(資産除去債務関係)

資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの

(1) 当該資産除去債務の概要

主な資産除去債務は、当社グループが賃貸借契約している不動産の原状回復義務等により発生する費用及び保有する建物に含まれていたアスベストを廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づいて処理するために発生する費用であります。

(2) 当該資産除去債務の金額の算定方法

主な資産除去債務の金額の算定方法は、当社グループが賃貸借契約している不動産については、その使用見込期間を11年~12年と見積り、割引率として1.5%を使用して資産除去債務の金額を計算しております。また、保有する建物に含まれていたアスベストについては、処理費用の見積額を計上しております。

(3) 当該資産除去債務の総額の増減

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(自 2020年4月1日

(自 2021年4月1日

 

至 2021年3月31日

至 2022年3月31日

期首残高

437

百万円

436

百万円

資産除去債務の履行による減少額

△1

 

△0

 

履行義務の消滅による減少額

 

△385

 

時の経過による調整額

0

 

0

 

期末残高

436

百万円

50

百万円

 

 

(収益認識関係)

(1) 顧客との契約から生じる収益を分解した情報

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

(2) 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

顧客との契約について、当社及び連結子会社は以下の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

 

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:取引価格を契約における別個の履行義務に配分する。

ステップ5:履行義務を充足した時点で(又は充足するに応じて)収益を認識する。

 

当社グループは、家庭用油脂製品及び業務用油脂製品、並びに油糧(ミール類)の生産販売を中核とする油脂事業と、当社独自の油脂加工技術やアプリケーション技術を駆使した製品開発及び販売を行うスペシャリティフード事業を報告セグメントとしております。スペシャリティフード事業については、マーガリンや粉末油脂の加工販売を行う油脂加工品事業、スターチ製品の開発と加工販売を行うテクスチャーデザイン事業、さらにはトコフェロールや大豆イソフラボン等の機能性素材の加工販売を行うファイン事業から構成されております。

これらの製品販売については、製品出荷後の顧客への引き渡しが合理的に見込まれる時点で製品への支配が顧客に移転し、履行義務が充足されることから、当該引渡予定日時点で収益を認識しております。

製品販売から生じる収益は、販売契約における対価から販売数量又は販売金額に応じて支払う奨励金や割戻金、並びに販売拡大を目的として支払う協賛金等について控除して算定しており、顧客に返金すると見込んでいる対価については返金負債として計上しております。当該返金負債の見積にあたっては、顧客別製品群ごとの契約達成条件上の支払額や割戻率、並びに契約対象期間の販売実績等の主要な仮定に基づき、最頻値法により見積計算を行っております。

製品の販売契約における対価は、顧客へ製品を引き渡した時点から主として1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでおりません。

 

(3) 当連結会計年度及び翌連結会計年度以降の収益の金額を理解するための情報

① 契約資産の残高等

顧客との契約から生じた債権、契約資産の残高は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

 

受取手形

820

売掛金

35,138

 

35,958

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

 

受取手形

514

売掛金

34,611

 

35,126

契約資産(期首残高)

契約資産(期末残高)

 

 

② 残存履行義務に配分した取引価格

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格については、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な契約がないため、実務上の便法を適用し、記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会及び経営会議において、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

当社は、油脂事業を中心に油脂加工品やテクスチャーデザインなど複数の事業を営んでおり、各事業で取り扱う製品・サービスについての戦略を立案し、関連する分野において連携しながら事業活動を展開しております。各製品の原料・製造方法・販売する市場、連結財務諸表に占める割合などを総合的に考慮し、当社の報告セグメントは、主に家庭用油脂・業務用油脂・ミールの「油脂事業」、油脂加工品・テクスチャーデザイン・ファインの「スペシャリティフード事業」としております。

