第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

 

(1) 最近5連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移

 

回次

第60期

第61期

第62期

第63期

第64期

決算年月

平成24年3月

平成25年3月

平成26年3月

平成27年3月

平成28年3月

売上高

(百万円)

312,552

319,193

350,322

367,980

390,412

経常利益

(百万円)

27,984

29,424

39,535

45,608

50,629

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

13,291

16,379

22,543

25,056

28,843

包括利益

(百万円)

6,230

41,419

60,275

55,277

12,577

純資産額

(百万円)

252,242

287,098

308,033

362,212

365,464

総資産額

(百万円)

397,213

438,175

519,570

579,344

577,534

1株当たり純資産額

(円)

1,328.61

1,517.88

1,662.37

1,966.13

2,007.73

1株当たり当期純利益

(円)

77.32

95.03

134.44

151.58

174.54

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

57.6

59.8

52.9

56.1

57.5

自己資本利益率

(%)

5.8

6.7

8.4

8.4

8.8

株価収益率

(倍)

36.8

40.0

38.5

55.2

28.6

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

33,444

42,887

48,579

55,407

62,149

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

28,295

43,550

49,945

50,066

37,438

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

9,281

384

3,505

1,634

15,024

現金及び現金同等物の
期末残高

(百万円)

75,559

82,773

95,623

103,402

101,799

従業員数

(人)

18,563

19,435

20,492

22,036

23,192

 

(注) 1 売上高には、消費税等は含まれていません。

2 従業員数は、就業人員数を表示しています。

3 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。

4 「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、当連結会計年度より、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としています。

 

(2) 提出会社の最近5事業年度に係る主要な経営指標等の推移

 

回次

第60期

第61期

第62期

第63期

第64期

決算年月

平成24年3月

平成25年3月

平成26年3月

平成27年3月

平成28年3月

売上高

(百万円)

175,220

174,888

181,826

176,391

178,821

経常利益

(百万円)

12,649

14,753

12,889

15,407

12,931

当期純利益

(百万円)

5,037

10,634

9,859

11,259

9,049

資本金

(百万円)

31,117

31,117

31,117

31,117

31,117

発行済株式総数

(株)

175,910,218

175,910,218

175,910,218

175,910,218

175,910,218

純資産額

(百万円)

155,261

167,872

145,377

167,547

174,198

総資産額

(百万円)

268,748

287,801

314,469

325,735

328,034

1株当たり純資産額

(円)

899.61

972.69

879.14

1,013.22

1,053.44

1株当たり配当額
(内1株当たり
中間配当額)

(円)

(円)

22.00

23.00

24.00

25.00

50.00

(11.00)

(11.50)

(12.00)

(12.50)

(25.00)

1株当たり当期純利益

(円)

29.19

61.62

58.76

68.09

54.72

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

57.8

58.3

46.2

51.4

53.1

自己資本利益率

(%)

3.3

6.6

6.3

7.2

5.3

株価収益率

(倍)

97.5

61.7

88.1

122.9

91.1

配当性向

(%)

75.4

37.3

40.8

36.7

91.4

従業員数

(人)

2,936

2,978

2,996

2,913

2,872

 

(注) 1 売上高には、消費税等は含まれていません。

2 従業員数は、就業人員数を表示しています。

3 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。

4 第64期の1株当たり配当額50円は、記念配当20円を含んでいます。

 

 

2 【沿革】

ヤクルトの事業は、昭和10年福岡市において「代田保護菌研究所」の名称で発足し、その後、「ヤクルト」の商標のもとで各地の独立した企業体によって事業が展開されました。

このような状況のなか、各地の独立した企業体から、事業方針の統一を図るためにも中心となる機関を望む声が高まり、ヤクルト企業全体を指導・統括する組織として、昭和30年4月、株式会社ヤクルト本社が設立されました。

<実質上の存続会社について>

当社(昭和24年1月29日設立)は、昭和47年2月1日を合併期日として、東京都中央区日本橋本町3丁目6番地所在の株式会社ヤクルト本社(旧株式会社ヤクルト本社、昭和30年4月9日設立)の株式額面金額を変更するため同社を吸収合併しました。

