当社は、三菱地所グループの株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツとの間で、銀座本社ビル解体後の跡地に当社がホテルを建設の上、同社に賃貸することについての事業開発基本合意書を平成30年6月1日付で締結しております。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外社会情勢の緊迫化による不確実性や金融資本市場の変動などのリスクがあるものの、企業業績や雇用情勢の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しました。
このような経営環境の下、当社グループは中長期戦略「長期ビジョン100」の実現、「中期経営計画2020」の達成に向けて、グループの持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を図るべく、「長期ビジョン100」で掲げた重要課題である5本の柱への取組みを進めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、38,390百万円(前年同期比1.9%増)となりました。利益面では、営業利益は857百万円(前年同期比6.2%増)、経常利益は868百万円(前年同期比4.8%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は559百万円(前年同期比3.2%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
販売実績
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セグメントの名称 |
アイテム |
当第2四半期連結累計期間 (自 平成30年1月1日 至 平成30年6月30日) (百万円) |
前年同期比 (%) |
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酒類 |
和酒部門 |
焼酎 |
19,308 |
103.5 |
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チューハイ |
3,435 |
118.7 |
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清酒 |
2,217 |
84.2 |
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合成清酒 |
1,271 |
91.5 |
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販売用アルコール |
3,815 |
99.4 |
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みりん |
198 |
97.2 |
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30,246 |
102.1 |
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洋酒部門 |
3,138 |
103.5 |
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その他の部門 |
549 |
89.4 |
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33,934 |
102.0 |
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加工用澱粉 |
1,928 |
100.5 |
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酵素医薬品 |
2,352 |
102.0 |
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不動産 |
164 |
100.1 |
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その他 |
9 |
95.7 |
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合 計 |
38,390 |
101.9 |
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(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
<酒類事業>
酒類事業については、国内の人口減少や少子高齢化、飲酒機会の減少により市場の伸張が期待しにくく、価格競争も激化しております。このような環境の下、消費者の嗜好の変化や多様化に対応すべく商品の拡充を行った結果、売上高は33,934百万円(前年同期比2.0%増)となりました。利益面につきましては、10百万円の営業利益(前年同期は136百万円の営業損失)となりました。
和酒部門のうち焼酎においては、本格焼酎の「博多の華」シリーズ、甲類乙類混和焼酎の「すごむぎ」「すごいも」などが大変好調に推移し、売上高は増加いたしました。「ビッグマン」シリーズにおいては、現ラグビー日本代表のリーチ マイケル氏を起用し、北海道限定で甲類焼酎「ビッグマン」「ビッグマンなまらチューハイ」のTVCMを放映するなど、地域における強みを活かした展開を進めております。また、しその香りを約20倍に高めたしそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」ではWEB動画「鍛高譚 香り視覚化プロジェクト」の公開に加え、街頭サンプリングイベントを実施するなど、積極的な販売推進活動を展開いたしました。
チューハイ、カクテル等の低アルコール飲料においては、チューハイ「直球勝負」シリーズやPB商品が好調に推移し、売上高は増加いたしました。沖縄県特産の泡盛と沖縄県産シークヮーサー果汁を使用したハイボール「シーサーボール」を発売したほか、国産素材にこだわったチューハイ「NIPPON PREMIUM」シリーズに「山形県産佐藤錦のチューハイ」を期間限定で発売するなど、価値志向商品の提案にも取り組みました。
清酒においては、市場の低迷が続いておりますが、純米吟醸酒でありながらお手頃な価格を実現した「福徳長 米だけのす~っと飲めてやさしいお酒 純米吟醸酒」パックが好調に推移しております。なお、平成29酒造年度全国新酒鑑評会において、「大雪乃蔵 鳳雪(ほうせつ)」が金賞を受賞いたしました。
これらの結果、和酒部門の売上高は前年同期に比べ増加いたしました。
洋酒部門においては、輸入ワインの売上が減少したものの、家庭でのサワーづくりを提案する「GODOクラフトサワーズ」が“家飲み”派に好評をいただいたことに加え、「ウイスキー 香薫(こうくん)」やPB商品のウイスキー等が牽引したことにより、売上高は増加いたしました。
その他、しそ焼酎「鍛高譚」「鍛高譚の梅酒」「鍛高譚R」「博多の華 むぎ 三年貯蔵」「博多の華 スモーキーオーク」がモンドセレクション優秀品質金賞を受賞するなど、当社製品の高い品質が評価されました。
<加工用澱粉事業>
加工用澱粉事業については、菓子食品用が減少したものの、ビール用グリッツやシリアル食品用の販売数量が増加したため、売上高は1,928百万円(前年同期比0.5%増)となりました。営業利益は82百万円(前年同期比40.7%減)となりました。
<酵素医薬品事業>
酵素医薬品事業については、国内および海外での酵素部門の販売が好調に推移したため、売上高は2,352百万円(前年同期比2.0%増)となりました。営業利益は設備投資による減価償却費の増加もあり、656百万円(前年同期比4.4%減)となりました。
<不動産事業>
