当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響が長期化するなか、政府による各種対策が実施されるものの、雇用環境の悪化や個人消費の下振れにより、引き続き厳しい状況となりました。また、海外においても、一旦落ち着くかと思われた感染症の拡大が、再度拡大する様相を呈しており、予断を許さない状況が続いております。
このような経済状況のもと、当社グループは、新型コロナウイルス感染症の感染予防、拡大防止を最優先しつつ、本年5月に公表した長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th」の実行計画の第1ステップとしての「宝グループ中期経営計画2022」に取り組んでまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響を注視しながら、環境変化に柔軟に対応し、強化すべき領域へ適切な経営資源の配分と投下を行い、収益力を高める多様な「価値」を生み出し続ける事業構造とグローバルなコーポレート機能の再構築を推し進めることで、国内外での持続的な成長の実現とグループの企業価値向上に向けて足元を固めることに取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高127,784百万円(前年同期比92.9%)、売上総利益51,422百万円(前年同期比97.0%)、営業利益5,782百万円(前年同期比75.9%)、経常利益5,940百万円(前年同期比75.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,761百万円(前年同期比63.1%)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
[宝酒造]
当第2四半期連結累計期間の売上高は、料飲店等の営業自粛解除後も続く外食需要の低迷と、いわゆる巣ごもり需要とによりカテゴリー間で大きなばらつきがありました。酒類では、ソフトアルコール飲料が引き続き好調に推移いたしましたが、清酒が大きく減少いたしました。また、調味料も減少し、消毒液としての需要があった原料用アルコール等は増加いたしました。
以上の結果、宝酒造の売上高は、74,164百万円(前年同期比98.7%)となりました。売上原価は、45,183百万円(前年同期比99.1%)となり、売上総利益は、28,981百万円(前年同期比98.1%)となりました。販売費及び一般管理費は、管理費などが減少し、27,355百万円(前年同期比99.6%)となり、営業利益は、1,626百万円(前年同期比78.1%)となりました。
[宝酒造インターナショナルグループ]
当第2四半期連結累計期間の売上高は、海外酒類事業、海外日本食材卸事業ともに、世界各地でのロックダウン等により、主要な顧客である飲食店を中心に需要が減少するなど大きな影響を受けました。海外酒類事業では、ウイスキーは好調でしたが、清酒などが減少いたしました。海外日本食材卸事業では、小売店向けの販売強化、ホームデリバリーやテイクアウト需要への取り組みを進めましたが、主力の飲食店向けへの売上の減少を補えず、減収となりました。
以上の結果、宝酒造インターナショナルグループの売上高は、31,286百万円(前年同期比77.3%)となりました。売上原価は、22,140百万円(前年同期比76.4%)となり、売上総利益は、9,145百万円(前年同期比79.6%)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費などが減少し、9,541百万円(前年同期比96.2%)となり、営業損失は、396百万円(前年同期は1,565百万円の営業利益)となりました。
[タカラバイオグループ]
当第2四半期連結累計期間の売上高は、遺伝子医療が前年同期比で減少したものの、主力の研究用試薬および受託サービスが前年同期比で増加したことにより、17,393百万円(前年同期比105.7%)となりました。売上原価は、売上構成の変化や生産稼働率の向上等により原価率が低下し、5,565百万円(前年同期比90.9%)となり、売上総利益は、11,827百万円(前年同期比114.5%)となりました。販売費及び一般管理費は、研究開発費等が増加し、8,090百万円(前年同期比110.9%)となり、営業利益は、3,736百万円(前年同期比123.1%)となりました。
[その他]
当第2四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けたことなどにより、14,186百万円(前年同期比90.0%)となりました。売上原価は、12,388百万円(前年同期比90.6%)となり、売上総利益は、1,797百万円(前年同期比85.6%)となりました。販売費及び一般管理費は、管理費などが減少し、950百万円(前年同期比93.2%)となり、営業利益は、847百万円(前年同期比78.4%)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は165,648百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,171百万円減少いたしました。これは主に、手元流動性を高めるため有価証券を現金化したことにより有価証券が6,620百万円減少し、現金及び預金が4,253百万円増加したことと、売上の減少により受取手形及び売掛金が2,514百万円減少したことによるものであります。
固定資産は119,778百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,716百万円増加いたしました。これは主に、Takara Bio USA, Inc.の新事業所用土地・建物を取得したことなどにより有形固定資産が4,258百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、285,427百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,545百万円増加いたしました。
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は48,734百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,732百万円減少いたしました。これは主に、1年内償還予定の社債が5,000百万円、支払手形及び買掛金が1,885百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定負債は57,283百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,197百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が10,059百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、106,017百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,464百万円増加いたしました。
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は179,409百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,919百万円減少いたしました。これは主に、為替換算調整勘定が1,826百万円、利益剰余金が1,192百万円それぞれ減少し、その他有価証券評価差額金が1,345百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は51.2%(前連結会計年度末は52.1%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益5,326百万円、減価償却費3,997百万円、売上債権の減少2,168百万円、たな卸資産の増加3,041百万円、仕入債務の減少1,721百万円、法人税等の支払額2,406百万円などにより、6,081百万円の収入(前年同期は345百万円の支出)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出2,042百万円、定期預金の払戻による収入3,507百万円、有価証券の売却及び償還による収入4,457百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出8,821百万円などにより、3,102百万円の支出と、前年同期に比べ1,180百万円の支出増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入10,098百万円、社債の償還による支出5,000百万円、配当金の支払額3,947百万円などにより、1,202百万円の収入(前年同期は9,214百万円の支出)となりました。
以上の結果、現金及び現金同等物に係る換算差額を含めた当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より3,709百万円増加し、48,250百万円となりました。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積りにつきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に掲載しております。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2,579百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は、次のとおりであります。
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会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資予定金額 |
資金調達 方法 |
着手及び完了 予定年月 |
完成後の 増加能力 |
||
|
総額 |
既支払額 |
着手 |
完了 |
||||||
|
タカラバイオ(株) 本社 |
滋賀県 草津市 |
タカラバイオグループ |
製造設備 |
百万円9,598 |
- |
補助金 |
2020年 10月 |
2021年 12月 |
(注)3 |
(注)1.金額には消費税等は含まれておりません。
2.補助金を受領することとなりますが、投資予定総額は、当該補助金より充当される金額を控除せず記載しております。
3.完成後の増加能力は、合理的な算定が困難なため記載を省略しております。
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第2四半期連結累計期間において著しい変更のあったものは、次のとおりであります。
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会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資予定金額 |
資金調達 方法 |
着手及び完了 予定年月 |
完成後の 増加能力 |
||
|
総額 |
既支払額 |
着手 |
完了 |
||||||
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Takara Bio USA,Inc. 本社 |
米国 カリフォルニア州 マウンテンビュー市 |
タカラバイオグループ |
新事業所用 土地・建物 および内装工事 |
百万米ドル 88 |
百万米ドル 45 |
自己資金 |
2020年 2月 |
2021年 8月 |
土地面積30,756㎡ 建物面積11,986㎡ |
(注)1.金額には消費税等は含まれておりません。
2.投資予定総額を、76百万米ドルから88百万米ドルへ変更しております。
(9)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変化はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。