当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外においては、全体としては緩やかな回復が続いておりますが、通商問題を巡る動向、英国のEU離脱の影響や中国経済の減速などにより、世界経済は依然として先行きが不透明な状況です。
このような経済状況のもと、当社グループは、長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン2020」の達成に向けた最終ステップとしての「宝グループ中期経営計画2019」のもと、海外売上高比率をさらに高めるとともに、国内外で抜け・モレのない商品と競争優位性をもった商品を多数もつことで、他社に勝てる分野を数多く築き上げ、どんな環境変化が起ころうとも収益を大きく伸長させることができるバランスのとれた事業基盤を確立することを目指し、着実な事業活動に努めました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高212,172百万円(前年同期比100.7%)、売上総利益82,004百万円(前年同期比98.9%)、営業利益12,836百万円(前年同期比85.5%)、経常利益13,290百万円(前年同期比86.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益8,300百万円(前年同期比92.7%)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[宝酒造]
当第3四半期連結累計期間の売上高は、酒類では、ソフトアルコール飲料は、引き続き好調に推移しましたが、焼酎や清酒が減少しましたので、酒類全体の売上高は減少いたしました。
調味料は、みりんや料理清酒の増加などにより増加し、原料用アルコール等では、酒類の原料用アルコールなどが好調に推移しましたので増加いたしました。
以上の結果、宝酒造の売上高は、118,897百万円(前年同期比99.9%)となりました。売上原価は、71,578百万円(前年同期比100.9%)となり、売上総利益は、47,318百万円(前年同期比98.4%)となりました。販売費及び一般管理費は、販売促進費などが増加し、42,334百万円(前年同期比102.3%)となり、営業利益は、4,983百万円(前年同期比74.6%)となりました。
[宝酒造インターナショナルグループ]
当第3四半期連結累計期間の売上高は、Mutual Trading Co.,Inc.(米国)などの海外日本食材卸事業が好調に推移し、海外酒類事業でも、ウイスキーなどが増加しましたので、60,461百万円(前年同期比106.4%)となりました。売上原価は、43,194百万円(前年同期比107.5%)となり、売上総利益は、17,266百万円(前年同期比103.7%)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費や運送費などが増加し、14,953百万円(前年同期比111.5%)となり、営業利益は、2,313百万円(前年同期比71.6%)となりました。
[タカラバイオグループ]
当第3四半期連結累計期間の売上高は、主力の研究用試薬と受託サービスが増加しましたが、理化学機器が減少したこと、また前連結会計年度において、健康食品およびキノコにかかる両事業を譲渡した影響により、24,558百万円(前年同期比94.9%)となりました。売上原価は、品目別の売上構成の変化等により原価率が低下し、9,767百万円(前年同期比89.2%)となり、売上総利益は、14,791百万円(前年同期比99.0%)となりました。販売費及び一般管理費は、研究開発費などが減少し、10,911百万円(前年同期比94.8%)となり、営業利益は、3,879百万円(前年同期比113.0%)となりました。
[その他]
当第3四半期連結累計期間の売上高は、物流事業などは増加しましたが、前連結会計年度中に宝ヘルスケア株式会社の株式を売却し、同社を連結の範囲から除外した影響などにより、24,644百万円(前年同期比96.3%)となりました。売上原価は、21,393百万円(前年同期比98.9%)となり、売上総利益は、3,251百万円(前年同期比81.9%)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費や広告宣伝費などが減少し、1,535百万円(前年同期比66.2%)となり、営業利益は、1,716百万円(前年同期比103.9%)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は171,418百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,592百万円減少いたしました。これは主に、有価証券が11,162百万円、現金及び預金が3,977百万円それぞれ減少し、受取手形及び売掛金が8,716百万円増加したことによるものであります。
固定資産は116,257百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,162百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が6,357百万円増加し、無形固定資産が1,795百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、287,676百万円となり、前連結会計年度末に比べ569百万円増加いたしました。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は61,034百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,212百万円増加いたしました。これは主に、固定負債からの振替により1年内償還予定の社債が5,000百万円、未払酒税が1,526百万円、未払金などの流動負債その他が2,524百万円それぞれ増加し、短期借入金が5,163百万円減少したことによるものであります。
固定負債は45,836百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,652百万円減少いたしました。これは主に、社債が5,000百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、106,871百万円となり、前連結会計年度末に比べ440百万円減少いたしました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は180,804百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,009百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が4,782百万円増加し、為替換算調整勘定が3,074百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は51.8%(前連結会計年度末は51.6%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3,112百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設のうち、チューハイ製造設備増強については、
第2四半期連結会計期間において完成し、2019年9月より稼働を開始しております。
また、研究開発施設および再生医療等製品の製造施設については、当第3四半期連結累計期間において、一部を
除き完成いたしました。なお、当施設は2020年1月より本格稼働しております。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変化はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。