第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、改元に伴う大型連休の活況など明るい話題が見られた一方、相次ぐ自然災害の影響や消費税率引き上げによる消費マインドの悪化懸念など、先行き不透明感の高まりから個人消費は力強さを欠く状況で推移いたしました。また、業種・業態を超えた競争の激化、物流コストの上昇、人材不足を背景とした人件費の上昇などもあり、総じて厳しい事業環境が続いております。

 このような状況のもと、当社グループは、『超 超絶 WSR!!(※1)』を2019年の経営スローガンに掲げ、商品力、販売力・営業力、売場力のレベルアップによる現場力の向上を図り、主力ブランド及び主力商品の育成はもとより、新ブランド及び新業態並びに新商品開発に注力いたしました。また、「GTS(グレート・トランスフォーメーション・サクセス)(※2)」、「インバウンド対策の強化」、「海外展開(海外における事業モデルの構築)」、「首都圏でのWSR化展開の推進」の4つの重点施策をテーマに取り組みました。

 製造面では、品質及び衛生管理の一層の強化を図ると共に、設備投資による増産体制の構築及び生産性の向上に対処いたしました。

 以上の取り組みにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は35,674百万円(前年同期比20.5%増)、営業利益は6,190百万円(前年同期比43.4%増)、経常利益は6,242百万円(前年同期比43.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,970百万円(前年同期比39.7%増)となりました。

 なお、当社の海外連結子会社Honey Sucrey Limited(香港)は、香港への訪問者数激減など事業環境の急激な悪化に伴い、事業再建が困難と判断し、本年1月に当社取締役会において清算計画を決議いたしました。これに伴い、店舗等の固定資産に係る減損損失46百万円を特別損失に計上いたしました。

 

※1 WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として2015年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。

 

※2 「GTS」とは、『Great Transformation Success』=「大転換による成功」を意味し、スピードとエネルギーを象徴する言語として命名しております。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

① シュクレイ

 首都圏での多ブランド展開に注力しておりますシュクレイは、既存店の販売強化及び積極的な新規出店などにより直営店売上が伸長いたしました。また、営業強化などにより国際線ターミナル売店及び駅売店での卸売上が好調に推移いたしました。出退店につきましては、本年4月に「洋菓子のフランセ」の新業態店「レモンショップ by FRANCAIS」を小田急新宿駅西口地下構内に、「キャラメルゴーストハウス」の新業態「キャラメルゴーストパーティー」をキラリナ京王吉祥寺にそれぞれ出店するなど、計8店の出店及び5店の退店を行いました。その結果、売上高は12,752百万円(前年同期比30.1%増)、営業利益は1,986百万円(前年同期比38.6%増)となりました。

② ケイシイシイ

 「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、2018年9月に発生しました北海道胆振東部地震のマイナス影響の反動増に加え、営業強化などにより国際線ターミナル売店での卸売上が堅調に推移いたしました。また、通信販売では、ロイヤルカスタマー対策や限定商品投入などの対策強化が寄与し、通販売上が伸長いたしました。新規出店では、昨年11月に「ナウオンチーズ」を渋谷スクランブルスクエアに出店するなど首都圏において計3店の出店を行いました。その結果、売上高は9,444百万円(前年同期比13.7%増)、営業利益は1,118百万円(前年同期比13.4%増)となりました。

③ 寿製菓・但馬寿

 寿製菓・但馬寿は、前年同期に行いましたグループ向け生産の一部を他のグループ製造拠点に移管したことによる減収要因が一巡し、グループ向け売上が増収基調に転じ、また、「サンドクッキー」などの新製品の営業強化及び販路拡大などにより代理店及び山陰地区での卸売上が好調に推移いたしました。その結果、売上高は8,956百万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は1,447百万円(前年同期比38.3%増)となりました。

④ 販売子会社

 販売子会社は、東海地区において、2018年11月に出店いたしました三重寿庵「伊勢神宮内宮前おはらい町通り店」の出店効果や改元祝賀ムードも追い風となり、主力商品「伊勢奉祝えびせんべい」が好調に推移いたしました。また、関西地区の販売子会社では、国際線ターミナル売店での卸売上が好調に推移いたしました。新規出店では、関西地区において昨年4月に新ブランド「ビスポッケ」神戸本店を立上げ、同年5月にあべのハルカス近鉄本店に出店し、更に、昨年7月に「京都ヴェネト」京都駅前地下街ポルタ店を出店するなど、計3店の出店を行いました。その結果、売上高は5,072百万円(前年同期比15.4%増)、営業利益は568百万円(前年同期比54.0%増)となりました。

⑤ 九十九島グループ

 九十九島グループは、テーマパーク向けOEM生産の中止、製造ライン新設によるグループ向け売上の増大など前連結会計年度の期中からの取り組みが奏功し、収益性が大幅に改善いたしました。また、首都圏を中心にフレンチトースト専門店「アイボリッシュ」などの期間限定店舗の売上が伸長いたしました。新規出店では、昨年8月に「アイラブカスタードヌフヌフ」の2号店を福岡空港に、昨年10月に新ブランド「ミスターキャラメリスト」を博多駅構内にそれぞれ出店いたしました。その結果、売上高は3,664百万円(前年同期比36.5%増)、営業利益は465百万円(前年同期は営業利益41百万円)となりました。

⑥ その他

 その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾及び香港)における菓子事業が含まれており、売上高は638百万円(前年同期比270.3%増)となり、営業損失は112百万円(前年同期は営業損失109百万円)となりました。

 なお、「その他」には、第1四半期累計期間より前連結会計年度に連結の範囲に含めましたHoney Sucrey Limited(香港)が含まれております。

 

(2)財政状態の状況

資産、負債及び純資産の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、28,769百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,816百万円増加いたしました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加(1,464百万円)、建物及び構築物(純額)の増加(565百万円)、機械及び運搬具(純額)の増加(326百万円)、現金及び預金の増加(205百万円)、建設仮勘定の減少(221百万円)などの要因によるものです。

 負債は7,758百万円となり、前連結会計年度末に比べ98百万円増加いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加(431百万円)、未払金の増加(123百万円)、賞与引当金の減少(345百万円)、長期借入金の減少(167百万円)などの要因によるものです。

 純資産は21,011百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,717百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(3,970百万円)、配当金の支払いによる減少(1,244百万円)などの要因によるものです。

 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.5ポイント増加の73.0%となり、1株当たり純資産は675円19銭となりました。

 

(3)事業上及び財政上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、34,457千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)従業員数

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。