第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間(平成29年5月1日から平成29年7月31日まで)におけるわが国の経済は、海外経済や政策に関する不確実性の高まりなどを受けて、先行き不透明な状況にありますが、企業収益や雇用・所得環境の改善の効果もあり、緩やかな回復基調が続いております。

飲料業界におきましては、消費者マインドに回復の兆しが見られるものの、競合各社による激しい販売競争により、厳しい経営環境が続いております。

このような状況の中、当グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当グループを取り巻く全てのお客様に対し「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、グループ一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。

この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,364億51百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益63億23百万円(前年同期比3.1%減)、経常利益61億41百万円(前年同期比7.3%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、36億92百万円(前年同期比3.2%増)となりました。

 

売上高

1,364億51百万円

(前期比5.7%増

営業利益

63億23百万円

(前期比3.1%減

経常利益

61億41百万円

(前期比7.3%増

親会社株主に帰属する四半期純利益

36億92百万円

(前期比3.2%増

 

セグメント別の業績は以下のとおりであります

 

<リーフ・ドリンク関連事業>

国内においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、社員自らが、急須で入れたお茶の実演販売や試飲会などの活動を通して、パック茶の飲用提案を強化してまいりました。特に、渋みや苦味を抑えて茶葉の旨みや甘みをお楽しみいただける「氷水出し緑茶」を積極的に提案し、夏場のリーフ需要を喚起してまいりました。また、プレミアムティーバッグシリーズやパウダータイプのインスタント緑茶など、手軽にご賞味いただける簡便性商品が引き続きご好評をいただいております。

飲料(ドリンク)製品につきましては、主力製品であります「お~いお茶」において、従来よりも鮮度にこだわり、旨みや甘みといったお茶のおいしいところだけを抽出することで、まろやかなおいしさと香りを一層引き立たせました。当グループでは「茶産地育成事業」を推進しており、主に九州地区において、耕作放棄地を積極活用するとともに、生産性と環境保全を両立した大規模茶園経営のもと高品質で安定した原料調達を実現しております。この「茶産地育成事業」を通じて、栽培から加工まで鮮度にこだわって開発した「お~いお茶専用茶葉」を使用し、急須で入れたお茶本来の香りとおいしさを追求するとともに、今後も更なるブランド価値向上を図ってまいります。

日本茶・健康茶・中国茶飲料におきましては、ノンカフェイン茶系飲料No.1である「健康ミネラルむぎ茶」が、夏の暑さ対策として、おいしくミネラルと水分補給ができる商品として、好調に推移しております。

コーヒー飲料におきましては、「TULLY'S COFFEE」ブランドシリーズがボトル缶コーヒー市場を牽引する存在として、引き続きご好評をいただいております。

販売活動を取り巻く厳しい経営環境において、主力ブランドの販売強化、更なる原価低減、費用対効果を意識した販売促進費の更なる管理強化、エリア毎の業績管理強化を行い、引き続き収益性の改善に努めてまいります。

チチヤス㈱においては、広島県を中心とした乳類および発酵乳等の積極的な販売に加え、当社との共同開発によるブランドシナジーを拡大しております。また、ネオス㈱は、西日本に強い販売チャネルを持っており、当グループの自動販売機事業に関して、継続的に収益性を高める基盤づくりを行っております。

海外においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、「グローバルブランド」で展開する「MATCHA GREEN TEA」の販売により、米国、豪州、東南アジアを中心に積極的な海外展開を行ってまいりました。

飲料(ドリンク)製品につきましては、ITO EN(North America)INC. において、和食や抹茶の世界的ブームや健康志向の高まりを背景に、「お~いお茶」などの無糖茶飲料が順調に売上を伸ばしております。また、米国を中心にコーヒー豆の栽培から販売までを行うDistant Lands Trading Company, Inc. においては、主要顧客であるフードサービスチェーンへの当グループ製品の販売など、引き続きシナジー効果を追求してまいります。

この結果、リーフ・ドリンク関連事業の売上高は1,267億93百万円(前年同期比5.6%増)となり、営業利益は54億98百万円(前年同期比3.1%減)となりました。

 

  <飲食関連事業>

タリーズコーヒージャパン㈱におきましては、創業20周年記念ドリンク「アイスカプチーノ」やティー系ドリンク類が好調なことに加え、パスタなどのデリカ類やサンドイッチ類につきましても、ご好評をいただいております。また、新規出店も順調に進み、総店舗数は679店舗になりました。

引き続き積極的な投資とあわせて既存店舗の改装などによる活性化を図り、店舗競争力を強化することで、スペシャルティコーヒーショップとしての更なるブランド強化を図ってまいります。

この結果、飲食関連事業の売上高は78億46百万円(前年同期比5.7%増)となり、営業利益は8億41百万円(前年同期比5.2%減)となりました。

 

<その他>

売上高は18億11百万円(前年同期比14.3%増)となり、営業利益は3億2百万円(前年同期比6.2%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の財政状態は次のとおりであります。

 

総資産は3,063億50百万円となり、前連結会計年度末と比較して39億44百万円増加いたしました。主な変動要因といたしましては、「現金及び預金」が87億78百万円減少、「受取手形及び売掛金」が110億62百万円増加、「商品及び製品」が34億25百万円増加したことによるものです。

 

負債は1,682億72百万円となり、前連結会計年度末と比較して25億76百万円増加いたしました。主な変動要因といたしましては、「支払手形及び買掛金」が26億79百万円増加、「未払法人税等」が19億82百万円減少、「未払費用」が30億93百万円増加したことによるものです。

 

純資産は1,380億78百万円となり、前連結会計年度末と比較して13億68百万円増加いたしました。主な変動要因といたしましては、「利益剰余金」が「親会社株主に帰属する四半期純利益」により36億92百万円増加し、「剰余金の配当」により26億18百万円減少したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題についての重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当グループの研究開発費の総額は4億60百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。