第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。

飲料業界におきましては、消費者マインドに持ち直しが見られるものの、競合各社による激しい販売競争により、厳しい経営環境が続いております。

このような状況の中、当社グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当社グループを取り巻く全てのお客様に対し「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、グループ一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,763億71百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益163億12百万円(前年同期比5.9%減)、経常利益158億46百万円(前年同期比9.8%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、89億49百万円(前年同期比22.6%減)となりました。

 

売上高

3,763億71百万円

(前期比3.2%増

営業利益

163億12百万円

(前期比5.9%減

経常利益

158億46百万円

(前期比9.8%減

親会社株主に帰属する四半期純利益

89億49百万円

(前期比22.6%減

 

セグメント別の業績は以下のとおりであります

 

<リーフ・ドリンク関連事業>

国内においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、厚生労働省認定の「伊藤園ティーテイスター」を取得している茶師による実演販売「大茶会」を全国の店頭で実施し、お茶のおいしさ、楽しみ方等をお伝えしております。また、選りすぐった日本全国の希少なこだわり茶葉(緑茶・紅茶・ウーロン茶)をはじめ、茶畑単位で考えたシングルオリジン(単一品種・単一生産者)のお茶を取り揃えた、お茶の生産農家とお客様を繋いでいく、日本の伝統茶文化を感じていただける直営店舗を出店するなど、専門店においてもお茶の楽しみ方を積極的にお伝えしております。このような取組みを通して、日本茶リーフ市場の更なる活性化を図ってまいります。

飲料(ドリンク)製品につきましては、主力製品であります「お~いお茶」において、本年春も、季節限定の桜パッケージを展開してまいります。日本の春の象徴である「桜」と、各都道府県の「地元の誇り」を「お~いお茶」を通してご紹介するとともに、今後も更なるブランド価値向上を図ってまいります。

日本茶・健康茶におきましては、ノンカフェイン茶系飲料No.1である「健康ミネラルむぎ茶」が、年間を通して、おいしくミネラルと水分補給ができる商品として、好調に推移しております。

コーヒー飲料におきましては、「TULLY'S COFFEE」ブランドシリーズがボトル缶コーヒー市場を牽引する存在として、引き続きご好評をいただいております。

当社は、従来から一部製品において賞味期限の「年月表示」への移行を行っておりましたが、本年1月より対象製品を拡大し、順次移行を実施しております。この取組みにより、全アイテムの約8割が「年月表示」となり、食品ロスの軽減・物流効率化に伴うCO2排出量の削減による「環境負荷軽減」および店舗や倉庫での管理対象ロット数の減少や保管スペース縮小などの作業効率化による「生産性向上」が期待できます。

チチヤス㈱においては、広島県を中心とした乳類および発酵乳等の積極的な販売に加え、当社との共同開発によるブランドシナジーを拡大しております。また、ネオス㈱は、西日本に強い販売チャネルを持っており、当社グループの自動販売機事業に関して、継続的に収益性を高める基盤づくりを行っております。

海外においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、「グローバルブランド」で展開する「MATCHA GREEN TEA」の販売により、米国、豪州、東南アジアを中心に積極的な海外展開を行ってまいりました。

飲料(ドリンク)製品につきましては、ITO EN(North America)INC. において、和食や抹茶の世界的ブームや健康志向の高まりを背景に、「お~いお茶」などの無糖茶飲料が順調に売上を伸ばしております。また、米国を中心にコーヒー豆の栽培から販売までを行うDistant Lands Trading Company, Inc. においては、主要顧客であるフードサービスチェーンへの当社グループ製品の販売など、引き続きシナジー効果を追求してまいります。

この結果、リーフ・ドリンク関連事業の売上高は3,469億36百万円(前年同期比2.8%増)となり、営業利益は138億75百万円(前年同期比7.5%減)となりました。

 

<飲食関連事業>

タリーズコーヒージャパン㈱におきましては、今年で8年目のアイリッシュラテが好調なことに加え、ティー商品も好調で、特に、「ストロベリーロイヤルミルクティー」はご好評をいただきました。また、フード類では、「ボールパークドッグ」「クラシックパンケーキ」などが、ご好評をいただいております。新規出店も順調に進み、総店舗数は696店舗になりました。引き続き積極的な投資とあわせて既存店舗の改装などによる活性化を図り、店舗競争力を強化することで、スペシャルティコーヒーショップとしての更なるブランド強化を図ってまいります。

この結果、飲食関連事業の売上高は246億24百万円(前年同期比7.5%増)となり、営業利益は27億7百万円(前年同期比2.1%増)となりました。

 

<その他>

売上高は48億10百万円(前年同期比11.5%増)となり、営業利益は6億75百万円(前年同期比9.5%増)となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は次のとおりであります。

(イ) 資産

総資産は2,881億35百万円となり、前連結会計年度末と比較して142億70百万円減少いたしました。主な変動要因といたしましては、「現金及び預金」が31億4百万円減少、「受取手形及び売掛金」が75億17百万円減少、流動資産の「その他」が未収入金の減少などにより41億14百万円減少したことによるものです。

 

(ロ) 負債

負債は1,466億23百万円となり、前連結会計年度末と比較して190億73百万円減少いたしました。主な変動要因といたしましては、「支払手形及び買掛金」が87億73百万円減少、「未払法人税等」が21億6百万円減少、「リース債務」が42億92百万円減少したことによるものです。

 

(ハ) 純資産

純資産は1,415億12百万円となり、前連結会計年度末と比較して48億2百万円増加いたしました。主な変動要因といたしましては、「利益剰余金」が「親会社株主に帰属する四半期純利益」により89億49百万円増加し、「剰余金の配当」により52億37百万円減少したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は13億30百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。