当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、9月までは緊急事態宣言が断続的に発出されたことから、予断を許さない状況が続きました。10月以降は緊急事態宣言の解除により消費マインドは持ち直しつつあるものの、新たな変異株による感染再拡大への懸念など、先行き不透明な厳しい状況で推移いたしました。
当社グループにおきましては、インバウンド需要の消失はもとより、9月までは不要不急の外出自粛、帰省や旅行の自粛などにより大幅な生産調整を余儀なくされたものの、10月以降は移動制限や外出自粛が緩和されたことにより、徐々に回復基調で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、どん底から這い上がり復活の狼煙を上げる年とすべく、2021年経営スローガンを「オーバー ザ オーバー」とし、次に掲げる3つの重点施策を中心に新型コロナウイルス感染症の感染拡大期と収束期、それぞれのフェーズにおける事業環境及び消費動向を注視しながら、スピード感をもって対策を講じてまいりました。
<重点施策>
1.「新生寿十策」の推進
次に掲げる10の販売施策を柱に、更なるブランド価値の向上に拘り、需要喚起及び創出と新成長エンジン創りに注力。
<新生寿十策>
① 商品力の超絶シンカ
② 接客力の超絶シンカ
③ 売場力の超絶シンカ
④ 土産需要とインバウンド復活への準備(卸売・小売の売場拡大)
⑤ 新マーケット進出(ショッピングモール、アウトレットモール、百貨店など)
⑥ 自家需要対策の強化
⑦ 通信販売の強化
⑧ 新ジャンルの確立
⑨ お客様用途への対応強化(季節イベント、中元・歳暮、ふるさと納税など)
⑩ 海外ビジネスの成功モデル創り
2.「超現場主義」による組織力の向上
理念経営を根幹とした人財育成及び従業員満足度の向上を図り、製造ライン、店舗・営業部門における現場長中心の経営スタイル『超現場主義』に一層磨きをかけ、変化対応力及び競争力の高い組織づくりに注力。
3.緊急事態フェーズ時における対応策の徹底
引き続き、感染症防止策を徹底するとともに、これまで推進してきたコスト削減、人員体制の最適化、適正在庫の確保、資金流動性の確保などの施策推進により、経営体質の一層の強化を図る。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は22,921百万円(前年同期比40.6%増)、営業利益は860百万円(前年同期は営業損失2,307百万円)、経常利益は2,216百万円(前年同期は経常損失302百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,477百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失174百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
① シュクレイ
シュクレイは、「東京ミルクチーズ工場」の10周年記念商品の発売など、各ブランドにおいて新商品や限定商品の発売などによるブランド訴求力の向上に注力いたしました。また、百貨店及びショッピングモールなどでの期間限定出店の推進、通信販売の強化などに取り組みました。新規出店では、6月に渋谷東急フードショーに「THE TAILOR(ザ・テイラー)」を、また、12月にはエキュート品川に新ブランド「FiOLATTE(フィオラッテ)」を出店するなど、計7店の出店を行いました。その結果、売上高は8,506百万円(前年同期比71.2%増)、営業利益は573百万円(前年同期は営業損失894百万円)となりました。
② ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、通信販売において、外部ECでは楽天市場やLINEギフトなどでのプロモーション強化に努め、自社ECでは上顧客向けキャンペーン展開などロイヤルカスタマー対策の強化に注力いたしました。店舗展開では、首都圏で展開している「PISTA&TOKYO(ピスタアンドトーキョー)」、「Now on Cheese♪ (ナウオンチーズ)」、「岡田謹製あんバタ屋」のブランド認知度向上を図るため、限定商品の発売や期間限定出店に取り組みました。海外事業では、中国向け売上高が出店増加などにより堅調に推移いたしました。その結果、売上高は7,474百万円(前年同期比35.9%増)となり、営業利益は242百万円(前年同期は営業損失398百万円)となりました。
③ 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、代理店及びグループ会社とのに連携強化を図り、新商品開発などに注力いたしました。また、スポーツニュートリション市場向け「プロテインバー」の開発など新市場開拓などに取組みました。山陰地区では、8月に行われたメルカリ社主催の全国インディーズ土産投票において1位を獲得した「因幡の白うさぎ」の販促強化に努めました。その結果、売上高は4,712百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益は60百万円(前年同期は営業損失398百万円)となりました。
④ 販売子会社
販売子会社は、交通拠点チャネルを重点に、自家需要に対応した新商品開発及び売場提案に注力いたしました。また、関西地区の販売子会社では、「コンディトライ神戸」及び「京都ヴェネト」ブランドによる通信販売の強化に努めました。その結果、売上高は2,222百万円(前年同期比35.3%増)、営業損失は117百万円(前年同期は営業損失401百万円)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、主力商品「九十九島せんぺい」の発売70周年を記念したキャンペーン展開や博多発の新ブランド「はかたんもん」において新商品2品を発売し、売場拡販に取り組みました。新規出店では、4月にフレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」のギフトショップを博多阪急に出店いたしました。その結果、売上高は2,063百万円(前年同期比30.7%増)、営業損失は294百万円(前年同期は営業損失407百万円)となりました。
⑥ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾及び香港)における菓子事業が含まれております。売上高は370百万円(前年同期比0.4%減)となり、営業利益は8百万円(前年同期比246.5%増)となりました。なお、香港事業は、現在、清算手続中であります。
(2)財政状態の状況
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、27,250百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,198百万円増加いたしました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加(2,682百万円)、流動資産のその他の減少(649百万円)などの要因によるものです。
負債は7,371百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,661百万円増加いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加(625百万円)、未払法人税等の増加(575百万円)、未払金の増加(511百万円)、流動負債のその他の増加(389百万円)、賞与引当金の減少(351百万円)などの要因によるものです。
純資産は19,878百万円となり、前連結会計年度末に比べ536百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加(1,477百万円)、配当金の支払いによる減少(933百万円)などの要因によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ4.3ポイント減少し72.9%となり、1株当たり純資産は638円78銭となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、34,167千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はございません。
(7)生産、受注及び販売の状況
当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を最も受けた前年同期の反動により、生産実績及び販売実績が著しく増加いたしました。セグメント別の生産実績はシュクレイが5,972百万円(前年同期比74.0%増)、ケイシイシイが6,117百万円(前年同期比25.9%増)、寿製菓・但馬寿が5,263百万円(前年同期比38.7%増)、九十九島グループが2,228百万円(前年同期比39.7%増)であります。
なお、販売実績については「(1)経営成績の状況」をご参照ください。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。