第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    (1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間における食品業界を取り巻く環境は、消費における節約志向とこだわり志向の二極化がより鮮明になりました。

食生活に関しては、高齢化、共稼ぎ夫婦の増加による専業主婦の減少、都市への集中と地方の過疎化などの影響により、ファミリー世帯の減少と一人二人世帯の増加が顕著になりました。

購入方法も、インターネットでの購入やスーパー・コンビニでの宅配による購入の増加、スーパーも郊外型大型店から近くの店へ、また都市部、地方に関わらず買い物難民の増加など大きく変化してきました。

また、健康志向、食物アレルギーや塩分でお困りの方の増加、災害時での食事でお困りの方のニーズも増加してまいりました。

このような変化の中、当社は単に価格競争で市場を拡大するのではなく、安全対策と手間をかけた付加価値の高い商品を提供することに取り組んでまいりました。

無添加調理を基本に素材を生かした本物の味を引き出すため、鶏ガラや鰹節から自社で出汁をとり、塩分を控えめにしても美味しく食べられる商品の改良を行ってまいりました。原材料は安心安全を基本に国産化を進めるとともに、農家から直接仕入れる取り組みを行ってまいりました。

新しいチャレンジとしては地域の食材を使い商品化し、その地域で販売するという行政を巻き込んだビジネスモデルを開拓しました。今期においては山梨県大月市において実施し、「大月の玉葱が詰まったハンバーグ」として商品化後、山梨県下で販売しご好評をいただきました。また千葉県においても千葉県内の製造メーカーと協業し、名産や地域の食材を商品化後、道の駅等で販売を始めました。その他、社会的なニーズの高まっている非常食においては、火や水が不要でいつでもどこでもたべることができるリゾットの非常食を発売いたしました。

原材料においては、特に当社の主力原料である玉葱・ごぼうが天候不順の影響で品不足に見舞われながらも、品質の高い農作物の調達に努めてまいりました。

また、安全に非常に敏感な小さいお子様を持つ母親や高齢者等に安心を提供するための対策として、農産物の農薬基準は欧州並みの基準を取り入れた対策を取り始め、より一層の安全対策を強化してまいりました。

生産部門では製品のロス・歩留りの改善と、一つ一つの工程を分析し時間管理の徹底を行い、付加価値生産性の改善活動を行ってまいりました。

このような活動を行ってまいりましたが、ロングライフ商品(非常食、食物アレルギー配慮食等)の売上が伸長したものの、主力の食肉加工品の売上が伸び悩み、当第2四半期連結累計期間の売上高は48億58百万円(前年同期比15百万円減)となりました。販売費及び一般管理費は人件費等の増加を受け、19億40百万円(前年同期比82百万円増)となり、2億11百万円の営業損失(前年同期は1億76百万円の損失)となりました。また、受取保険金等の営業外収益、社債発行費等の営業外費用を加減算し、経常損失は2億6百万円(前年同期は1億90百万円の損失)となりました。これに、特別損失及び法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億19百万円(前年同期は2億2百万円の損失)となりました。

 製品別チャネル別業績の概況は、次のとおりであります。

 

① 食肉加工品(ハンバーグ・ミートボール他)

ハンバーグ群は、「チキンハンバーグ」の売上高は268,573千円(前年同期比93.4%)と減少しましたが「1.5倍チキンハンバーグ」は高齢者や一人二人暮らしの食事としての利用が増加し、売上高は264,144千円(前年同期比110.1%)となりました。また新製品の「1.5倍チキンハンバーグ和風オニオンソース」の売上高が47,130千円となり、山梨県大月市との取り組みで大月の玉ねぎを使用した「大月の玉葱が詰まったハンバーグ」の売上高が774千円となりました。