(3)報告セグメントの変更等に関する事項

当社グループは、第六期中期経営計画において掲げる成長の加速並びに競争力強化に向けた事業構造の構築を目的として、2021年4月1日付で組織変更を実施しております。これに伴い、当連結会計年度より「油脂事業」、「油脂加工品事業」、「食品・ファイン事業」としていた従来の報告セグメントを「油脂事業」及び「スペシャリティフード事業」に変更しております。「食品・ファイン事業」の区分に含まれていた「ケミカル事業」については、第1四半期連結会計期間において株式会社J-ケミカルの株式を譲渡し連結の範囲から除外したことに伴い、報告セグメントから除外し、当連結会計年度の期首より「その他」に含めております。なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分方法に基づき作成したものを記載しております。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は、主に製造原価に基づいております。

また、(会計方針の変更)に記載のとおり、当連結会計年度の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。
 当該変更により、従来の方法に比べて、当連結会計年度は「油脂事業」の売上高が1,342百万円減少、セグメント利益が7百万円増加、「スペシャリティフード事業」の売上高が5百万円減少、セグメント利益が2百万円減少、「その他」の売上高が6百万円増加、セグメント利益が0百万円減少しております。

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額

(注2)

連結財務諸表計上額(注3)

油脂事業

スペシャリティフード事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

138,899

19,610

158,510

6,306

164,816

164,816

セグメント間の内部
売上高又は振替高

1,356

329

1,686

41

1,728

1,728

140,255

19,940

160,196

6,348

166,544

1,728

164,816

セグメント利益又は
損失(△)

6,223

226

5,997

690

6,687

6,687

セグメント資産

115,725

16,907

132,633

5,484

138,118

18,391

156,509

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

3,572

516

4,089

182

4,272

671

4,944

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

2,713

365

3,078

33

3,111

780

3,892

 

(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ケミカル事業及び不動産賃貸等の各種サービス等が含まれております。

2 セグメント資産の調整額に含めた全社資産の金額は18,391百万円であり、その主なものは余資運用資金(現金及び有価証券)、長期投資資金(一部の投資有価証券)及び管理部門に関わる資産等であります。

3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と一致しております。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額

(注2)

連結財務諸表計上額(注3)

油脂事業

スペシャリティフード事業

 

売上高

 

 

 

 

 

 

 

家庭用油脂

26,249

26,249

26,249

26,249

業務用油脂

94,039

94,039

94,039

94,039

ミール類

58,075

58,075

58,075

58,075

油脂加工品

12,700

12,700

12,700

12,700

テクスチャー

デザイン

7,724

7,724

7,724

7,724

ファイン

703

703

703

703

その他

2,058

2,058

2,058

顧客との契約から生じる収益

178,364

21,128

199,493

2,058

201,551

201,551

その他の収益

外部顧客への売上高

178,364

21,128

199,493

2,058

201,551

201,551

セグメント間の内部
売上高又は振替高

2,240

560

2,800

7

2,808

2,808

180,604

21,689

202,293

2,066

204,360

2,808

201,551

セグメント利益又は
損失(△)

325

620

295

273

21

21

セグメント資産

129,011

16,666

145,678

944

146,623

15,077

161,700

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

3,518

491

4,010

66

4,076

736

4,813

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

2,894

289

3,184

0

3,184

1,944

5,129

 

(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ケミカル事業及び不動産賃貸等の各種サービス等が含まれております。

2 セグメント資産の調整額に含めた全社資産の金額は15,077百万円であり、その主なものは余資運用資金(現金及び有価証券)、長期投資資金(一部の投資有価証券)及び管理部門に関わる資産等であります。

3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業損失と一致しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日

1 製品及びサービスごとの情報

報告セグメントと同一区分のため、記載を省略しております。

2 地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

3 主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

味の素株式会社

46,998

油脂及びスペシャリティフード

 

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

1 製品及びサービスごとの情報

報告セグメントと同一区分のため、記載を省略しております。

2 地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

3 主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

味の素株式会社

44,957

油脂及びスペシャリティフード

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

油脂事業

スペシャリティ

フード事業

減損損失

3

6

9

19

 

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

油脂事業

スペシャリティ

フード事業

減損損失

292

403

696

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

油脂事業

スペシャリティ

フード事業

当期償却額

8

8

当期末残高

33

33

 

(注) のれんについて前連結会計年度は暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定しております。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

