第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における日本経済は、世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、依然として厳しい状況にあります。個人消費におきましても、僅かに持ち直しの動きが見られるものの、先行き不透明な状態が続くと想定されます。

飲料業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う活動制限や外出自粛による経済停滞のマイナス影響に加え、「令和2年7月豪雨」を含めた長雨や低温の影響もあり、事業環境は依然として厳しい状況が続いております。

このような状況の中、当社グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当社グループを取り巻く全てのお客様に対し「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。

この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,127億14百万円(前年同期13.5%減)、営業利益42億16百万円(前年同期32.1%減)、経常利益39億84百万円前年同期32.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益19億93百万円前年同期45.5%減)となりました。なお、特別損失として、「令和2年7月豪雨」などによる災害関連費用として4百万円、新型コロナウイルス感染症による損失として3億6百万円を計上しております。

セグメント別の業績は以下のとおりであります

 

<リーフ・ドリンク関連事業>

[国内茶葉(リーフ)製品]

 本年6月、「渋谷ヒカリエ ShinQs」に、本格的な抹茶をカジュアルに楽しめるお茶の専門店『matcha LOVE(マッチャ ラブ)』をオープンいたしました。抹茶のヘルシーさやおいしさ、食文化をより気軽に楽しんでいただきたい想いから、お手前品質の上質な国産抹茶を使用した抹茶ドリンクやソフトクリーム等を提供しております。

 また本年7月には、農林水産省が展開する「令和2年度 国産農林水産物等販売促進緊急対策事業 品目横断的販売促進緊急対策事業におけるインターネット販売推進事業」に参画し、お茶の生産者と消費者をつなぎ、リーフ茶の消費・認知拡大を目指す新しいネット通販ページを、当社のコミュニティメディア『CHAGOCORO(チャゴコロ)』内に立ち上げました。サイト内では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた生産者の皆様を支援すべく、丹精込めて作り上げた国産リーフ茶やティーバッグを販売しております。

 当社はこれらの出店や取組みを通じ、“お茶の伊藤園”として、日本中、世界中にお茶の魅力を届け、日本のお茶業界の活性化と更なる発展に貢献してまいります。

 

[国内飲料(ドリンク)製品]

 「お~いお茶」ブランドでは、本年6月に、茶葉のおいしさをそのまま引き出したカフェインゼロの緑茶飲料「お~いお茶 カフェインゼロ」を発売いたしました。同製品は、当社の技術を駆使しカフェイン量を抑えた原料茶葉(無香料・無調味)を使用し、さらに抽出工程において工夫を施すことでカフェインゼロを実現した緑茶飲料です。カフェインゼロでありながらも、茶葉本来の香りと味わいをお楽しみいただけます。

 ウーロン茶飲料においては、本年7月に、1980年に世界初の無糖茶飲料を開発してから40年を経て、現代人の嗜好に合ったウーロン茶飲料「烏龍茶」を発売いたしました。同製品は、華やかで甘い香りが特徴の「色種」と、鮮やかな赤褐色の水色とすっきりした渋みが特徴の「水仙」の2種類の原料茶葉をバランスよくブレンドすることで、烏龍茶本来のコクがありながらもすっきりとした後味をお楽しみいただけます。

 ノンカフェイン茶系飲料No.1である「健康ミネラルむぎ茶」においては、無糖、カフェインゼロ、カロリーゼロで幅広い層にご好評いただいております。また、熱中症対策だけでなく、スポーツ時に失われる水分・ミネラルを手軽に補給できる飲料として、より多くのお客様にご愛飲いただいております。

 コーヒー飲料である「TULLY'S COFFEE」は、コーヒー豆・焙煎・抽出にこだわり、最高の一杯を追求するタリーズのバリスタが監修したプロフェッショナルクオリティーの飲料として成長を続けており、お客様の多様な嗜好に沿った製品を展開し、「TULLY'S COFFEE」ブランドのさらなる販売強化を図っております。

 

[海外茶葉(リーフ)製品]

 米国、中国を中心に「グローバルブランド」で展開する「MATCHA GREEN TEA」の積極的な販売を継続して行ってまいりました。

 

[海外飲料(ドリンク)製品]

 健康志向の高まりや日本食ブーム等を背景に、「お~いお茶」を中心に無糖茶飲料の積極的な販売を継続して行ってまいりました。

 

 しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による外出制限や自粛の継続、それに伴う需要回復の遅れが、当第1四半期連結累計期間の業績に大きな影響を与えました。

 

 この結果、リーフ・ドリンク関連事業の売上高は1,060億44百万円(前年同期比11.5%減)となり、営業利益は51億22百万円(前年同期比2.8%減)となりました。

 

<飲食関連事業>

タリーズコーヒージャパン㈱におきましては、8月7日の創業日を記念し、日頃のお客様への感謝の気持ちを込めて限定のコーヒー豆やグッズを詰め合わせた「23rd Anniversary Happy Bag」や、家カフェ需要にもお応えする季節限定のコーヒー豆を発売し、ご好評いただきました。また、バリスタが一杯一杯丁寧に抽出したエスプレッソショットの奥深い味わいと香りをお楽しみいただける季節限定シェイク「エスプレッソシェイク」も好調に推移しました。新規出店も順調に進み、総店舗数は762店舗になりました。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大に対しては、従業員の手洗い・アルコール消毒・出勤前の検温・マスクの着用、飛沫感染防止策としてレジ前のビニール幕等の設置、ソーシャルディスタンスの確保など、積極的な感染予防対策の徹底・強化を講じてまいりました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による外出制限や自粛の継続、それに伴う来客数回復の遅れが、当第1四半期連結累計期間の業績に大きな影響を与えました。

 

この結果、飲食関連事業の売上高は50億84百万円(前年同期比43.1%減)となり、営業損失は8億77百万円(前年同期は営業利益10億35百万円)となりました。

 

<その他>

売上高は15億85百万円(前年同期比5.1%減)となり、営業利益は1億52百万円(前年同期比27.4%減)となりました。

 

当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。

 

当第1四半期連結会計期間末における総資産は3,052億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ145億95百万円増加いたしました。これは主に「現金及び預金」が41億10百万円増加、「受取手形及び売掛金」が75億18百万円増加、「商品及び製品」が33億87百万円増加、「リース資産」が8億5百万円減少したことによるものであります。

当第1四半期連結会計期間末における負債は1,563億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ154億24百万円増加いたしました。これは主に「支払手形及び買掛金」が65億49百万円増加、「未払法人税等」が12億30百万円減少、「賞与引当金」が18億57百万円減少、長期借入金が95億87百万円増加したことによるものであります。

当第1四半期連結会計期間末における純資産は1,488億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億29百万円減少いたしました。これは主に、「利益剰余金」が「親会社株主に帰属する四半期純利益」により19億93百万円増加、「剰余金の配当」により25億90百万円減少したことによるものであります。

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は4億30百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。