合併前の当社は休業状態であり、従って、法律上消滅した旧株式会社ヤクルト本社が実質上の存続会社であるため、特に記載のない限り、実質上の存続会社に関して記載しています。

昭和30年4月

 

東京都中央区西八丁堀4丁目4番地に資本金200万円をもって、株式会社ヤクルト本社を設立。

 同 30年4月

研究所(後に中央研究所京都分室と名称を変更)を設置。

 同 31年4月

東京都中央区西八丁堀4丁目6番地に本店移転。

 同 36年12月

東京都中央区日本橋本町3丁目6番地に本店移転。

 同 39年3月

 

ヤクルトグループ初の海外事業所として、台湾ヤクルト株式会社(平成15年7月に同社株式の15%、平成17年1月に5%、平成18年3月に5%を取得し、現在の持株比率は25%。現持分法適用会社)が営業を開始。

 同 42年3月

国立研究所(後に中央研究所と名称を変更)を設置。

 同 44年1月

 

株式会社サンケイアトムズ(現株式会社ヤクルト球団、連結子会社)の株式を取得し、プロ野球興行事業に参入。

 同 44年4月

北海道、東北、中部、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州の9支店を設置。

 同 45年2月

各地のヤクルト製造会社の合理化・統廃合に伴い、当社初の製造部門として藤沢工場を設置。

 同 46年2月

化粧品の本格販売を開始。

 同 47年2月

東京都千代田区の株式会社ヤクルト本社と合併。

 同 47年9月

東京都港区東新橋1丁目1番19号に本店移転。

 同 50年1月

医薬品の本格販売を開始。

 同 53年8月

シンガポールヤクルト株式会社(平成15年5月に当社持ち分以外の全株式を取得し、全額出資子会社化。現連結子会社)を設立。

 同 55年1月

東京証券取引所市場第二部へ株式上場。

 同 56年7月

東京証券取引所市場第一部へ株式上場。

 同 59年12月

ヤクルト薬品工業株式会社を吸収合併し、医薬品の開発・製造を開始。

 同 61年2月

東日本における製造・物流の拠点として、富士裾野工場を設置。

 同 62年7月

富士裾野医薬品工場を設置。

平成2年2月

インドネシアヤクルト株式会社(平成13年12月に当社持ち分以外の全株式を取得し、全額出資子会社化。現連結子会社)を設立。

 同 4年6月

オーストラリアヤクルト株式会社(海外事業所初の全額出資子会社、現連結子会社)を設立。

 同 8年3月

 

 

欧州各事業所(オランダヤクルト販売株式会社、ベルギーヤクルト販売株式会社、イギリスヤクルト販売株式会社、ドイツヤクルト販売株式会社、各社とも現連結子会社)を統括するヨーロッパヤクルト株式会社(全額出資子会社、現連結子会社)を設立。

 同 16年3月

グループダノン(フランス)と戦略提携契約を締結。

 同 17年4月

1単元の株式の数を1,000株から100株に変更。

 同 17年4月

ベルギーに研究拠点を設置。

 同 17年4月

中国でのヤクルト事業を統括する中国ヤクルト株式会社を設立。

 同 17年10月

グループダノンとの初の合弁会社(出資比率50:50)としてインドヤクルト・ダノン株式会社を設立。

 同 22年4月

 

平成21年4月から組織の統合・再編を実施し、北海道、東日本、首都圏、中日本、西日本の5支店体制に変更。

 同 24年4月

西日本における生産拠点として、兵庫三木工場を設置。

 同 25年4月

ダノン(フランス)との戦略提携契約を終了し、協業関係に関する覚書を締結。

 同 25年6月

本社乳製品工場の組織再編に伴い、福島、茨城、富士裾野、兵庫三木、佐賀の5工場体制に変更。

 同 28年4月

5つの研究棟(食品研究棟、研究管理棟、基礎研究棟、医薬品・化粧品研究棟、品質・技術開
発棟)を新設し、共用研究棟、エネルギー棟を含む7つの研究棟からなる「新しい中央研究所」が完成。