ミートボール群は、ナショナルブランドにおいては店舗訪問を強化し、売れ筋商品の売場を拡大するという基本の活動に注力しました。そこで原材料のシンプルさを以て無添加調理をお伝えすることとともに、新鮮な鶏肉を使用し風味が生きているポイントを店頭でお伝えした結果、ナショナルブランドの売上高は2,914,622千円(前年同期比100.9%)となりましたが、低価格帯のプライベートブランドの売上高は492,241千円(前年同期比85.6%)となりました。

そぼろ群は、大人向けの「有明鶏のそぼろごぼう入り」の売上高が10,308千円(前年同期比113.4%)となりましたが、「とりそぼろ」の子供向けのお弁当需要が減少し、売上高は221,587千円(前年同期比95.3%)となり、そぼろ群の売上高は247,466千円(前年同期比93.5%)となりました。

この結果、食肉加工品の売上高は4,305,306千円(前年同期比98.6%)となりました。

② 炊き込みご飯の素・まぜご飯の素

炊き込みご飯の素は、新製品として「国産きのこごはん」を展開しましたが、3合を炊くファミリー世帯の減少により、売上高は78,611千円(前年同期比90.8%)となりました。まぜご飯の素は、一人・二人での食事の機会が増加したことと必要量だけをご飯に混ぜることが評価され、「有明鶏のかしわめし」等が好調に動きましたが、まぜご飯の素の売上高は、93,681千円(前年同期比97.3%)となりました。

この結果、炊き込みご飯の素・まぜご飯の素の売上高は172,292千円(前年同期比94.3%)となりました。

③ 惣菜(サラダ・煮物他)

スーパーマーケットチャネルにおいては、当社の特徴である国産の地域の限定と今年のごぼうの風味の良さを店頭から伝えきれず、売上高は86,570千円(前年比99.6%)となりました。生協チャネルにおいては、野菜を加えてサラダの一品料理になる提案をしたところ、共稼ぎ世帯、一人二人世帯を中心に支持され、売上高は139,470千円(前年同期比102.5%)となりました。

この結果、惣菜(サラダ・煮物他)の売上高は226,041千円(前年同期比101.4%)となりました。

④ 非常食

地震、津波、水害等の災害時の食事として火と水が無くても美味しく食べられる事と、食物アレルギー物質特定原材料7品目不使用という点が評価され、学校・官公庁・企業等への販売が増加し、非常食の売上高は76,755千円(前年同期比216.8%)となりました。

⑤ 配慮食

各地の食物アレルギーの子を持つ母親の会と連携し、患者さんへ直接のご案内を丁寧に行った結果、生協、ダイレクト販売等での販売が増加し、配慮食の売上高は26,182千円(前年同期比132.6%)となりました。

⑥ その他

子会社のイシイ産業株式会社で行なっている地域との取り組みにおいて、千葉県内の製造商品を地域の道の駅、直売所等に販売した結果売上が増加し、その他の売上高は52,053千円(前年同期比114.8%)となりました。

(単位:千円)

製品別売上高

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 

 

(27.4.1~27.9.30)

(28.4.1~28.9.30)

比較増減

 

金   額

構成比

金   額

構成比

金   額

趨勢比

 

 

 

 

食肉加工品
(ハンバーグ・ミートボール他)

4,368,223

89.6

4,305,306

88.6

△62,917

98.6

炊き込みご飯の素・まぜご飯の素

182,640

3.8

172,292

3.5

△10,348

94.3

惣菜(サラダ・煮物他)

222,914

4.6

226,041

4.7

3,127

101.4

非常食

35,408

0.7

76,755

1.6

41,347

216.8

配慮食

19,738

0.4

26,182

0.5

6,443

132.6

その他

45,323

0.9

52,053

1.1

6,729

114.8

合   計

4,874,248

100.0

4,858,631

100.0

△15,617

99.7

 

 

(単位:千円)

(チャネル別内訳)

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 

 

(27.4.1~27.9.30)

(28.4.1~28.9.30)

比較増減

スーパーマーケット・小売店他

金   額

構成比

金   額

構成比

金   額

趨勢比

 

 

 

 