不動産事業については、売上高は164百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は102百万円(前年同期比8.8%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産につきましては、53,158百万円となり、前連結会計年度末と比較し1,304百万円の減少となりました。これは主に売上債権の減少によるものであります。
負債につきましては、31,623百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,540百万円の減少となりました。これは主に設備関係電子記録債務の減少によるものであります。
純資産につきましては、21,535百万円となり、前連結会計年度末と比較して235百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金、その他有価証券評価差額金等の増加によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は1,263百万円となり、前連結会計年度末と比較して66百万円の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローにおける資金の増加額は、1,246百万円(前年同期比799百万円増)となりました。これは主に未払酒税の減少額917百万円、仕入債務の減少額307百万円等がありましたものの、売上債権の減少額1,624百万円のほか、減価償却費746百万円等を計上したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローについては、固定資産の取得による支出2,169百万円等がありましたので、2,206百万円(前年同期比486百万円減)の資金減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、配当金の支払額424百万円、長期借入金の返済による支出400百万円等がありましたものの、短期借入金の純増加額1,750百万円がありましたので、894百万円(前年同期比89百万円増)の資金増加となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
① 株式会社の支配に関する基本方針
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者とは、当社グループの財務、事業の内容及び当社の企業価値を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を持続的に確保、向上していくことを可能とする者でなければならないと考えております。
当社株式について大規模な買付けがなされる場合であっても、これが当社の企業価値・株主共同の利益に資するものであれば、これを一概に否定するものではありません。また、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方は、最終的には株主全体の意思により決定されるべきであり、特定の者の大規模な買付けに応じて当社株式を売却するか否かは、最終的には当社株主の判断に委ねられるべきものだと考えております。
しかしながら、株式の大規模な買付けの中には、その目的等から見て企業価値・株主共同の利益を損なうことが明白であるもの、買収に応じることを株主に強要するおそれがあるものなど、被買収会社の企業価値・株主共同の利益に資さないものも少なくありません。
当社としては、そのような当社の企業価値・株主共同の利益に資さない大規模な買付けを行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、そのような者による大規模な買付けに対しては、必要かつ相当な対抗措置を講じることにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保する必要があると考えております。
② 基本方針の実現に資する取組み
ア.企業価値の最大化に向けた経営戦略
当社グループは、創立100周年を迎える平成36年に向けたグループの中長期戦略を描いた「長期ビジョン100」を策定し、グループの持続的成長及び中長期的な企業価値最大化の実現を目指してまいります。また、「長期ビジョン100」の実現に向けた第1ステップとして、平成32年度(2020年度)を最終年度とする「中期経営計画2020」をあわせて策定し、その目標の達成に取り組んでおります。
「長期ビジョン100」は、企業理念に基づくグループの使命・将来像を描いた7つの指針とこれを実現するに当たっての最重要課題である5本の柱で構成されております。
<7つの指針>
① 顧客重視の経営
② 収益重視の経営
③ 株主重視の経営
④ グループ全体最適化
⑤ 経営監督機能の強化
⑥ 強固な財務体質の確立
⑦ 社会的良識を意識した経営
<5本の柱>
① 焼酎への集中
② アルコール販売の拡大
③ 生産改革
④ 酵素医薬品事業の新展開
⑤ CRE戦略
「中期経営計画2020」における定量目標は次のとおりです。
<定量目標>
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売上高 |
1,000億円 |
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経常利益 |
50億円 |
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売上高経常利益率 |
5% |
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1株当たりの配当金 |
10円 |
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ROE |
10% |
当社は、かかる「長期ビジョン100」及び「中期経営計画2020」を着実に実行していくことが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の確保、向上に繋がるものと考えております。
イ.コーポレート・ガバナンスに関する取組み
当社は、「長期ビジョン100」において経営監督機能の強化を指針の一つとして掲げ、独立社外取締役の監督機能を活かしたコーポレート・ガバナンス体制の強化を進めております。
コーポレート・ガバナンスの具体的な内容につきましては、当社ウェブサイト(http://www.oenon.jp/)をご参照ください。
ウ.不適切な支配防止のための取組み
当社は、当社グループ全体の企業価値及び株主共同の利益を毀損するおそれのある大規模買付者によって当社株式が公開買付け等に付された場合には、株主が株式を手放す権利を不当に妨げないよう、以下の措置を講じることとします。
① 公開買付者等に対して、大規模買付行為の是非を株主が適切に判断するために必要かつ十分な情報開示を求めます。
② 公開買付等に対する当社取締役会の意見等を開示するとともに、株主の検討に必要な時間の確保に努める等、適切な措置を講じます。
③ 基本方針の実現に資する取組みについての当社取締役の判断及びその判断に係る理由
上記②基本方針の実現に資する取組みは、いずれも、当社の企業価値・株主共同の利益を確保し向上を目的とするものであります。その結果として、当社の企業価値及び株主の共同の利益を著しく損なう大量買付者が現れる危険性を低減するものとなり、上記①株式会社の支配に関する基本方針に沿うものであると考えます。
また、当該取組みは、当社の企業価値を向上させるものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、当社取締役の地位の維持を目的とするものではないことは明らかであると考えます。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は258百万円であります。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。