200百万円)などの要因によるものです。

 純資産は14,653百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,918百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(2,681百万円)、配当金の支払いによる減少(777百万円)などの要因によるものです。

 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.3ポイント増加の67.6%となり、1株当たり純資産は470円86銭となりました。

 

(3)事業上及び財政上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、37,212千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)従業員数

 前連結会計年度末に比べ従業員数が146名増加しております。このうち、従業員数に著しい増加があったセグメントは、シュクレイ79名、ケイシイシイ36名で、主に業容の拡大に伴うものであります。