食肉加工品
(ハンバーグ・ミートボール他)

4,138,545

93.1

4,074,197

93.0

△64,347

98.4

炊き込みご飯の素・まぜご飯の素

163,373

3.7

154,869

3.5

△8,504

94.8

惣菜(サラダ・煮物他)

86,903

2.0

86,570

2.0

△332

99.6

非常食

5,530

0.1

9,424

0.2

3,894

170.4

配慮食

8,536

0.2

11,717

0.3

3,180

137.3

その他

39,851

0.9

44,768

1.0

4,916

112.3

合   計

4,442,741

100.0

4,381,548

100.0

△61,193

98.6

 

 

宅配・生協・官公庁他

金   額

構成比

金   額

構成比

金   額

趨勢比

 

 

 

 

食肉加工品
(ハンバーグ・ミートボール他)

229,678

53.2

231,108

48.5

1,430

100.6

炊き込みご飯の素・まぜご飯の素

19,266

4.5

17,423

3.7

△1,843

90.4

惣菜(サラダ・煮物他)

136,010

31.5

139,470

29.2

3,459

102.5

非常食

29,877

6.9

67,330

14.1

37,453

225.4

配慮食

11,201

2.6

14,465

3.0

3,263

129.1

その他

5,471

1.3

7,285

1.5

1,813

133.1

合   計

431,506

100.0

477,083

100.0

45,576

110.6

 

 

    (2)資産、負債及び純資産の状況

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は81億5百万円(前連結会計年度末比3億70百万円増)となりました。主な要因は、現金及び預金の増加2億20百万円、売掛金の増加1億84百万円、原材料及び貯蔵品の増加49百万円、有形固定資産の減少99百万円であります。

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債は47億21百万円(前連結会計年度末比6億36百万円増)となりました。主な要因は、買掛金の増加62百万円、短期借入金の増加2億円、未払費用の増加65百万円、社債の増加3億円であります。

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は33億83百万円(前連結会計年度末比2億66百万円減)となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上2億19百万円、配当金の支払52百万円であります。

 

    (3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は26億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億50百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により減少した資金は1億44百万円(前年同期は1億74百万円の減少)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純損失、減価償却費の計上及び売上債権の増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により増加した資金は9億60百万円(前年同期は12億89百万円の減少)となりました。主な要因は、定期預金の払戻による収入、有形固定資産の取得による支出であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により増加した資金は4億34百万円(前年同期は1億14百万円の減少)となりました。主な要因は、短期借入金の純増加、社債の発行による収入、配当金の支払額であります。

 

    (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。

 

① 基本方針の内容

 

当社は、金融商品取引所に株式を上場している者として、市場における当社株式の自由な取引を尊重し、特定の者による当社株式の大規模買付行為であっても、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものである限り、これを一概に否定するものではありません。また、当社に対して大規模買付提案(買収提案)が行われた場合に、当該大規模買付提案を受け入れるか否かは、最終的には株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであると考えます。

しかし、株式の大規模買付提案の中には、その目的等から見て、当社が蓄積してきました多くのノウハウ・知識・経験について理解のないもの、ステークホルダーとの良好な関係を保ち続けることができない可能性があるもの、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を損なうおそれのあるもの、株主の皆様に株式の売却を事実上強制するおそれのあるもの、当社グループの価値を十分に反映しているとは言えないもの、あるいは株主の皆様が最終的な決定をされるために必要な情報が十分に提供されないもの等、当社の企業価値・株主共同の利益に資さないものもありえます。

そこで、そのような提案に対しては、当社は、買収者に株主の皆様のご判断に必要かつ十分な情報を提供させること、さらに買収者の提案が当社の企業価値及び株主共同の利益に及ぼす影響について当社取締役会が評価・検討した結果を株主の皆様に当該提案をご判断いただく際の参考として提供すること、場合によっては当社取締役会が大量買付行為または当社の経営方針等に関し買収者と交渉または協議を行うことが、当社取締役会としての務めであると考えております。

