第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

   文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用したことに伴い、当第3四半期累計期間における経営成績に関する説明については、前第3四半期累計期間と比較しての増減額及び前年同四半期比(%)を記載せずに説明しております。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けましたが、ワクチン接種が進み緊急事態宣言が解除された10月以降、徐々に経済活動の再開が進みました。一方で新たな変異株の流行が懸念される等、先行きが不透明な状況からの脱却には至りませんでした。

 原料とうもろこしのシカゴ相場は、期初559セント/ブッシェル台で始まり、中国向けの輸出拡大やブラジルの天候不順等から米国期末在庫の減少が見込まれ740セント/ブッシェル迄値を上げましたが、米国産とうもろこしの収穫面積と単収が市場予想を上回ったことや中国産とうもろこしの生産量が過去最大の見込みであること等から523セント/ブッシェル台迄値を下げました。しかしその後は堅調なエタノール需要や南米の干ばつ懸念等から値を上げ、第3四半期平均では566セント/ブッシェル台となりました。

 原油相場は期初61.5ドル/バレル台で始まり、OPECプラスの段階的な減産合意や新型コロナウイルスワクチンの普及が進み各国での経済活動正常化に伴う原油需要の回復や中国、欧州等でのエネルギー不足等から81ドル/トン台迄上昇しましたが、オミクロン株の感染拡大による原油需要減退懸念等から下落に転じ、第3四半期平均では77ドル/バレル台となりました。

 米国から日本までの穀物海上運賃は、期初57ドル/トン台で始まり、コロナ禍からの経済回復が進む中国や北米を中心に資源需要が増加したことや船員のコロナ検査による滞船増加を背景に船舶需給が逼迫したこと等から79ドル/トン台迄上昇しましたが、中国が国内の石炭生産を増加させ、海上貨物需要が減少したこと等から下落に転じ、第3四半期平均では70ドル/トン台となりました。

 為替相場は、期初111円/ドル台で始まり、米国経済指標が上下に振れる方向性の無い展開や米国の経済政策が不明瞭なこと等から、小幅な値動きで推移しておりましたが、米国の金融緩和縮小開始や米国金利上昇等から円安が進み第3四半期平均では114円/ドル台となりました。

 販売面では、澱粉製品は各種パンフレット、チラシ、オフィスで使用されるコピー用紙等の紙需要が、前事業年度の大幅な需要減少の反動から増加しつつあることから、前年同四半期に比べ、販売数量が増加しました。糖化製品は、10月の緊急事態宣言解除以降、外食産業の営業再開による緩やかな需要回復を受け、販売数量は増加傾向となりましたが、緊急事態宣言等の措置期間中の消費低迷や、長雨等の天候不順による飲料の販売不振の影響を挽回するには至らず、前年同四半期に比べ販売数量が減少しました。なお、売上高については、原料とうもろこし及び原油相場高騰による製造費用上昇を背景とした製品価格の適正化を進めたことから、澱粉製品、糖化製品いずれも前年同四半期に比べて増収となりました。

 この結果、当第3四半期累計期間における当社の売上高は、382億6千万円(前年同四半期は343億1千万円)、営業利益は16億1千万円(前年同四半期は15億1千万円)、経常利益は19億4千万円(前年同四半期は17億4千万円)、四半期純利益は14億円(前年同四半期は12億5千万円)となりました。

 次に、各部門の販売概況は以下のとおりであります。

(澱粉部門)

 澱粉部門は、経済活動の制限により大きく需要が減少した前事業年度に比べ、経済活動の再開により緩やかに需要が回復したこともあり、製紙向け澱粉製品の販売数量が増加、さらに原料や燃料の高騰を背景とした製品価格の適正化を進めたことから、売上高は88億4千万円(前年同四半期は78億2千万円)となりました。

(糖化品部門)

 糖化品部門は、10月の緊急事態宣言解除後に緩やかに需要が回復しましたが、緊急事態宣言等の措置期間中における外食産業向け糖化製品の販売が不調であったこと、さらに8月の長雨といった天候不順の影響により販売数量が減少しました。一方で原料や燃料の高騰を背景とした製品価格の適正化を進めたことから、売上高は235億5千万円(前年同四半期は213億6千万円)となりました。

(ファインケミカル部門)

 ファインケミカル部門は、新型コロナウイルス感染再拡大の影響により国内の医薬品用途向け需要が減退したこともあり、売上高は13億9千万円(前年同四半期は14億1千万円)となりました。

(副産物部門)

 副産物部門は、主製品の販売減少により副産物の発生量は減少しましたが、穀物価格上昇を受け販売価格も上昇した影響により、売上高は44億7千万円(前年同四半期は37億円)となりました。

 

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は136百万円であります。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期累計期間において、前年に比べ副産物部門の販売高が増加(前年同四半期は3,709百万円)しております。主な要因は穀物相場の上昇に伴う販売価格上昇によるものです。

 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、当第3四半期累計期間における各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期比(%)は記載しておりません。

① 生産実績

 当第3四半期累計期間における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

生産高(百万円)

前年同四半期比(%)

澱粉部門

6,964

糖化品部門

23,069

ファインケミカル部門

1,233

副産物部門

4,413

合計

35,681

(注)金額は、販売価格によっております。

 

② 当社は受注生産を行っておりません。

 

③ 販売実績

 当第3四半期累計期間における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

販売高(百万円)

前年同四半期比(%)

澱粉部門

8,841

糖化品部門

23,551

ファインケミカル部門

1,395

副産物部門

4,475

合計

38,264

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。