当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用したことに伴い、当第2四半期累計期間における経営成績に関する説明については、前第2四半期累計期間と比較しての増減額及び前年同四半期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大第5波の影響により7月から9月にかけて4度目となる緊急事態宣言が多くの地域で発出される等、社会活動が制限・自粛される状況が続きました。ワクチン接種が急速に進んだものの、経済活動が大きく停滞し先行きは極めて不透明な状況となりました。
原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初559セント/ブッシェル台で始まり、中国向けの輸出やブラジルの天候不順等から米国期末在庫の減少が見込まれ740セント/ブッシェル迄値を上げましたが、米国産とうもろこしの収穫面積と単収が市場予想を上回ったことや中国産とうもろこしの生産量が過去最大の見込みであること等から値を下げ、第2四半期平均では544セント/ブッシェル台となりました。
原油相場は期初61.5ドル/バレル台で始まり、OPECプラスの段階的な減産合意や新型コロナウイルスワクチンの普及が進み各国での経済活動正常化に伴う原油需要の回復や中国、欧州等でのエネルギー不足等から上昇を続け、第2四半期平均では71ドル/バレル台となりました。
米国から日本までの穀物海上運賃は、期初57ドル/トン台で始まり、コロナ禍からの経済回復が進む中国や北米を中心に資源需要が増加していることや船員の新型コロナウイルス検査による滞船増加を背景に船舶需給が逼迫したこと等から値を上げ、第2四半期平均では76ドル/トン台となりました。
為替相場は、期初111円/ドル台で始まり、米国経済指標が上下に振れる方向性の無い展開や米国の経済政策が不明瞭なこと等から、第2四半期平均では111円/ドル台となりました。
このような状況のもと、当社は新型コロナウイルス感染予防に努めながら、継続して生産効率の改善、製品在庫水準の適正化及び各種コスト削減ならびに安定的な販売に取り組みました。
販売面では、緊急事態宣言の度重なる延長により、都市部を中心に経済活動の制限が継続され、各種パンフレット、チラシ、オフィスで使用されるコピー用紙等の紙需要減少の影響を受けましたが、前事業年度の大幅な需要減少の反動から紙需要が回復し始めたことから製紙向け澱粉製品の販売数量はやや増加しました。一方、東京オリンピック・パラリンピックが無観客で開催され自宅観戦となったこと等により、巣ごもり消費は堅調であったものの、外食産業における休業や営業時間短縮の影響による業務用商品需要の低迷、更に長雨といった天候不順の影響を受け、糖化製品の販売数量は減少しました。売上高については、原料とうもろこし及び原油相場高騰による製造費用上昇を背景とした製品価格の適正化を進めたことから、澱粉製品、糖化製品いずれも前年同四半期に比べて増収となりました。
この結果、当第2四半期累計期間における当社の売上高は260億4千万円(前年同四半期は237億7千万円)、営業利益は18億5千万円(前年同四半期は13億3千万円)、経常利益は21億6千万円(前年同四半期は16億円)、四半期純利益は15億5千万円(前年同四半期は11億6千万円)となりました。
次に、各部門の販売概況は以下のとおりです。
(澱粉部門)
澱粉部門は、前事業年度が経済活動の制限により大きく需要が減少した反動で、製紙向け澱粉製品の販売数量が増加したことに加え、原料や燃料の高騰を背景とした製品価格の適正化を進めたこともあり、売上高は57億4千万円(前年同四半期は50億1千万円)となりました。
(糖化品部門)
糖化品部門は、緊急事態宣言の再発出により外食産業向け糖化製品の販売が不調であったこと、更に8月の長雨といった天候不順により販売数量が減少したものの、原料や燃料の高騰を背景とした製品価格の適正化を進めたことから、売上高は162億6千万円(前年同四半期は151億6千万円)となりました。
(ファインケミカル部門)
ファインケミカル部門は、新型コロナウイルス感染再拡大の影響により国内の医薬品用途向け需要が減退したこともあり、売上高は9億円(前年同四半期は9億5千万円)となりました。
(副産物部門)
副産物部門は、主製品の販売減少により副産物の発生量は減少しましたが、穀物価格上昇を受け販売価格も上昇した影響により、売上高は31億2千万円(前年同四半期は26億4千万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)の残高は、1億6千万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は10億1千万円となりました。
これは主として、税引前四半期純利益21億6千万円に減価償却費10億4千万円を加算した額から売上債権の増加額17億9千万円、棚卸資産の増加額17億2千万円、賞与引当金の減少額6億4千万円を控除した額等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は11億2千万円となりました。
これは主として、貸付金の回収(純額)5億4千万円から当社工場設備への投資などの有形固定資産の取得による支出16億1千万円を控除した額等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は21億2千万円となりました。
これは主として、借入金の増加(純額)25億5千万円から配当金の支払額4億1千万円を控除した額等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は91百万円であります。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期累計期間において、前年に比べ澱粉部門の生産高が増加(前年同四半期は4,166百万円)しております。主な要因は製紙向け澱粉製品の販売数量増加にともなう生産数量の増加等によるものです。前年に比べファインケミカル部門の生産高が減少(前年同四半期は1,102百万円)しております。主な要因は新型コロナウイルス感染拡大の影響による医薬品用途向け製品の販売数量減少にともなう生産数量の減少等によるものです。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、当第2四半期累計期間における各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期比(%)は記載しておりません。
① 生産実績
当第2四半期累計期間における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。
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事業部門の名称 |
生産高(百万円) |
前年同四半期比(%) |
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澱粉部門 |
5,047 |
- |
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糖化品部門 |
16,058 |
- |
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ファインケミカル部門 |
881 |
- |
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副産物部門 |
3,096 |
- |
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合計 |
25,083 |
- |
(注)金額は、販売価格によっております。
② 当社は受注生産を行っておりません。
③ 販売実績
当第2四半期累計期間における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。
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事業部門の名称 |
販売高(百万円) |
前年同四半期比(%) |
|
澱粉部門 |
5,745 |
- |
|
糖化品部門 |
16,265 |
- |
|
ファインケミカル部門 |
905 |
- |
|
副産物部門 |
3,126 |
- |
|
合計 |
26,043 |
- |
当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。