以上のような見解に基づき、当社取締役会は、当社に対する買収行為が、一定の合理的なルールに従って行われることが、当社及び当社株主全体の利益に合致すると考え、事前の情報提供等に関する一定のルール(以下、「本プラン」といいます。)を設定することとしました。

 

② 基本方針の実現に資する特別な取組み

 

当社は、創業以来、食の安心・安全を第一に考えて、おいしい良質な調理済食品の製造販売を行ってきております。また、品質管理方法においても、品質管理番号システムを採用することで品質管理を徹底し、原材料の履歴と製造工程の管理状況がわかる独自のシステムを導入しております。また、同時に検査体制も充実させることで食の安心・安全の実現を担保しております。

そうした中、当社は、他社では真似のできない、無添加調理方法、品質管理方法、厳選素材の入手ルート等、数多くのノウハウ・知識・経験を蓄積してきており、これらのノウハウ等から生み出される安心・安全かつおいしい良質な食品を製造販売することで、数多くのお客様及び取引先等のステークホルダーとの間に信頼関係を築き上げてまいりました。

当社は、これからも当社独自の品質管理方法、無添加調理方法、厳選素材の入手ルート等の当社が有するすべての技術・ノウハウをベースとして、これら技術・ノウハウの質を日々たゆまぬ努力により一層向上させながら、お客様に満足していただける安心、安全かつおいしい良質な食品の提供を提案し続けてまいります。当社の企業価値は、このような、技術力・提案力により確保、向上されるべきであり、また、これを支えるお客様、取引先、従業員等のステークホルダーとの一体性こそが、当社の企業価値の源泉であると考えております。

当社は、このような経営姿勢を当社の企業理念である「地球にやさしく、おいしさと安全の一体化を図りお客様満足に全力を傾ける。」というメッセージに込め、すべてのステークホルダーの利益を追求し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の向上を図ってまいります。

 

 

③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み

 

当社は、平成28年6月24日開催の第75回定時株主総会において、「当社株式の大規模買付行為に関する対応策(買収防衛策)継続の件」について、承認を得ております。

本プランは、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保・向上させることを目的として、上記①に記載の基本方針に沿うものであり、当社株式等の大規模買付行為を行おうとする者が遵守すべきルールを明確にし、株主の皆様が適切な判断をするために必要かつ十分な情報及び時間、並びに大規模買付行為を行おうとする者との交渉の機会を確保することを目的としています。

本プランは、当社株式等の大規模買付行為を行おうとする者が遵守すべきルールを策定するとともに、一定の場合には当社が対抗措置をとることによって大規模買付行為を行おうとする者に損害が発生する可能性があることを明らかにし、これらを適切に開示することにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に資さない当社株式等の大規模買付行為を行おうとする者に対して、警告を行うものです。

また、本プランでは、対抗措置の発動にあたって、当社取締役会の恣意的判断を排除し、取締役会の判断及び対応の客観性、合理性を確保するための機関として特別委員会を設置し、発動の是非について当社取締役会への勧告を行う仕組みとしています。

なお、本プランは一般的なものであり、特定の大量保有者のみを意識したものではありませんが、現在の大量保有者にも、本プランは適用されます。

本プランの対象となる者は、特定株主グループ(注)の議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株券等の買付行為、または結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となる行為(いずれについても当社取締役会が同意したものを除くものとし、また市場取引、公開買付け等の具体的な買付方法の如何を問いません。以下、このような買付行為を「大規模買付行為」といい、大規模買付行為を行う者を「大規模買付者」といいます。)を行おうとする者です。

