第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、令和への改元が行われた中、ひきつづき雇用、所得環境の改善が進み、緩やかな回復基調を維持しているものの、10月の消費増税による景気後退懸念、また世界経済においては、米中貿易摩擦の長期化、中東での地政学リスクの高まり、英国のEU離脱問題など先行き不透明感が高まっています。

 原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初361セント/ブッシェル台で始まり、米国の降雨の影響による作付遅延から435セント/ブッシェル台となりましたが、その後は生育に適した天候となったことから値を下げ、第2四半期平均では390セント/ブッシェル台となりました。

 また、原油相場は期初61ドル/バレル台で始まり、米国のイラン制裁による中東の地政学リスクの悪化から、63ドル/バレル台となりました。しかし、その後は、サウジアラビアへの石油施設攻撃で一時急騰する場面があったものの、世界的な原油需要の減退懸念や生産量の回復から値を下げ第2四半期平均では56ドル/バレル台となりました。

 一方、米国から日本までの穀物海上運賃は、期初51ドル/トン近辺で始まり、南米穀物の輸送増加等から、第2四半期平均では53ドル/トン台となりました。

 為替相場は、期初112円/ドル台で始まりましたが、米中貿易摩擦の激化懸念や、香港での大規模な抗議デモ活動及びホルムズ海峡で発生したタンカー襲撃による中東での地政学リスクの悪化等から円高が進み第2四半期平均では108円/ドル台となりました。

 このような状況のもと、当社は生産効率の改善、製品在庫水準の適正化及び各種コスト削減に取り組むとともに、前期に引き続き付加価値製品の拡販に注力しました。

 販売面では、4月以降天候に恵まれ昨年よりも高い気温となりましたが、改元と重なった大型連休の需要取込が前年度末から前倒しで始まったことに加え、夏場の天候不順が影響し、第三のビール及び清涼飲料向け糖化製品の販売数量は減少しました。また、澱粉製品についても、加工食品向け澱粉製品が堅調に推移したものの、製紙向け澱粉製品は製紙メーカーの生産調整により需要が減退し出荷が低調に推移したことから、澱粉製品全体の販売数量は減少しました。

 さらに、企業間競争は引き続き激しい状況のため、製品および副産物ともに販売数量が減少するなど、収益面についても厳しい状況となりました。

 この結果、当第2四半期累計期間における当社の売上高は234億5千万円となり、前年同期比16億7千万円(6.7%)の減収、営業利益は3億円と前年同期比4億6千万円(60.4%)の減益、経常利益は5億4千万円と前年同期比5億7千万円(51.3%)の減益、四半期純利益は4億1千万円と前年同期比4億円(49.4%)の減益となりました。

 次に、各部門の販売概況は以下のとおりであります。

(澱粉部門)

 澱粉部門は、製紙向け澱粉製品の出荷が振るわず販売数量が減少したことにより、売上高は56億7千万円と前年同期比3億3千万円(5.6%)の減収となりました。

(糖化品部門)

 糖化品部門は、冷夏の影響でビール系飲料及び清涼飲料向け糖化製品の出荷が振るわず販売数量が減少したことにより、売上高は144億4千万円と前年同期比9億円(5.9%)の減収となりました。

(ファインケミカル部門)

 ファインケミカル部門は、消費増税前の駆け込み需要の影響により、売上高は9億1千万円と前年同期比5千万円(6.9%)の増収となりました。

(副産物部門)

 副産物部門は、配合飼料の販売単価が下落したことに加え、主製品の販売減少により副産物の発生量及び販売数量が減少したことにより、売上高は24億2千万円と前年同期比4億8千万円(16.7%)の減収となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)の残高は、1億8千万円となりました。

 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、使用した資金は10億円となりました。

 これは主として、税引前四半期純利益5億4千万円に減価償却費9億9千万円を加算した額から売上債権の増加額12億4千万円、たな卸資産の増加額10億4千万円、賞与引当金の減少額3億8千万円を控除した額等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、使用した資金は17億7千万円となりました。

 これは主として、当社工場設備への投資などの有形固定資産の取得による支出16億8千万円等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、獲得した資金は27億4千万円となりました。

 これは主として、借入金の増加(純額)28億8千万円から配当金の支払額1億2千万円を控除した額等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は82百万円であります。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。