文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、堅調な企業の経営成績や雇用所得環境の改善を背景に、個人消費は持ち直しの動きが継続し、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。一方で、お客様の消費活動の多様化が進み、また、業種・業態を超えた競争の激化や物流コストの上昇などにより、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような環境の中、当社グループは、『超絶 WSR!!(※)』を2018年経営スローガンに掲げ、『超現場主義の徹底実践』を実践テーマに、お客様により一層喜んでいただける魅力溢れる商品及びサービスの提供に努めてまいりました。また、製造ライン、店舗、営業部門の現場中心の経営スタイルを一段と高め、商品力、販売力・営業力、売場力のレベルアップに引き続き注力してまいりました。更に、当面の重点施策であります「インバウンド対策の強化」、「海外展開(海外における事業モデルの構築)」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の施策遂行に対処してまいりました。
これらの取り組みの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は8,601百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は829百万円(前年同期比55.1%増)、経常利益は835百万円(前年同期比52.4%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期は、税務上の繰越欠損金にかかる繰延税金資産の追加計上により税金費用が一時的に低かったため、当第1四半期連結累計期間の税金負担が前年同期に比べて増加した結果、510百万円(前年同期比7.8%減)となりました。
※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
① ケイシイシイ
ケイシイシイは、本年6月で20周年を迎えた「小樽洋菓子舗ルタオ」において、20周年記念菓「ルコッタ」の発売開始やキャンペーン展開に注力いたしました。また、本年4月にルタオ本店前にフロマージュデニッシュ専門店「デニルタオ」を、本年6月には阪急うめだ本店にチーズクリームサンド専門店「Fuwa-Trois(フワトロワ)」をそれぞれオープンするなど、新ブランド展開にも取り組みました。売上面では、催事出店の見直しによる売上減少や生産移管によるグループ向け売上が減少した一方、道内店舗の好調やインバウンド対策として注力いたしております国際線ターミナル免税エリアでの売上が好調に推移いたしました。その結果、売上高は2,502百万円(前年同期比2.9%増)となり、営業利益は242百万円(前年同期比72.8%増)となりました。
② シュクレイ
首都圏での多ブランド展開に注力しているシュクレイは、売上面では、「東京ミルクチーズ工場」、「ザ・メープルマニア」など主力ブランドでの季節限定商品の投入、販促強化などにより直営店及び催事並びに卸売などの販売チャネルにおいて軒並み好調に推移いたしました。また、直営店では、本年6月に東京・南青山に洋菓子のフランセ表参道本店を、新宿駅南口ニュウマンの「Butter Butler(バターバトラー)」をそれぞれ移転リニューアルし、ブランド力の向上を図りました。その結果、売上高は2,717百万円(前年同期比21.4%増)、営業利益は260百万円(前年同期比151.2%増)となりました。
③ 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、グループ各社及び代理店との連携強化により、主力商品及び「サンドクッキー」などの新商品の育成に注力いたしました。売上面では、グループ全体における製造キャパシティ拡大の観点から、グループ向け製造売上の一部を他のグループ製造拠点に移管した影響により、グループ向け売上が減少いたしました。その結果、売上高は2,394百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は204百万円(前年同期比11.6%増)となりました。
④ 販売子会社
販売子会社は、駅、空港、SA・PAなど交通拠点チャネルを中心に、主力商品及び新商品の売場拡大、リロケーションなどの提案営業の強化に注力いたしました。新規出店では、関西地区において本年4月にコンディトライ神戸「神戸マルイ店」をオープンいたしました。その結果、売上高は1,347百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は99百万円(前年同期比15.8%増)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、売上面では、新商品「フレンチトーストクッキー」を投入した「Ivorish(アイボリッシュ)」ブランドでの催事が堅調に推移した一方、大手テーマパーク向けOEM取引の中止の影響などにより全体では落ち込みました。生産面では「ラングドシャ」ラインの新設などを行い、販売面では本年6月に長崎空港内に新店舗「99スイーツアベニュー」を、東京・ららぽーと立川立飛に「Ivorish立川」をそれぞれオープンするなど、早期の経営成績回復に向けた取り組みを強化しました。その結果、売上高は695百万円(前年同期比9.3%減)、営業損失は95百万円(前年同期は営業損失77百万円)となりました。
⑥ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は61百万円(前年同期比34.3%減)となり、営業損失は20百万円(前年同期は営業損失11百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、21,540百万円となり、前連結会計年度末に比べ736百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少(858百万円)、受取手形及び売掛金の減少(842百万円)、流動資産におけるその他の増加(341百万円)、機械装置及び運搬具(純額)の増加(270百万円)、建物及び構築物(純額)の増加(148百万円)、商品及び製品の増加(141百万円)などの要因によるものです。
負債は6,641百万円となり、前連結会計年度末に比べ163百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等の減少(483百万円)、賞与引当金の減少(308百万円)、支払手形及び買掛金の減少(179百万円)、流動負債におけるその他の増加(990百万円)などの要因によるものです。
純資産は14,898百万円となり、前連結会計年度末に比べ573百万円減少いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(510百万円)、配当金の支払いによる減少(1,089百万円)などの要因によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.3ポイント減少の69.2%となり、1株当たり純資産は478円74銭となりました。
(3)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、11,432千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりです。
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会社事業所名 |
所在地 |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
投資額 (千円) |
完了年月 |
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㈱九十九島グループ 黒髪工場 |
長崎県佐世保市 |
九十九島グループ |
製造設備 |
261,473 |
平成30年6月 |