(注) 特定株主グループとは、当社の株券等(金融商品取引法第27条の23第1項に規定する株券等をいいます。)の保有者(同法第27条の23第1項に規定する保有者をいい、同条第3項に基づき保有者に含まれる者を含みます。)及びその共同保有者(同法第27条の23第5項に規定する共同保有者をいい、同条第6項に基づき共同保有者とみなされる者を含みます。)並びに当社の株券等(同法第27条の2第1項に規定する株券等をいいます。)の買付け等(同法第27条の2第1項に規定する買付け等をいい、取引所有価証券市場において行われるものを含みます。)を行う者及びその特別関係者(同法第27条の2第7項に規定する特別関係者をいいます。)を意味します。

なお、この大規模買付ルールの詳細につきましては、当社ホームページのIR情報に記載の「当社株式の大規模買付行為に関する対応策(買収防衛策)の継続に関するお知らせ」(平成28年5月13日付)をご参照下さい。
(http://www.ishiifood.co.jp/)

 

 

④ 不適切な支配の防止のための取組みについての取締役会の判断

 

当社を取巻く昨今の国内の食品市場は、少子高齢化の影響による人口減少により、国内の食品消費量は頭打ちの状況にあり、厳しい環境にあります。そうした中、食品会社各社は新たな需要を開拓するべく、自社による新商品開発にとどまらず、他社を買収することによりその会社が有する技術力を用いて商品開発等を行い、自身の業務を拡大しようとする動きが近年加速している状況にあります。

当社は、かかる認識のもと、自身が培ってきた独自の無添加調理方法、品質管理方法を軸とした高度な技術力に基づく食品業界固有のブランドと市場を開拓し、また、生産体制の効率化と製品競争力の強化を中心とした収益構造の確立を図りつつ、財務面では借入金に頼らない堅実な経営を推進することにより、持続的成長可能な食品会社となることを経営の基本方針として、企業価値及び株主共同の利益の向上に努めてきておりますが、当社を取巻く経営環境等の変化を背景に、以前にも増して、当社の卓越した技術力や財務健全性に着目した、当社の支配権取得を目的とした大規模買付行為が行われることも予想される状況になってきております。

当社取締役会は、①に記載の基本方針で謳っているように、大規模買付行為であっても、当社の企業価値及び株主共同の利益に資する買収提案であれば、これを一概に否定するものではありません。また、当社の株主構成は、現時点では当社の創業者親族等の株主が保有割合の上位を占めており、現段階で具体的に差し迫った買収のリスクが存在している訳ではありません。しかしながら、上記のような当社を取巻く経営環境等の変化を鑑みると、将来的に、当社の事業やビジネス・モデルに関する理解が十分ではない者による当社に対する大規模買付行為が行われた場合、当社の顧客・取引先等を含む重要なステークホルダーとの関係が崩壊し、当社の企業価値・株主共同の利益が著しく毀損されかねないこと、同時に、こうした状況に便乗した、当社の経営には関心のない、当社の技術力や健全な財務力の取得だけを目的とした買収者が現れる可能性も否定できません。さらに、当社の株主構成に関しても、当社の創業者親族等の株主の中には高齢の株主もおり、各々の事情に応じた譲渡、相続等の処分が行われる状況が具体的に予想され、今後一層当社の株式の分散化が進んでいく可能性は否定できず、将来的に現在のような安定した株主構成が維持されるとは限りません。また、当社の経営に直接関与していない創業者親族等による当社株式に関する権利行使については、それぞれ株主個人の判断のもとに行われており、当社がそれら権利行使について関与・コントロールするものではないことから、当社の経営権の取得等を目的とした大規模買付提案に際しても、大規模買付者に当社の経営を委ねるべきか否か等の一株主としての判断が、当社取締役会の判断とは異なる場合もありえます。したがって、当社取締役会は、今から当社の企業価値及び株主共同の利益を著しく害するような大規模な買収行為に備えた対応策を準備しておくことが、当社の企業価値及び株主共同の利益を守るためにも必要であると判断しました。また、その内容をあらかじめ定めておくことは、手続の透明性や関係者の予見可能性を向上させる意味でも適切なものであると考えたことから、今回、本プランを導入し、その内容を開示することとしております。

 

  (5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は30百万円であります。