第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益の改善や個人消費の増加がみられる等、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、中国を中心とした新興国や資源国の景気減速等により、国内景気の先行きは不透明な状況となりました。

 原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初380セント/ブッシェル台で始まりましたが、米国をはじめとした世界各国で在庫が豊富なことや米国での作付が順調に進んだことから340セント/ブッシェル台まで値を下げました。しかし、その後米国中西部の降雨により作柄が悪化するとの懸念から7月中旬には440セント/ブッシェル台まで値を上げましたが、天候の回復から生育が順調に進み、豊作となることが濃厚となったことから値を下げ、第3四半期末時点では350セント/ブッシェル台となりました。

 また、原油相場は、期初50ドル/バレル台で始まりましたが、米国の原油在庫が減少に転じたことやOPEC非加盟国の原油生産量が減少するとの見通しから6月には61ドル/バレル台まで値を上げ、その後はギリシャ債務問題や中国株式相場の下落による世界景気減速から原油需要の減少が懸念されると8月下旬には一時38ドル/バレル台まで下落しました。10月には米国エネルギー情報局の米国原油生産量減少の発表やシリア情勢の緊迫化等により49ドル/バレルまで値を上げましたが、12月のOPEC総会で生産目標が示されず原油需要の緩和状態が継続するとの見方から値を下げ、第3四半期末時点では37ドル/バレル台となりました。

 一方、米国から日本までの穀物海上運賃は、慢性的な船舶の過剰感は変わらず、45ドル/トン近辺で推移しておりましたが、中国鋼材の荷動きが鈍化したことから、第3四半期末時点では41ドル/トン近辺となりました。

 為替相場は、期初120円/ドル台で始まり、良好な米国の経済指標を背景に8月には126円/ドル台まで円安が進行しましたが、ギリシャ債務問題や中国株式相場の下落による世界同時株安を受けて119円/ドル台まで円高が進みました。その後、12月の米国利上げ実施に向けて124円台まで円安が進みましたが、原油安を警戒したリスク回避による円高から、第3四半期末時点では121円/ドル台となりました。

 このような状況のもと、当社グループは生産効率の改善、製品在庫水準の適正化及び各種コスト削減を継続的に取り組むとともに、前期に引き続き付加価値製品の拡販に注力しました。

 販売面につきましては、清涼飲料向け糖化製品の販売は8月中旬までは猛暑の影響により、前年を上回る状況で推移しましたが、その後は天候不順の影響により伸び悩み、ビール系飲料向け糖化製品の販売数量が減少したこともあり、糖化製品全体の販売数量は小幅な増加に留まりました。一方、澱粉製品につきましては、製紙向け工業用澱粉製品の出荷が好調であったことから販売数量は増加しました。

 収益面につきましては、原油価格の下落により燃料コストは減少しましたが、企業間競争激化による販売単価の下落により収益は悪化しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は424億円となり前年同期比5億4千万円(1.3%)の減収、営業利益は6億9千万円と前年同期比2千万円(3.1%)の減益、経常利益は8億8千万円と前年同期比3千万円(4.3%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億5千万円と前年同期比9千万円(12.3%)の減益となりました。

 次に、各部門の販売概況は以下のとおりであります。

(澱粉部門)

 澱粉部門は、製紙向け工業用澱粉製品の販売数量の増加により、売上高は111億1千万円と前年同期比4億4千万円(4.1%)の増収となりました。

(糖化品部門)

 糖化品部門は、8月中旬までの猛暑の影響により糖化製品の販売数量は若干増加したものの、販売単価の下落により、売上高は251億9千万円と前年同期比8億5千万円(3.3%)の減収となりました。

(ファインケミカル部門)

 ファインケミカル部門は、医薬品向け糖化製品の販売数量は増加しましたが、販売単価の下落により、売上高は13億4千万円と前年同期比1百万円(0.1%)の減収となりました

(副産物部門)

 副産物部門は、販売数量は増加しましたが、販売単価の下落により、売上高は47億5千万円と前年同期比1億3千万円(2.7%)の減収となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)の残高は、前連結会計年度末より3

億9千万円増加し、7億5千万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、獲得した資金は38億4千万円(前年同期は1億3千万円の資金獲得)となりました。

 これは主として、税金等調整前四半期純利益8億8千万円に減価償却費14億4千万円、たな卸資産の減少額11億5千万円及び仕入債務の増加額5億3千万円を加算した額等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、使用した資金は26億円(前年同期は2億8千万円の資金獲得)となりました。

 これは主として、当社工場設備への投資等の有形固定資産の取得による支出12億9千万円及び貸付金の増加(純額)12億円等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、使用した資金は8億4千万円(前年同期比27.4%増)となりました。

 これは主として、借入金の減少(純額)7億円及び配当金の支払額1億2千万円等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は185百万円であります。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。