第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績

当第3四半期連結累計期間における連結経営成績は以下のとおりであります。なお、当社は、前第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しており、連結子会社のみなし取得日を同連結会計期間末日としているため、前年同期の四半期連結損益計算書には子会社の業績は含まれておりません。

 

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、相次ぐ自然災害の影響等がありましたが、好調な企業業績等を背景に雇用・所得環境が改善した他、設備投資が増加する等、堅調に推移しました。また、世界経済は、緩やかな回復基調にありますが、米国の保護貿易政策を発端とした貿易摩擦激化や英国のEU離脱問題等により、今後の動向は不透明な状況にあり、日本経済に与える影響も懸念されます。

食品業界におきましては、人口減少傾向により、国内市場の拡大が困難となる中で、差別化によるマーケットシェアの確保、海外市場の開拓、新たな付加価値の創出や不断の食の安全性確保等への対応が求められています。

このような状況下、当社グループは、顧客ニーズや用途多様性に着目した製品ラインナップを揃え、積極的な販促を行いました。

ごま油においては、純正ごま油濃口200gの発売を契機に、多くのファンに親しまれる宝塚歌劇団と提携した「宝塚歌劇ご招待キャンペーン」を実施し、より強い風味が特徴である同製品の認知拡大やブランド力向上を図りました。また、純正ごま油PET600g製品においては、家庭用と業務用のいずれの販路も期待できる中容量品として、積極な販促を行い、好調に推移しました。以上により、販売数量は前年同期比101.7%となりました。

食品ごまにおいては、量販店向けへの販売数量が拡大する等、好調に販売が推移した他、前期11月に家庭用食品ごまに強みを持つカタギ食品株式会社を子会社化したことにより、販売数量の底上げがされております。また、分離しても揉み混ぜることができる包材であるスパウトパウチを使用した直火焙煎香ばしねりごまの発売を11月より開始しました。以上により、販売数量は前年同期比146.0%となりました。

一方で、足元の原料価格動向は上昇局面にあり、適正価格での販売が課題となっております。コスト面では、原料価格の上昇に加え、第二工場人員の採用等に伴う人件費の増加等が生じた他、販売数量伸長に伴って変動費が増加しております。以上の他、子会社連結の影響もあり、売上原価は前年同期比117.9%、販売費及び一般管理費は前年同期比121.2%となりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高26,338百万円(前年同期比3,414百万円増)、経常利益は4,273百万円(前年同期比78百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,844百万円(前年同期比118百万円減)となりました。

 

   ①ごま油事業

ごま油事業におきましては、純正ごま油PET600g製品の家庭用市場における販売が拡大した他、輸出用においても販売数量が伸長しました。以上により、ごま油全体の売上高は前年同期を上回りました。一方で、原料価格の上昇や、生産能力増強のために5月に実施した搾油用焙煎機更新に伴う減価償却負担等により、売上原価は前年同期比で増加しました。なお、人件費の増加等により、販売費及び一般管理費も前年同期比で増加しております。

以上の結果、売上高は19,436百万円(前年同期比331百万円増)、セグメント利益は3,239百万円(前年同期比353百万円減)となりました。

 

   ②食品ごま事業

食品ごま事業におきましては、家庭用製品における量販店向けの販売増加及び新規PBの獲得や、業務用製品における惣菜向け及び加工ユーザー向けの需要増等により、全体的に好調に推移した他、カタギ食品株式会社の子会社化により販売数量の底上げがされ、食品ごま全体の売上高は前年を上回りました。一方で、子会社へ充填作業委託や新製品である直火焙煎香ばしねりごまの生産委託を行う等、グループ内の生産体制の効率化に取り組みましたが、原料価格の上昇等により売上原価は前年同期比で増加しております。なお、人件費の増加や子会社との連結等により、販売費及び一般管理費も前年同期比で増加しております。

以上の結果、売上高は6,855百万円(前年同期比3,051百万円増)、セグメント利益は823百万円(前年同期比184百万円増)となりました。

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,371百万円増加しました。これは現金及び預金が4,928百万円減少するなどの減少要因があったものの、有形固定資産が5,303百万円、受取手形及び売掛金が1,162百万円、原材料及び貯蔵品が815百万円増加したこと等によるものであります。

負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,015百万円増加しました。これは未払法人税等が829百万円、賞与引当金が262百万円減少するなどの減少要因があったものの、未払金が2,284百万円増加したこと等によるものであります。

純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,355百万円増加しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益2,844百万円の計上と配当金の支払い1,379百万円の加減算により利益剰余金が1,464百万円増加したこと等によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ4,928百万円減少し、6,078百万円となりました。

なお、当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、370百万円の収入(前年同期比2,655百万円収入減)となりました。これは売上債権の増加額1,162百万円やたな卸資産の増加額796百万円、法人税等の支払額2,126百万円など減少要因があったものの、税金等調整前四半期純利益4,184百万円や減価償却費579百万円などの増加要因があったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、3,918百万円の支出(前年同期比2,995百万円支出増)となりました。これは新工場投資等に伴う有形固定資産の取得による支出が4,125百万円あったこと等によるものであります。なお、いずれの支出も原資は自己資金によります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、1,380百万円の支出(前年同期比12百万円支出減)となりました。これは配当金の支払いによる支出が1,378百万円あったこと等によるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更は

 ありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

   当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、72百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等の計画は、次のとおりであります。

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了予定年月

完成後の

増加能力

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

当社 袖ケ浦工場

(千葉県袖ケ浦市)

ごま油

ごま油生産設備

8,000

3,932

自己資金

2018.9

2019年度

下期

(注)

(注)完成後の増加能力については、合理的な算出が困難なため、記載を省略しております。

 

3【経営上の重要な契約等】

特に記載すべき事項はありません。