当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続くなか、政府による各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、世界経済の下振れリスクなど不透明感が懸念されております。また、消費者物価の上昇などによる節約志向とともに選別消費の傾向が一層強まるなど、個人消費は回復を実感できないまま推移しました。
加工食品事業につきましては、お客様の節約志向が顕在化するなかで、競合他社との激しい価格競争が一層強まるなど厳しい環境が続いております。また、食肉事業につきましては、豚肉は、供給が回復傾向となり相場が引き続き弱含みで推移しております。牛肉は、出荷頭数の減少などから総じて相場が高値で推移する一方で、輸入冷凍牛肉の一部商品で大幅に相場が下落するなど、食肉全体では、不安定な環境が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、お客様に、より安全でより安心して召し上がっていただける食品を提供する総合食品メーカーとして、真に社会的存在価値が認められる企業を目指し、「基盤事業の強化」「多角化戦略の推進」「ローコスト経営の促進」などの基本方針を軸に企業活動を推進してまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比4.7%増の1,159億71百万円、営業利益は同12.8%増の21億37百万円、経常利益は同11.2%増の23億53百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同54.5%増の14億15百万円となりました。
セグメント別の業績の概況は、次のとおりであります。
① 加工食品事業
ハム・ソーセージ部門では、発売20周年を迎えました「燻製屋熟成あらびきウインナー」などの主力商品を中心に、「燻製屋のこだわりキャンペーン」の販売促進などを実施し積極的な売上拡大に努めました。また、好調に推移しております「燻(いぶし)特級ベーコン」「炙(あぶり)ばら焼豚」や、人気キャラクターを商品化した「ドラゴンボール超(スーパー)フィッシュソーセージ」などの新商品を投入し拡販を図りました。中元ギフトにつきましては、モンドセレクション食品部門において最高金賞を受賞しました商品を中心に詰め合わせた「王覇」「煌彩」シリーズなどの売上拡大に努めましたが、競合他社との販売競争激化などにより、当部門の売上高は前年同四半期比1.3%の減収となりました。
調理加工食品部門では、韓国家庭料理チゲの素「スンドゥブ」シリーズは販売促進キャンペーンを実施するなど積極的に拡販を図りました。また、一味違う本格メニュー「シェフの匠」シリーズに「マッサマンカレー」と「黒ハヤシ」を新たに加えラインナップの充実を図るとともに、「Soup BIZ(スープビズ)」シリーズへの温製タイプ投入や、生姜の香りと食感を楽しめるから揚げ「生姜チキン」など、新商品を積極的に展開しました。デザート・飲料類につきましては「SWEET CAFE」シリーズやブラックタピオカ入り飲料の「TAPIOCA TIME」シリーズなどの主力商品が引き続き好調に推移しました結果、当部門の売上高は前年同四半期比13.1%の増収となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比4.7%増の821億54百万円となりました。営業利益は、合理化によるコスト削減に努めたことなどにより、前年同四半期比46.8%増の20億42百万円となりました。
② 食肉事業
豚肉につきましては、国産ブランド豚肉の取り扱いの強化並びに輸入豚肉の拡販を図りました。牛肉につきましては、依然として相場が高値で推移するなか、売上高は、国産牛肉などの拡販により堅調に推移しましたが、輸入冷凍牛肉の一部商品の相場が大幅に下落したことから、収益面では大変厳しい状況となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比4.6%増の336億1百万円となりました。営業利益は、前年同四半期比96.6%減の13百万円となりました。
③ その他事業
その他事業の売上高は前年同四半期比15.5%増の2億15百万円、営業利益は前年同四半期比16.1%減の81百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金が17億62百万円増加しましたが、たな卸資産が25億52百万円減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ4億50百万円減少し、1,234億58百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金が16億50百万円増加、未払金が14億41百万円増加しましたが、有利子負債が41億83百万円減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ8億62百万円減少し、513億37百万円となりました。
純資産は、剰余金9億27百万円の配当がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益14億15百万円を計上したことなどから、前連結会計年度末に比べ4億12百万円増加し、721億20百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末から0.6%上昇し、58.1%となりました。
(単位:百万円)
| 前第2四半期 | 当第2四半期 | 増 減 額 | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,457 | 6,994 | 3,536 | |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △2,207 | △1,041 | 1,165 | |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △3,117 | △5,903 | △2,785 | |
現金及び現金同等物の四半期末残高 | 13,029 | 13,971 | 942 | |
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加などによる減少要因がありましたが、たな卸資産の減少や税金等調整前四半期純利益の計上などから、69億94百万円増加しました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備の増強・合理化や品質向上のための固定資産の取得による支出などから、10億41百万円減少しました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の返済や配当金の支払いなどから、59億3百万円減少しました。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末から49百万円増加し、139億71百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億60百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は、次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 | 資金調達 | 着手年月 | 完了予定 | |
総額 | 既支払額 | |||||||
安曇野食品工房㈱ | 兵庫工場 | 加工食品事業 | 調理加工食品製造設備の新設 | 916 | - | 自己資金 | 平成28年1月 | 平成28年6月 |
㈱マルシンフーズ | 栃木工場 | 加工食品事業 | 調理加工食品製造設備の新設 | 510 | - | 自己資金 | 平成27年11月 | 平成28年2月 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。