文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較、分析を行っております。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、緩やかな景気回復基調で推移した一方で、個人消費は先行き不透明な状況が続いております。また、業種・業態を超えた競争の激化や物流コストの上昇、更に、全国各地で観測された豪雨や記録的な猛暑、大型台風の上陸や地震発生などの自然災害により、業績面においてマイナス影響を受けるなど、厳しさが増す環境下で推移いたしました。
このような環境の中、当社グループは、『超絶 WSR!!(※)』を2018年経営スローガンに掲げ、『超現場主義の徹底実践』をテーマに、お客様により一層喜んでいただける魅力溢れる商品及びサービスの提供に努めてまいりました。また、製造ライン、店舗、営業部門の現場中心の経営スタイルを一段と高め、商品力、販売力・営業力、売場力のレベルアップに引き続き注力してまいりました。更に、当面の重点施策であります「インバウンド対策の強化」、「海外展開(海外における事業モデルの構築)」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の施策遂行に対処してまいりました。店舗展開では、物販にカフェ・工房を併設したハイブリット型店舗の出店強化に取り組みました。
これらの取り組みの結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は29,615百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は4,318百万円(前年同期比15.7%増)、経常利益は4,348百万円(前年同期比15.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,841百万円(前年同期比6.0%増)となりました。
※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
① ケイシイシイ
ケイシイシイは、「小樽洋菓子舗ルタオ」の20周年キャンペーン展開及び新ブランド展開に注力いたしました。新規出店では、昨年4月にルタオ本店前に「デニルタオ」、6月に「フワトロワ」阪急うめだ本店、10月に「グッドモーニングテーブル」高島屋大阪店、11月に「ナウオンチーズ」ルミネ新宿店をそれぞれ出店し、海外では中国・上海に「ルタオ」を出店いたしました。また、物流コスト増加に対応すべく昨年4月に関東に物流センターを設置いたしました。業績面では、昨年9月に発生しました北海道胆振東部地震のマイナス影響を受けたものの、道内店舗や国際線ターミナル免税エリアでの販売好調などにより、売上高は8,304百万円(前年同期比1.0%増)となり、営業利益は986百万円(前年同期比1.0%増)となりました。
② シュクレイ
シュクレイは、「東京ミルクチーズ工場」、「ザ・メープルマニア」、「フランセ」、「バターバトラー」など主力ブランドの更なる認知度向上を図るため、既存店舗の強化、新規出店及びリロケーション、催事・卸展開の推進に注力いたしました。新規出店では、昨年6月に「フランセ」表参道本店、12月に新ブランド「メープルダイナーバイザ・メープルマニア」小田急新宿ミロード店など計10店舗の新規出店を行いました。その結果、売上高は9,802百万円(前年同期比17.6%増)、営業利益は1,432百万円(前年同期比53.5%増)となりました。
③ 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、グループ各社及び代理店との連携強化により、主力商品及び「サンドクッキー」などの新商品の育成に注力いたしました。地元山陰地区では、昨年9月、出雲大社神門通りに「カノザ」大社店をオープンいたしました。売上面では、グループ全体における製造キャパシティ拡大の観点から、グループ向け製造売上の一部を他のグループ製造拠点に移管した影響により、グループ向け売上が減少いたしました。その結果、売上高は8,028百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益は1,047百万円(前年同期比6.6%減)となりました。
④ 販売子会社
販売子会社は、駅、空港、SA・PAなど交通拠点チャネルを中心に、主力商品及び新商品の売場拡大、リロケーションなどの提案営業の強化に注力いたしました。新規出店では、関西地区において昨年4月に「コンディトライ神戸」神戸マルイ店、10月にJR京都駅にインショップ「本家佳長」亰店、東海地区では11月に伊勢神宮内宮前おはらい町通りに三重寿庵のインショップをオープンいたしました。その結果、売上高は4,394百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は369百万円(前年同期比5.3%増)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、早期の業績回復に向け「ラングドシャ」ラインの新設によるグループ向け売上の拡大及び新商品開発の強化に注力いたしました。新店舗では、昨年6月に長崎空港内に「♯99スイーツアベニュー」及び東京・ららぽーと立川立飛に「アイボリッシュ立川」、11月にマークイズ福岡ももちに「アイボリッシュ福岡ももち」を出店いたしました。また、昨年10月にカスタードスイーツ専門店「アイラブカスタード ヌフヌフ」博多デイトス店をリブランドオープンいたしました。その結果、売上高は2,684百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は41百万円(前年同期は営業損失125百万円)となりました。
⑥ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は172百万円(前年同期比33.4%減)となり、営業損失は109百万円(前年同期は営業損失41百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、24,160百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,883百万円増加いたしました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加(1,473百万円)、商品及び製品の増加(317百万円)、機械装置及び運搬具(純額)の増加(282百万円)、建物及び構築物(純額)の増加(274百万円)、流動資産におけるその他の増加(243百万円)、現金及び預金の減少(1,222百万円)などの要因によるものです。
負債は6,956百万円となり、前連結会計年度末に比べ151百万円増加いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加(468百万円)、賞与引当金の減少(306百万円)、長期借入金の減少(180百万円)などの要因によるものです。
純資産は17,203百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,732百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(2,841百万円)、配当金の支払いによる減少(1,089百万円)などの要因によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.7ポイント増加の71.2%となり、1株当たり純資産は552円82銭となりました。
(3)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、35,187千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。