第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け日本国内においても感染者が急増したことで政府より緊急事態宣言が発令される等、社会活動が停滞し雇用、消費ともに悪化しました。5月末には全国の緊急事態宣言は解除されたものの、感染拡大第2波への警戒もあり、先行きは極めて不透明な状況となりました。

 原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初334セント/ブッシェル台で始まり、新型コロナウイルス感染拡大の影響による需要減少に伴う期末在庫の増加や、新穀の生産量増加見通しから319セント/ブッシェル台迄値を下げましたが、作付面積が市場予想を大幅に下回ったこと等から値を上げ、第1四半期平均では322セント/ブッシェル台となりました。

 また、原油相場は期初20ドル/バレル台で始まり、EUや米国でロックダウンが実施されたことによる需要減少から、17ドル/バレル台迄値を下げましたが、世界各国で経済活動が再開されたことによる緩やかな需要の回復等から値を上げ、第1四半期平均では28ドル/バレル台となりました。

 一方、米国から日本までの穀物海上運賃は、期初44ドル/トン近辺で始まり、世界各国がロックダウンを解除し、荷動きが増加したこと等から値を上げ、第1四半期平均では47ドル/トンとなりました。

 為替相場は、期初107円/ドル台で始まりましたが、世界各国が経済再開に向け舵を切ったこと等から小幅に円安が進み、第1四半期平均では108円/ドル台となりました。

 このような状況のもと、当社は新型コロナウイルス感染予防に努めながら、継続して生産効率の改善、製品在庫水準の適正化及び各種コスト削減ならびに安定的な販売に取り組みました。

 販売面では、コロナ禍での全国的な飲食店の休業および外出自粛等により外食需要が大幅に低迷したため、飲料やアルコール飲料など業務用商品向けに使用される糖化製品の販売が減少しました。また、外出自粛による旅行等各種パンフレットの需要減退や在宅勤務による紙の需要低迷も重なり、製紙向け澱粉製品の販売も減少しました。一方、家庭向けアルコール飲料や調味料、冷凍食品等は巣ごもり消費が拡大したことから、その原料として使用される糖化製品・澱粉製品の販売は増加しました。

 この結果、当第1四半期累計期間における当社の売上高は121億2千万円(前年同四半期比2.9%増)、営業利益は6億6千万円(前年同四半期比675.1%増)、経常利益は7億1千万円(前年同四半期比1,420.4%増)、四半期純利益は5億円(前年同四半期比1,718.2%増)となりました。

 次に、各部門の販売概況は以下のとおりであります。

(澱粉部門)

 澱粉部門は、製紙向け澱粉製品の出荷が振るわず販売数量が減少したことにより、売上高は25億2千万円と前年同四半期比1億7千万円(6.6%)の減収となりました。

(糖化品部門)

 糖化品部門は、巣ごもり消費が拡大し家庭向け商品の原料に使用される糖化製品の出荷が増えたことにより、売上高は78億2千万円と前年同四半期比3億7千万円(5.0%)の増収となりました。

(ファインケミカル部門)

 ファインケミカル部門は、医薬品用途向けの海外での需要増を受け国内での販売数量が増加し、売上高は5億1千万円と前年同四半期比6千万円(13.8%)の増収となりました。

(副産物部門)

 副産物部門は、主製品の販売増加により副産物の発生量が増加したことで売上高は12億6千万円と前年同四半期比8千万円(7.1%)の増収となりました。

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期累計期間において当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は39百万円であります。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

当第1四半期累計期間において、前年に比べファインケミカル部門の生産高が著しく増加しております。主な要因は販売数量の増加による生産数量の増加等によるものです

① 生産実績

 当第1四半期累計期間における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

生産高(百万円)

前年同四半期比(%)

澱粉部門

2,305

88.7

糖化品部門

7,660

105.9

ファインケミカル部門

529

130.9

副産物部門

1,228

102.8

合計

11,724

102.6

(注)1 金額は、販売価格によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

② 当社は受注生産を行っておりません。

 

③ 販売実績

 当第1四半期累計期間における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

販売高(百万円)

前年同四半期比(%)

澱粉部門

2,524

93.4

糖化品部門

7,822

105.0

ファインケミカル部門

511

113.8

副産物部門

1,265

107.1

合計

12,123

102.9

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。