当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、インバウンド需要の消失はもとより、本年4月の政府による全都道府県を対象にした「緊急事態宣言」の発令を受け、消費活動は急速に縮小し、かつて経験したことのない深刻な経営環境が続いております。
このような環境下、当社グループは、前年度終盤より大幅な事業活動の縮小を余儀なくされている状況を鑑み、新型コロナウイルス感染拡大の収束までの期間を「緊急事態フェーズ」と捉え、従業員の雇用維持を第一に、感染予防策の徹底、役員報酬及び賞与の減額などによる人件費の抑制並びにコスト削減、当座貸越枠の増額による資金流動性の確保、在庫の圧縮、収束後を見据えた新ブランド及び新商品開発の推進、通信販売の対策強化などに取り組んでまいりました。
しかしながら、売上面では、通信販売は巣ごもり需要の増加などにより「ルタオ」ブランドを中心に堅調に推移したものの、直営店及び催事などの小売販売や小売店向け卸販売など主要な販売チャネルは、外出自粛による移動の減少及び商業施設の臨時休業などの影響を強く受け、大幅な落ち込みとなりました。また、生産面におきましても、大幅な生産調整を余儀なくされ、売上原価率は悪化いたしました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,715百万円(前年同期比74.4%減)、営業損失は2,409百万円(前年同期は営業利益1,554百万円)、経常損失は1,755百万円(前年同期は経常利益1,567百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,163百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1,022百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
① シュクレイ
首都圏がメイン商圏のシュクレイは、新型コロナウイルス感染拡大による影響により苦戦を強いられた中、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、郊外型店舗及びSA市場において自家需要向け商品の強化に注力いたしました。また、キャンペーン展開による販促強化、売場改良などによるブランド訴求力の向上に努めました。商品面では、季節限定商品の投入やGENDYと日本料理「くろぎ」とのコラボ商品「ザ・プレミアムビターキャラメルバー 抹茶 黒木 純監修」をクラウドファンディングMakuake(マクアケ)にて先行販売するなど新たな施策にも取り組みました。出店では、本年6月に羽田空港第1ターミナルに新ブランド「オリエンタルショコラ by コートクール」の新規出店及び「東京ミルクチーズ工場」のリロケーションを行いました。その結果、売上高は674百万円(前年同期比81.4%減)、営業損失は789百万円(前年同期比は営業利益547百万円)となりました。
② ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により苦戦を強いられた中、通信販売において、母の日ギフト対策の強化、期間限定商品の投入及び会員向けカタログの充実を図り、主力商品「ドゥーブルフロマージュ」、アントルメグラッセをベースしたカップアイス「パルフェ ミニョン」、サンドアイス「サブレグラッセ」などによる夏ギフト対策に注力いたしました。直営店及び催事におきましても、冷凍ケーキなどによる自家需要対策の強化に努めました。また、アントルメグラッセ専門店「グラッシェル」表参道店は、収益性の改善を図るため、物販に特化し、本年6月に近隣に移転リニューアルいたしました。その結果、売上高は1,113百万円(前年同期比61.3%減)となり、営業損失は517百万円(前年同期は営業利益250百万円)となりました。
③ 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により苦戦を強いられた中、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、ドラッグストア向けなど新たな販路開拓や遊月亭ブランドなどによる通信販売の強化などに注力いたしました。その結果、売上高は579百万円(前年同期比78.4%減)、営業損失は543百万円(前年同期は営業利益347百万円)となりました。
④ 販売子会社
販売子会社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により苦戦を強いられた中、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、売場シェア拡大に向けた提案営業の強化などに注力いたしました。その結果、売上高は208百万円(前年同期比87.0%減)、営業損失は216百万円(前年同期は営業利益162百万円)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により苦戦を強いられた中、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、フレンチトースト専門店「アイボリッシュ」において、7周年記念特別メニューの投入、テイクアウト及びデリバリーなどの対策強化を図りました。その結果、売上高は224百万円(前年同期比78.9%減)、営業損失は291百万円(前年同期は営業利益101百万円)となりました。
⑥ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾及び香港)における菓子事業が含まれております。売上高は132百万円(前年同期比48.8%減)となり、営業損失は9百万円(前年同期は営業損失29百万円)となりました。なお、香港事業は本年2月に事業を閉鎖し、連結子会社Honey Sucrey Limitedは現在清算手続中であります。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、22,974百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,839百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少(2,961百万円)、受取手形及び売掛金の減少(1,552百万円)、商品及び製品の減少(521百万円)、流動資産におけるその他の増加(713百万円)、投資その他の資産におけるその他の増加(570百万円)などの要因によるものです。
負債は4,230百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,419百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等の減少(895百万円)、賞与引当金の減少(410百万円)、支払手形及び買掛金の減少(338百万円)、未払金の減少(333百万円)、流動負債におけるその他の増加(591百万円)などの要因によるものです。
純資産は18,744百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,420百万円減少いたしました。主な要因は、配当金の支払いによる減少(1,244百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による減少(1,163百万円)などの要因によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.7ポイント増加の81.6%となり、1株当たり純資産は602円34銭となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、10,842千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの臨時従業員数が前連結会計年度末に対し402名減少し、当第1四半期連結会計期間末日現在で845名となっております。これは主に、シュクレイにおいて新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、店舗の臨時休業などを行ったことによります。
なお、従業員数は、当第1四半期連結累計期間において著しい増減はございません。
(7)生産、受注及び販売の状況
当第1四半期連結累計期間において、生産実績及び販売実績が著しく減少いたしました。セグメント別の生産実績はシュクレイが294百万円(前年同期比89.6%減)、ケイシイシイが872百万円(前年同期比64.1%減)、寿製菓・但馬寿が319百万円(前年同期比89.4%減)、九十九島グループが224百万円(前年同期比81.7%減)であります。
なお、販売実績については「(1)経営成績の状況」をご参照ください。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。