当第3四半期連結累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(平成27年5月1日から平成28年1月31日まで)におけるわが国の経済は、政府の経済対策や金融政策の効果もあり、輸出企業の業績および雇用情勢の改善、外国人観光客の増加などを背景に個人消費が底堅く推移し、緩やかな回復基調が続いております。
飲料業界におきましては、夏場の天候不順による影響や、競争激化による低価格化、原材料コストの上昇懸念などから、経営環境は更に厳しさを増しております。
このような状況の中、当グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当グループを取り巻く全てのお客様に対し「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、グループ一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,558億40百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益118億98百万円(前年同期比54.8%増)、経常利益116億10百万円(前年同期比50.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、68億66百万円(前年同期比72.5%増)となりました。セグメント別の業績を示すと次のとおりであります。
<リーフ・ドリンク関連事業>
国内においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、社内資格制度である「ティーテイスター資格」を保有する社員自ら実演販売や試飲会などの活動を通して、比較的に高価格のパック茶販売を強化しております。また、プレミアムティーバッグシリーズをはじめとして、パウダータイプのインスタント緑茶などの手軽にご賞味いただける簡便性商品が、国内のみならず外国人観光客の皆様にもご好評をいただいております。
飲料(ドリンク)製品につきましては、主力製品であります「お~いお茶 緑茶」をリニューアルし、秋に向けて「紅葉パッケージ」を展開しました。平成28年1月下旬からは、昨年に引き続き、日本を象徴する「桜」のデザインとともに「桜パッケージ」を順次展開しております。当グループでは、「茶産地育成事業」を推進しており、主に九州地区において、耕作放棄地を積極活用するとともに、生産性と環境保全を両立した大規模茶園経営のもと高品質で安定した原料調達を実現しております。この「茶産地育成事業」によって香りにこだわって育てられた「お~いお茶専用茶葉」の使用量を増やし、急須で入れたお茶本来の香りとおいしさを追求するとともに、「お~いお茶」ブランドの更なる価値向上を図ってまいります。
日本茶・健康茶・中国茶飲料におきましては、主力製品であります「健康ミネラルむぎ茶」が好調に推移しているほか、「お~いお茶 絶品ほうじ茶」、「Relaxジャスミンティー」につきましても引き続き順調に売上を伸ばしております。また、「2つの働き カテキン緑茶」や「黄金烏龍茶」をはじめとした特定保健用食品につきましても引き続きご好評をいただいております。
コーヒー飲料におきましては「TULLY'S COFFEE」ブランドシリーズが引き続きご好評をいただき、更に販売数量を伸ばすなど、業績の向上に寄与しております。
このような販売活動を取り巻く競争激化、消費低迷などの厳しい状況において、更なる原価低減や各経費の見直しを行うとともに、費用対効果を意識しながら販売促進費を投入し、収益性の改善に努めてまいります。
チチヤス㈱においては、広島県を中心とした乳類及び発酵乳等の積極的な販売に加え、当社との共同開発によるブランドシナジーを拡大しております。また、ネオス㈱は、西日本に強い販売チャネルを持っており、当グループの自動販売機事業に関して、更なる強化を図っております。
海外においては、米国内での健康志向の高まりと、平成25年12月に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを契機に、ITO EN(North America)INC. において「お~いお茶」などの無糖茶飲料が順調に売上を伸ばしております。また、世界的な抹茶ブームを追い風に、茶葉(リーフ)製品につきましても、抹茶入りティーバッグ商品の販売を強化し、中国事業及び東南アジア事業の基盤確立へ向け、積極的な海外展開を行ってまいりました。
また、平成27年2月3日付で、米国を中心にコーヒー豆の栽培から販売までを行うDistant Lands Trading Company, Inc. が当グループに加わっており、今後は、米国内における当グループ製品の販売など、シナジー効果を追求してまいります。
この結果、リーフ・ドリンク関連事業の売上高は3,306億79百万円(前年同期比8.3%増)となり、営業利益は101億53百万円(前年同期比112.5%増)となりました。
<飲食関連事業>
タリーズコーヒージャパン㈱におきましては、季節商品を中心にドリンク類が好調なことに加え、パスタなどのデリカ類やドーナツなどのデニッシュ類、店頭で販売している蜂蜜につきましても、ご好評をいただいております。また、新規出店も順調に進み、総店舗数は619店舗となり、更なる拡充を続けております。既存店舗の改装などによる活性化を図り、店舗競争力を強化することで、スペシャルティコーヒーショップとしての更なるブランド強化を図ってまいります。
この結果、飲食関連事業の売上高は206億16百万円(前年同期比9.3%増)となり、営業利益は23億62百万円(前年同期比14.6%減)となりました。
<その他>
売上高は45億43百万円(前年同期比12.8%増)となり、営業利益は7億21百万円(前年同期比19.7%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産は前連結会計年度末と比較して117億13百万円減少し、2,742億33百万円となりました。主な変動要因といたしましては、「現金及び預金」が27億18百万円増加したことと、「受取手形及び売掛金」が82億9百万円、「その他の流動資産」が63億87百万円減少したことによるものです。
負債は前連結会計年度末と比較して125億56百万円減少し、1,456億29百万円となりました。主な変動要因といたしましては、「支払手形及び買掛金」が80億16百万円、「未払費用」が12億62百万円、「リース債務(固定)」が25億54百万円減少したことによるものです。
純資産は前連結会計年度末と比較して8億42百万円増加し、1,286億3百万円となりました。主な変動要因といたしましては、「利益剰余金」が「親会社株主に帰属する四半期純利益」により68億66百万円増加し、「剰余金の配当」により52億54百万円減少したことと、「資本剰余金」が「非支配株主との取引に係る親会社の持分変動」により9億5百万円減少したことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題についての重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当グループの研究開発費の総額は13億19百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、前年同期と比べ、連結子会社が増加したこと等により、リーフ・ドリンク関連事業の生産及び仕入の実績が著しく増加しております。