第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、期間前半は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、インバウンド需要の消失はもとより、昨年4月の政府による全都道府県を対象にした「緊急事態宣言」の発令を受け、消費活動は急速に縮小し、かつて経験したことのない深刻な事態となりました。期間後半は、緊急事態宣言解除による経済活動の再開や政府による「GoToトラベルキャンペーン事業」等の効果もあり回復の兆しが見られたものの、依然として感染は、収束と拡大を繰り返しており、引き続き予断を許さない状況下で推移いたしております。

 このような環境下、当社グループは、前年度終盤より大幅な事業活動の縮小を余儀なくされている状況を鑑み、新型コロナウイルス感染拡大の収束までの期間を「緊急事態フェーズ」と捉え、従業員の雇用維持を第一に、感染予防策の徹底、役員報酬及び賞与の減額などによる人件費の抑制並びにコスト削減、設備投資の抑制及び当座貸越枠の増額による資金流動性の確保、在庫の圧縮などに取り組んでまいりました。

 また、コロナ禍の施策として、売場改良及び自家需要対策などによるブランド訴求の強化、通信販売の強化、収束後を見据えた新ブランド及び新商品開発の推進などに取り組んでまいりました。

 しかしながら、売上面では、「ルタオ」ブランドを中心に通信販売は堅調に推移したものの、移動自粛及び帰省自粛の影響によるお土産需要の大幅な落ち込みにより、主要な販売チャネルは軒並み苦戦を強いられました。また、生産面におきましても、大幅な生産調整を余儀なくされ、売上原価率は悪化いたしました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は16,306百万円(前年同期比54.3%減)、営業損失は2,307百万円(前年同期は営業利益6,190百万円)、経常損失は302百万円(前年同期は経常利益6,242百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は174百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益3,970百万円)となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

① シュクレイ

 首都圏がメイン商圏のシュクレイは、郊外店舗や催事での自家需要対策の強化などに注力いたしました。また、通信販売の強化、キャンペーン展開による販促強化、売場改良などによるブランド訴求力の向上に努めました。出退店では、昨年8月に東京駅に開業した商業施設に新ブランド「COCORIS(ココリス)」を出店するなど計6店の出店及び3店の退店を行いました。その結果、売上高は4,968百万円(前年同期比61.0%減)、営業損失は894百万円(前年同期比は営業利益1,986百万円)となりました。

② ケイシイシイ

 「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、通信販売において、会員向けカタログの充実、「楽天市場」などECモール対策の強化、イベント商戦対策などに注力いたしました。また、直営店及び催事におきましても、主力商品「ドゥーブルフロマージュ」を中心に自家需要対策の強化に努めました。新規出店では、昨年8月に東京駅に開業した商業施設に新ブランド「PISTA&TOKYO(ピスタ アンド トーキョー)」を出店するなど首都圏において計3店の出店を行いました。その結果、売上高は5,502百万円(前年同期比41.7%減)、営業損失は398百万円(前年同期は営業利益1,118百万円)となりました。

③ 寿製菓・但馬寿

 寿製菓・但馬寿は、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、ドラッグストア向けなど新たな販路開拓や通信販売の強化などに注力いたしました。その結果、売上高は4,016百万円(前年同期比55.2%減)、営業損失は398百万円(前年同期は営業利益1,447百万円)となりました。

④ 販売子会社

 販売子会社は、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、売場シェア拡大に向けた提案営業の強化などに注力いたしました。その結果、売上高は1,642百万円(前年同期比67.6%減)、営業損失は401百万円(前年同期は営業利益568百万円)となりました。

⑤ 九十九島グループ

 九十九島グループは、感染収束後に備えて新商品開発の強化に注力するとともに、フレンチトースト専門店「アイボリッシュ」でのテイクアウト及びデリバリーなどの対策強化、直営店での自家消費対策の強化などに努めました。その結果、売上高は1,578百万円(前年同期比56.9%減)、営業損失は407百万円(前年同期は営業利益465百万円)となりました。

⑥ その他

 その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾及び香港)における菓子事業が含まれております。売上高は372百万円(前年同期比41.7%減)となり、営業利益は2百万円(前年同期は営業損失112百万円)となりました。なお、香港事業は昨年2月に事業を閉鎖し、清算手続き中であります。

 

(2)財政状態の状況

資産、負債及び純資産の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、25,009百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,804百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少(2,965百万円)、受取手形及び売掛金の増加(1,154百万円)などの要因によるものです。

 負債は5,277百万円となり、前連結会計年度末に比べ371百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等の減少(882百万円)、賞与引当金の減少(416百万円)、流動負債のその他の減少(213百万円)、長期借入金の増加(542百万円)、支払手形及び買掛金の増加(499百万円)などの要因によるものです。

 純資産は19,732百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,432百万円減少いたしました。主な要因は、配当金の支払いによる減少(1,244百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による減少(174百万円)、などの要因によるものです。

 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末と同じ78.9%となり、1株当たり純資産は634円07銭となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、31,070千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)従業員数

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの臨時従業員数が前連結会計年度末に対し377名減少し、当第3四半期連結会計期間末日現在で870名となっております。これは主に、シュクレイにおいて新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、店舗の臨時休業などを行ったことによります。

 なお、従業員数は、当第3四半期連結累計期間において著しい増減はございません。

 

(7)生産、受注及び販売の状況

 当第3四半期連結累計期間において、生産実績及び販売実績が著しく減少いたしました。セグメント別の生産実績はシュクレイが3,433百万円(前年同期比63.2%減)、ケイシイシイが4,860百万円(前年同期比43.3%減)、寿製菓・但馬寿が3,794百万円(前年同期比61.6%減)、九十九島グループが1,595百万円(前年同期比63.7%減)であります。

 なお、販売実績については「(1)経営成績の状況」をご参照ください。

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。