当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかな景気回復が続きました。
飲料業界におきましては、各社の販売競争が継続するなか、「令和元年台風第19号」など相次ぐ自然災害の影響もあり、事業環境は依然として厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当社グループを取り巻く全てのお客様に対し「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高2,654億71百万円(前年同期比3.6%減)、営業利益141億7百万円(前年同期比6.8%増)、経常利益138億72百万円(前年同期比0.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益89億25百万円(前年同期比2.6%増)となりました。なお、特別損失として、「令和元年台風第19号」などによる災害関連費用として1億5百万円を計上しております。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
<リーフ・ドリンク関連事業>
[国内茶葉(リーフ)製品]
本年も10月1日「日本茶の日」(※)に合わせて、当社社員(伊藤園ティーテイスター資格保有者など)による日本茶の魅力をお伝えする催し「お茶をたのしむ わくわく大茶会」を全国の量販店などで一斉に開催し、リーフ製品を中心に、日本茶のおもてなしを行いました。
本年9月には、大丸心斎橋店に、お茶を中心とした新しいコンセプトショップ『 Four Green Leaves ITO EN(フォー グリーン リーブス イトウエン) 』をオープンいたしました。「お茶の“みどり”をカラダに取り入れる幸せ」をコンセプトに、お茶を通じて、仕事や家事などに日々がんばっている女性に癒しと安らぎをお届けする“お茶の伊藤園”の直営ショップです。イートインスペースでは、「おいしく、“みどり”と大地の力」をコンセプトにしたドリンク等を提供しております。
本年10月には、大型客船ターミナルを中核とした複合施設「横浜ハンマーヘッド」に、『茶寮 伊藤園 横浜』をオープンいたしました。「お茶を通じて日本の“和”をお伝えし、お茶を身近に感じていただける場所」をコンセプトに、茶道のお点前で使用される本格的な抹茶やこだわりの茶葉を使用したいれたての緑茶のほか、抹茶を使用したドリンク、フード類を提供しております。
当社はこれらの取組みや出店を通して、お茶の新しい楽しみ方やおいしさ、魅力を国内外の多くの方々にお伝えし、日本茶、日本文化への関心を世界中に広げてまいります。
(※)「日本茶の日」とは:
1587(天正15)年10月1日、豊臣秀吉が京都府京都市にある北野天満宮にて「大茶会」を開き、身分関係なく多くの方とお茶を楽しみ、お茶を広めました。このことから、当社が10月1日を「日本茶の日」と制定しました。(日本記念日協会 2002年制定)
[国内飲料(ドリンク)製品]
2004年に発売された「お~いお茶 濃い茶」は、上質かつカテキンが豊富な厳選された国産茶葉を使用し、健康カテキン量2倍(当社緑茶飲料比)により、濃くしっかりとした渋みと後味のキレが多くのお客様にご好評をいただいております。本年9月には、これまでの味わいはそのままに、ガレート型カテキンの働きで「体脂肪を減らす」機能性表示食品となった「お~いお茶 濃い茶」を、全容器・全業態で発売いたしました。
また同月には、業界初となる加温・電子レンジに対応した“100%リサイクルペットボトル”の「お~いお茶」シリーズを発売いたしました。
ノンカフェイン茶系飲料No.1である「健康ミネラルむぎ茶」においては、無糖、カフェインゼロ、カロリーゼロで幅広い層にご好評いただいております。また、熱中症対策だけでなく、スポーツ時に失われる水分・ミネラルを手軽に補給できる飲料として、より多くのお客様にご愛飲いただいております。
コーヒー飲料である「TULLY'S COFFEE」は、コーヒー豆・焙煎・抽出にこだわり、最高の一杯を追求するタリーズのバリスタが監修したプロフェッショナルクオリティーの飲料として成長を続けており、お客様の多様な嗜好に沿った製品を展開し、「TULLY'S COFFEE」ブランドのさらなる販売強化を図っております。
紅茶飲料である「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC」シリーズからは、本年8月に生のオレンジスライスを紅茶と一緒に抽出した新感覚の紅茶飲料「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC 生オレンジティー」を、本年9月には甘さ控えめで香ばしい香りが特長の新感覚ストレートティー「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC しあわせ香る 焙じた紅茶」を発売いたしました。今後も「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC」シリーズを通して、お茶本来のおいしさを大切にしながらも、さらなる可能性に挑戦し、お客様に“新しいお茶の楽しみ”をお届けしてまいります。
[海外茶葉(リーフ)製品]
米国、中国を中心に「グローバルブランド」で展開する「MATCHA GREEN TEA」の積極的な販売を継続して行ってまいりました。
[海外飲料(ドリンク)製品]
健康志向の高まりや日本食ブーム等を背景に、「お~いお茶」などの無糖茶飲料が順調に売上を伸ばしております。
この結果、リーフ・ドリンク関連事業の売上高は2,447億33百万円(前年同期比4.0%減)となり、営業利益は126億50百万円(前年同期比10.2%増)となりました。
<飲食関連事業>
タリーズコーヒージャパン(株)におきましては、人気のタピオカを楽しめる季節限定ドリンク「タピオカロイヤルミルクティー」や10月に発売した季節限定ドリンク「&TEA アップルキャラメリゼロイヤルミルクティー」等のティー系ビバレッジがご好評いただき、好調に推移しました。またスイーツでは、10月に「クラシックパンケーキ メープルバター」をリニューアル発売し、売上が伸長しました。新規出店も順調に進み、総店舗数は741店舗になりました。
引き続き積極的な投資とあわせて既存店舗の改装などによる活性化を図り、店舗競争力を強化することで、スペシャルティコーヒーショップとしての更なるブランド強化を図ってまいります。
この結果、飲食関連事業の売上高は176億2百万円(前年同期比3.7%増)となり、営業利益は17億59百万円(前年同期比6.2%減)となりました。
<その他>
売上高は31億35百万円(前年同期比9.0%減)となり、営業利益は3億20百万円(前年同期比33.8%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態は次のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は3,030億85百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億96百万円減少いたしました。これは、「リース資産」が22億1百万円減少、「のれん」が10億39百万円減少、「受取手形及び売掛金」が11億87百万円増加、「原材料及び貯蔵品」が16億64百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は1,486億85百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億73百万円減少いたしました。これは、「支払手形及び買掛金」が26億11百万円減少、「リース債務」が15億90百万円減少、「未払費用」が11億80百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,543億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ34億76百万円増加いたしました。これは、「親会社株主に帰属する四半期純利益」により「利益剰余金」が89億25百万円増加、「剰余金の配当」により「利益剰余金」が25億97百万円減少、自己株式の取得により「自己株式」が19億95百万円減少したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は624億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億85百万円増加いたしました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、135億95百万円の収入(前年同期は121億38百万円の収入)となりました。これは、増加要因として税金等調整前四半期純利益136億88百万円、減価償却費66億65百万円であるのに対し、減少要因として仕入債務の増減額が25億30百万円、たな卸資産の増減額が20億40百万円、法人税等の支払額42億97百万円があったことによるものであります。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、46億52百万円の支出(前年同期は50億49百万円の支出)となりました。これは、設備投資による支出51億68百万円があったことによるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、80億59百万円の支出(前年同期は82億9百万円の支出)となりました。これは、自己株式の取得による支出19億95百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出25億27百万円、配当金の支払25億93百万円があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は8億84百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。