 

 

3 【事業の内容】

当社の企業集団は、当社、子会社74社、関連会社21社およびその他の関係会社1社で構成されています。

主な事業内容と、当該事業に係わる位置づけは次のとおりです。

〔飲料および食品製造販売事業〕

①乳製品:

 当社が製造し、主に全国に所在するヤクルト販売会社113社(宮城中央ヤクルト販売㈱の子会社1社、東京ヤクルト販売㈱の子会社1社、㈱ヤクルト東海の子会社4社、㈱ヤクルト北陸の子会社1社、㈱ヤクルト山陽の子会社2社を含む。このうち、連結子会社は東京ヤクルト販売㈱他23社、関連会社は武蔵野ヤクルト販売㈱他16社(持分法非適用)以下同じ)へ販売しています。
 なお、製造にあたっては、製造工程の一部を㈱岩手ヤクルト工場他4社(連結子会社)に委託し、㈱ヤクルトマテリアル他1社(連結子会社)からは製造原材料の供給を受けています。

②ジュース・清涼飲料:

 当社が商品を仕入れ、主に全国に所在する113社のヤクルト販売会社へ販売しています。

③その他の食品:

 主なものは、麺類および健康食品であり、連結子会社であるヤクルト食品工業㈱他1社が製造し、当社を経由して全国に所在する113社のヤクルト販売会社へ販売しています。

④輸送事業:

 連結子会社であるヤクルトイースト・ロジスティクス㈱他1社が、製商品の輸送事業を行っています。

⑤海外での事業:

 海外においては、メキシコヤクルト㈱他25社(連結子会社)のほか、関連会社4社が乳製品の製造販売等を行っています。

⑥販売用資材等:

 販売用資材等は、連結子会社であるヤクルト商事㈱が仕入れ、当社を経由してヤクルト販売会社等へ販売しています。

 

〔医薬品製造販売事業〕

医薬品:

 当社が製造し、国内においては「医薬品卸し」をとおして「病院」「薬局」へ、国外においては提携先の製薬会社へ販売しています。

 

〔その他事業〕

①化粧品:

 当社が製造し、全国に所在する101社のヤクルト販売会社へ販売しています。

②プロ野球興行:

 連結子会社である㈱ヤクルト球団が行っています。

 

以上に述べた事業の系統図は、次頁のとおりです。

 

 

事業の系統図

 

 

 

 


 

4 【関係会社の状況】

(1) 連結子会社

 

会社等の名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

東京ヤクルト販売
株式会社

東京都台東区

300

百万円

飲料および食品
化粧品

86.0

当社の「飲料および食品」、「化粧品」を販売しています。
なお、当社所有の建物を賃借しています。
役員の兼任等……無

株式会社
岡山和気ヤクルト工場

岡山県和気郡

98

百万円

飲料および食品

100.0

当社の「飲料および食品」の製造工程の一部を委託しています。
役員の兼任等……有

ヤクルト商事株式会社

東京都港区

30

百万円

飲料および食品

70.9

(14.3)

当社の「飲料および食品」の販売資材等を販売しています。
役員の兼任等……無

株式会社
ヤクルトマテリアル

東京都中央区

50

百万円

飲料および食品

100.0

当社の「飲料および食品」の製造資材等を製造販売しています。
役員の兼任等……無

ヤクルトヘルスフーズ
株式会社

大分県豊後高田市

99

百万円

飲料および食品

100.0

当社の「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

ヤクルトイースト・
ロジスティクス株式会社

東京都八王子市

10

百万円

飲料および食品

100.0

当社の「飲料および食品」を輸送しています。
役員の兼任等……無

株式会社ヤクルト球団

東京都港区

495

百万円

プロ野球興行

80.0

役員の兼任等……有

メキシコヤクルト
株式会社

メキシコ
メキシコシティ

64,000
メキシコ・
ヌエボ・
ペソ

飲料および食品

61.2

メキシコにおいて、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

ヨーロッパヤクルト

株式会社

※1

オランダ
アルメア

30,275千
ユーロ

飲料および食品

100.0

オランダにおいて、「飲料および食品」の製造販売およびヨーロッパ各子会社の統括管理を行っています。
役員の兼任等……有

広州ヤクルト株式会社

※1

中国広東省

395,600
千元

飲料および食品

95.0

(45.0)

