第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、緩やかな回復基調にあるものの、新興国や資源国の景気減速及び英国のEU離脱に伴う影響等により、国内景気の先行きは不透明な状況となりました。

 原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初350セント/ブッシェル台で始まり、米国の新穀作付後の高温乾燥懸念や南米の天候不順による減産から430セント/ブッシェル台まで値を上げました。しかし、その後米国において生育に適した天候となったことや米国農務省が予想を上回る四半期在庫と作付意向面積を発表したことから値を下げ、第1四半期末時点では350セント/ブッシェル台となりました。

 また、原油相場は期初36ドル/バレル台で始まりましたが、ナイジェリアやリビア情勢の緊迫化等から50ドル/バレル台まで値を上げたものの、英国のEU離脱に伴う欧州経済の先行き不透明感から原油需要の減少が懸念され、第1四半期末時点では48ドル/バレル台となりました。

 一方、米国から日本までの穀物海上運賃は、期初の40ドル/トン近辺で推移しました。

 為替相場は、期初113円/ドル台で始まりましたが、日銀追加金融緩和や米国早期利上げの観測が後退したことや英国のEU離脱に伴うリスク回避から円高が進行し、第1四半期末時点では103円/ドル台となりました。

 このような状況のもと、当社グループは生産効率の改善、製品在庫水準の適正化及び各種コスト削減に継続的に取り組むとともに、前期に引き続き付加価値製品の拡販に注力しました

 販売面につきましては、5月の大型連休中の良好な天候により、清涼飲料をはじめとした飲料向け糖化製品の出荷が好調に推移し、また、製菓向け及び製紙向け澱粉製品につきましても出荷が好調であったことから、販売数量は増加しました。

 収益面につきましては、企業間競争の激化により販売単価は下落し厳しい状況となりましたが、販売数量の増加に加え、円高及び重油価格の下落により原材料コストが減少したことから収益は改善しました。

 この結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は141億円となり、前年同期比9億6千万円(6.4%)の減収、営業利益は7億7千万円と前年同期比4億6千万円(152.6%)の増益、経常利益は8億6千万円と前年同期比4億3千万円(103.3%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億3千万円と前年同期比3億2千万円(105.4%)の増益となりました。

 次に、各部門の販売概況は以下のとおりであります。

(澱粉部門)

 澱粉部門は、米菓向け食品用澱粉製品や製紙向け工業用澱粉製品の販売数量が増加したことにより、売上高は36億1千万円と前年同期比1億5千万円(4.6%)の増収となりました。

(糖化品部門)

 糖化品部門は、清涼飲料向け糖化製品の販売数量は増加し、またビール系飲料向け糖化製品の販売も堅調に推移したことにより、販売数量は増加しましたが、販売単価の下落により、売上高は86億4千万円と前年同期比7億7千万円(8.2%)の減収となりました。

(ファインケミカル部門)

 ファインケミカル部門は、販売数量が増加したことにより、売上高は4億7千万円と前年同期比2千万円(6.6%)の増収となりました。

(副産物部門)

 副産物部門は、販売数量が若干減少したこと及び販売単価の下落により、売上高は13億7千万円と前年同期比3億7千万円(21.6%)の大幅な減収となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)の残高は、前連結会計年度末より7億1千万円減少し、8億3千万円となりました。

 当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、使用した資金は1億5千万円(前年同期は1億2千万円の資金獲得)となりました。

 これは主として、税金等調整前四半期純利益8億6千万円に減価償却費4億6千万円を加算した額から売上債権の増加額13億円及び法人税等の支払額2億1千万円を控除した額等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、獲得した資金は2億9千万円(前年同期は7億5千万円の資金使用)となりました。
 これは主として、貸付金の回収(純額)10億2千万円から当社工場設備への投資などの有形固定資産の取得による支出7億1千万円を控除した額等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、使用した資金は8億4千万円(前年同期は5億9千万円の資金獲得)となりました。
 これは主として、借入金の減少(純額)7億円及び配当金の支払額1億3千万円等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は74百万円であります。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

 当第1四半期連結累計期間において、副産物部門の生産高及び販売高が著しく減少しております。

 これは副産物の販売単価が下落したことが主な要因であります。

① 生産実績

 当第1四半期連結累計期間における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

生産高(百万円)

前期比(%)

澱粉部門

2,716

100.4

糖化品部門

8,396

91.9

ファインケミカル部門

463

97.5

副産物部門

1,354

76.7

合計

12,930

91.8

(注)1 金額は、販売価格によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

② 受注実績

 当社グループは受注生産を行っておりません。

 

③ 販売実績

 当第1四半期連結累計期間における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

販売高(百万円)

前期比(%)

澱粉部門

3,612

104.6

糖化品部門

8,640

91.8

ファインケミカル部門

471

106.6

副産物部門

1,376

78.4

合計

14,100

93.6