第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に概ね堅調でしたが、米国政権の保護主義的な通商政策及び地政学的リスクの高まりにより、先行きについては不透明な状況で推移しました。

 原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初387セント/ブッシェル台で始まり、米国の作付遅延やブラジルの雨不足による作柄悪化懸念等から408セント/ブッシェル台まで値を上げましたが、その後米国の作付は例年並みに終了し、生育に適した天候となったことから値を下げ、第1四半期末時点では350セント/ブッシェル台となりました。

 また、原油相場は期初63ドル/バレル台で始まり、中東の地政学的リスクの高まりやOPEC総会での減産枠の維持決定による需給逼迫の懸念が払拭されなかったことに加え、米国大統領が世界各国に対しイラン産原油輸入停止を要請したことによるイランの原油生産量の減少懸念から値を上げ、第1四半期末時点では74ドル/バレル台となりました。

 一方、米国から日本までの穀物海上運賃は、期初から大きな値動きはなく53ドル/トン近辺で推移しました。

 為替相場は、期初107円/ドル台で始まり、良好な米経済指標や米債利回りの上昇による米国経済の先行き期待感から112円台まで円安が進行しましたが、米国大統領が中国やEUに対し関税率の引き上げを発表したことにより世界的な貿易摩擦激化の懸念からやや円高となり、第1四半期末時点では111円/ドル台となりました。

 このような状況のもと、当社は生産効率の改善、製品在庫水準の適正化及び各種コスト削減に取り組むとともに、前期に引き続き付加価値製品の拡販に注力しました。

 販売面では、4月以降例年よりも高い気温が続いたことに加え、大型連休及び梅雨入り後も比較的好天に恵まれたことから、第三のビール、高アルコール飲料及び清涼飲料市場等が堅調に推移し、糖化製品の販売数量は増加しました。一方、澱粉製品につきましては、加工食品向け澱粉製品は堅調に推移したものの、製紙需要減退により製紙向け澱粉製品の出荷が低調に推移したことから、澱粉製品全体の販売数量は減少しました。

 収益面では引き続き企業間競争激化による販売単価の下落及び原油価格の上昇等の影響から厳しい状況となりました。

 この結果、当第1四半期累計期間における当社の売上高は129億3千万円となり、前年同期比2億8千万円(2.1%)の減収、営業利益は4億2千万円と前年同期比9千万円(18.4%)の減益、経常利益は5億3千万円と前年同期比2千万円(4.0%)の減益、四半期純利益は3億7千万円と前年同期比2千万円(6.6%)の減益となりました。

 次に、各部門の販売概況は以下のとおりであります。

(澱粉部門)

 澱粉部門は、製紙向け澱粉製品の出荷が振るわず販売数量が減少したことにより、売上高は30億4千万円と前年同期比3億1千万円(9.3%)の減収となりました。

(糖化品部門)

 糖化品部門は、清涼飲料向け糖化製品の出荷が好調に推移したことにより販売数量は増加しましたが、販売単価の下落により、売上高は79億5千万円と前年同期比1億3千万円(1.6%)の減収となりました。

(ファインケミカル部門)

 ファインケミカル部門は、ほぼ前年並みの推移となり、売上高は4億5千万円と前年同期比5百万円(1.3%)の減収となりました。

(副産物部門)

 副産物部門は、配合飼料の値上げの影響を受け販売単価が上昇したこと等から、売上高は14億7千万円と前年同期比1億6千万円(12.9%)の増収となりました。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第1四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)の残高は、2億9千万円となりました。

 当第1四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、使用した資金は16億3千万円となりました。

 これは主として、税引前四半期純利益5億3千万円に減価償却費5億円を加算した額から売上債権の増加額21億8千万円、たな卸資産の増加額1億8千万円及び仕入債務の減少額2億4千万円を控除した額等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、獲得した資金は11億4千万円となりました

 これは主として、貸付金の回収(純額)18億7千万円から当社工場設備への投資などの有形固定資産の取得による支出7億1千万円を控除した額等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、獲得した資金は5億7千万円となりました。

 これは主として、借入金の増加(純額)8億6千万円から配当金の支払額2億7千万円を控除した額等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期累計期間において当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は49百万円であります。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

当第1四半期累計期間において、ファインケミカル部門の生産高が著しく減少しております。

これは生産設備の調整が主な要因であります。

① 生産実績

 当第1四半期累計期間における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

生産高(百万円)

前期比(%)

澱粉部門

2,278

89.5

糖化品部門

7,763

98.1

ファインケミカル部門

381

77.7

副産物部門

1,477

108.5

合計

11,901

96.7

(注)1 金額は、販売価格によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

② 受注実績

 当社は受注生産を行っておりません。

 

③ 販売実績

 当第1四半期累計期間における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

販売高(百万円)

前期比(%)

澱粉部門

3,041

90.7

糖化品部門

7,958

98.4

ファインケミカル部門

455

98.7

副産物部門

1,475

112.9

合計

12,930

97.9

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。