油脂事業

スペシャリティ

フード事業

当期償却額

9

9

当期末残高

26

26

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

 

【関連当事者情報】

関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社と関連当事者の取引

1.連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等に限る。)等

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日

種類

会社等の名称
又は氏名

所在地

資本金又
は出資金
(百万円)

事業の内容
又は職業

議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

その他の関係会社

味の素㈱

東京都
中央区

79,863

食料品等の製造
その他

被所有
直接
27.3

当社製品の販売および
原材料の仕入
 

油脂製品の販売
(注1,2)

46,998

受取手形
及び
売掛金

9,454

原材料の
仕入
(注2)

7,861

支払手形
及び
買掛金

2,360

主要株主

三井物産㈱

東京都
千代田区

342,080

総合商社

被所有
直接
12.6

当社製品の販売および
原材料の仕入

油脂製品の販売
(注2)

9,946

受取手形
及び
売掛金

2,387

原材料の
仕入
(注2)

26,056

支払手形
及び
買掛金

4,112

 

(取引条件及び取引条件の決定方針等)

(注)1 一部の対象製品の販売については、味の素㈱の再販売価格と同額であります。なお、販売対価として0.8%のコミッションを支払っております。

2 市場価格等を勘案した当社希望価格を提示し、価格交渉の上決定しております。おおむね、市場価格どおりであります。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

種類

会社等の名称
又は氏名

所在地

資本金又
は出資金
(百万円)

事業の内容
又は職業

議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

その他の関係会社

味の素㈱

東京都
中央区

79,863

食料品等の製造
その他

被所有
直接
27.2

当社製品の販売および
原材料の仕入

役員の兼任1人

油脂製品の販売
(注1,2)

44,957

受取手形、売掛金及び契約資産

4,248

原材料の
仕入
(注2)

7,851

支払手形
及び
買掛金

2,330

主要株主

三井物産㈱

東京都
千代田区

342,384

総合商社

被所有
直接
12.6

当社製品の販売および
原材料の仕入

油脂製品の販売
(注2)

14,866

受取手形、売掛金及び契約資産

3,275

原材料の
仕入
(注2)

56,052

支払手形
及び
買掛金

7,163

 

(取引条件及び取引条件の決定方針等)

(注)1 一部の対象製品の販売については、味の素㈱の再販売価格と同額であります。なお、販売対価として0.8%のコミッションを支払っております。

2 市場価格等を勘案した当社希望価格を提示し、価格交渉の上決定しております。おおむね、市場価格どおりであります。

 

2.連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

種類

会社等の名称
又は氏名

所在地

資本金又
は出資金
(百万円)

事業の内容
又は職業

議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

関連会社

辻製油㈱

三重県

松坂市

30

油脂事業

直接

20

被所有
直接

1.2

当社製品の販売および
役員の兼任1人

投資有価証券の売却
 

1,647

 

(取引条件及び取引条件の決定方針等)

(注) 当社が保有する辻製油株式会社の全株式を2022年3月31日に同社に譲渡したことに伴い、持分法適用の範囲から除外しております。株式の売却価額は、合理的に決定した契約価格によっており、支払条件は一括現金払いであります。なお、上記の議決権等の所有(被所有)割合、関係内容及び取引金額については、当該除外直前の内容を記載しております。

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2020年4月1日

至 2021年3月31日)

当連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

1株当たり純資産額

2,859.34

2,846.30

1株当たり当期純利益

159.62

59.24

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎

 

前連結会計年度

(自 2020年4月1日

至 2021年3月31日)

当連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

5,253

1,953

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益(百万円)

5,253

1,953

普通株式の期中平均株式数(株)

32,912,181

32,973,639

 

3 2021年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割したため、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び普通株式の期中平均株式数を算定しております。

4 株主資本において自己株式として計上されている株式給付信託に残存する自社の株式は、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の算定上、期末株式数及び期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。当該信託が保有する当社株式の期末株式数は、前連結会計年度349,800株、当連結会計年度268,600株であり、期中平均株式数は、前連結会計年度349,800株、当連結会計年度293,585株であります。

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。