第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善が進み、国内株価は上昇しました。また、今後の政府の経済政策によっては、更なる景気の底上げが期待されます。しかしながら、世界経済は北東アジアの地政学的リスクへの不安感が払拭されず、今後の動向は不透明な状況となっております。

食品業界におきましては、国内市場の拡大は望めず、食の安全性確保や顧客ニーズへの対応等自社製品の差別化によるマーケットシェアの確保、海外進出による市場開拓等の対応が求められております。

このような状況下、当社は家庭用金印純正ごま油の発売50周年を記念して、同じく生誕50周年を迎える人気キャラクターであるリカちゃんを起用、幅広い世代に向けて当社の認知度を更に向上させるべく、広告活動を行っております。また、当社製品の品質の更なる向上のため、従来の品質管理に加え、新たに品質保証部を設置し、安全・安心で高品質の製品をお客様に提供できるよう活動を行っております。

販売数量につきましては、PET容器のごま油製品を中心に積極的な拡販活動を行った結果、ごま油全体では前年同期比6.6%増、食品ごまは前年同期比3.6%増となりました。また、売上高につきましては、前年同期比4.0%増となりました。

コスト面では、販売数量増加により処理量は増加しましたが、原料の払出価格の減少により、売上原価は前年同期比では9.8%減となりました。

一方、販売費及び一般管理費は、家庭用ごま油等の拡販、また交通広告を積極的に行ったため、拡売条件費および広告宣伝費等の販売経費が増加し、前年同期比10.4%増となりました。

この結果、売上高は15,238百万円(前年同期比594百万円増)、経常利益は2,885百万円(前年同期比1,495百万円増)、四半期純利益は1,964百万円(前年同期比1,031百万円増)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①ごま油事業

ごま油事業におきましては、家庭用金印純正ごま油と同じく生誕50周年を迎えるリカちゃんを起用し、公共交通機関でのステッカー広告および雑誌メディアを用いた積極的な広告活動を行いました。また、容器を軽くて持ちやすいPETに変更したことが消費者から支持を受け、結果、売上高および販売数量ともに前年を上回る結果となりました。

原料購入価格および払出価格は、前期より低下しており、単位当たりの原価は前期を下回っております。

こうした環境下において、当社はごま油の用途多様性に着目し、濃口や純白のごま油の訴求活動を行い、市場拡大に努めております。

以上の結果、売上高は12,701百万円(前年同期比597百万円増)、セグメント利益は2,396百万円(前年同期比957百万円増)となりました。

 

②食品ごま事業

食品ごま事業におきましては、スーパーマーケットやドラッグストアへの販路拡大により家庭用食品ごまの売上げが伸長、業務用では加工ユーザー向けのねりごまが好調ではありましたが、一部製品の価格見直しを行ったことにより、売上高は前年より微減となりました。また売上原価はごま油と同様に、単位当たりの原価は前年を下回っております。

こうした環境下において、当社は空気の力で自立するエアホールドパウチ仕様のねりごまを開発し、販促活動を行っております。

以上の結果、売上高は2,530百万円(前年同期比3百万円減)、セグメント利益は445百万円(前年同期比127百万円増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ690百万円増加し、11,190百万円となりました。

なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間において営業活動によるキャッシュ・フローは、1,980百万円の収入(前年同期比936百万円の収入減)となりました。これは売上債権が719百万円増加及び法人税等の支払額が692百万円あるなどの減少要因はあったものの、税引前四半期純利益が2,876百万円あり、仕入債務が633百万円増加したこと等の増加要因により資金が増加したものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間において投資活動によるキャッシュ・フローは、210百万円の支出(前年同期比1,036百万円支出減)となりました。これは有形固定資産等の取得による支出が172百万円あったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間において財務活動によるキャッシュ・フローは、1,078百万円の支出(前年同期比516百万円支出増)となりました。これは配当金の支払いによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)業務上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当社は多くの消費者に自然の恵みを活かした、健康的で豊かな食生活に貢献できる魅力のある製品を開発、提供することを研究開発活動の基本方針としております。

当社の研究開発体制として、販売業務部では、当社製品に対する顧客要望、マーケット情報などの顧客ニーズを取り纏め、新製品の企画・立案を行っております。研究部では、顧客ニーズを踏まえ、ごま関連商品の市場調査や競合他社製品の分析、既存の工程条件の見直し、新しいごま製品の加工技術の検討を行い、新製品の開発や既存製品の改良、リニューアルを行っております。また、ごま及びごま油の基礎研究や応用研究にも取り組んでおります。

今後は、「価値あるごま製品を提供することで、健康でより豊かな食生活に貢献する」という経営理念に基づき、外部機関との協力体制を構築、共同研究を行いながら、当社独自の研究開発活動を推進します。

なお、当第2四半期累計期間における研究開発費の総額は、24百万円となっております。

当社はセグメント共有の研究開発を行っているため、研究開発費の総額、研究開発活動は特定のセグメントに区分しておりません。

最近における研究開発活動の主なテーマと開発目標は次のとおりであります。

主要テーマ

開発目標

顧客要望に基づくごまの製品の開発

製品開発・用途開発によるマーケットの拡大

ごま関連の加工技術、独自製法の探索

付加価値製品創出による競争力ある製品の開発

美味しさを追求するごまの研究

味・香り・食感・安定性・嗜好性・加工性等

様々な視点からの新しいごまの利用、価値を見出す

健康を訴求する機能性成分の研究

ごまに含まれる栄養成分や機能性成分の研究

「美味しさ+α」の製品開発・副産物の有効利用