中国において、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

中国ヤクルト株式会社

※1

中国上海市

1,491,524
千元

飲料および食品

100.0

中国において、「飲料および食品」の販売および中国でのヤクルト事業の統括管理を行っています。
役員の兼任等……有

上海ヤクルト株式会社

※1

中国上海市

389,755
千元

飲料および食品
 

100.0

(100.0)

中国において、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

天津ヤクルト株式会社

※1

中国天津市

742,907
千元

飲料および食品

100.0

(100.0)

中国において、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

無錫ヤクルト株式会社

※1

中国江蘇省

417,530
千元

飲料および食品

100.0

(100.0)

中国において、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

マレーシアヤクルト
株式会社

※1

マレーシア
スランゴール

108,000千
マレーシア
リンギット

飲料および食品

100.0

マレーシアにおいて、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

ベトナムヤクルト

株式会社

※1

ベトナム
ホーチミン

515,516
百万
ベトナム
ドン

飲料および食品

80.0

ベトナムにおいて、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

ブラジルヤクルト商工

株式会社

※1

ブラジル
サンパウロ

200,000
千レアル

飲料および食品

51.4

ブラジルにおいて、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

アメリカヤクルト

株式会社

※1

アメリカ
カリフォルニア

124,600
千USドル

飲料および食品

100.0

アメリカにおいて、「飲料および食品」を製造、輸入販売しています。
役員の兼任等……有

その他56社

 

 

 

 

 

 

 

(2) 持分法適用関連会社

 

会社等の名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

韓国ヤクルト株式会社

韓国 ソウル

50,000
百万
ウォン

飲料および食品

38.3

韓国において、「飲料および食品」を製造販売しています。
役員の兼任等……有

その他3社

 

 

 

 

 

 

 

(3) その他の関係会社

 

会社等の名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
被所有割合
(%)

関係内容

ダノン エス・エー

フランス パリ

164百万
ユーロ

飲料および食品

21.5

(21.5)

同社と当社は、協業関係に関する覚書を締結しています。
役員の兼任等……有
(平成28年3月末株主名簿上の名義は、同社のグループ会社「バークレイズバンクピーエルシー シンガポール ノミニー ダノン プロバイオティクス プライベート リミテッド」となっています。)

 

 

(注) 1 議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有割合です。

2 議決権の被所有割合欄の( )内は、間接被所有割合であります。

3 ※1 特定子会社に該当します。

4 当連結会計年度における連結財務諸表の売上高に占める連結子会社の売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の割合が100分の10を超える連結子会社がないため、主要な損益情報の記載を省略しています。

 

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

平成28年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

飲料および食品製造販売事業(日本)

5,681

飲料および食品製造販売事業(米州)

6,130

飲料および食品製造販売事業(アジア・オセアニア)

9,652

飲料および食品製造販売事業(ヨーロッパ)

144

医薬品製造販売事業

528

その他事業

604

全社

453

合計

23,192

 

(注) 従業員数は就業人員です。

 

(2) 提出会社の状況

平成28年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

2,872

41.6

17.9

7,823,560

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

飲料および食品製造販売事業(日本)

1,680

医薬品製造販売事業

528

その他事業

211

全社

453

合計

2,872

 

(注) 1 従業員数は就業人員です。

2 平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでいます。

3 上記従業員数には、出向者311人・嘱託141人を含みます。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、一部の会社で労働組合が組織されていますが、現在、活発な活動は行っていません。

なお、労使関係について、特に記載すべき事項はありません。